「 ネットワークの何か 」一覧

イングレスよもやま話

久しぶりにIngressについて書こう。あえて後ろ向きな言い方をすると、私のエージェント生活の大半は、敗北感と共にあった。

Ingressはプレイのために「外を歩き回る時間」が必要だ。最近のゲームには「行動力」にあたるパラメータを設けてプレイできる量を制限し、それを増やすアイテムに課金したりしているものもあるが、Ingressの場合は超シンプルに「行動力=プレイヤーの体力や可処分時間」であり、基本的には行動力のあるプレイヤーほど「強い」。

仕事やら何やらで思うように時間が取れない私は、たいして強いプレイヤーではなかった。毎日夕方から未明まで行動し続けたり、連日吞み会やいわゆる「飯テロ」をするプレイヤーのログを見て、これくらいの歳になって(Ingressのボリュームゾーンは30~40代である。私調べ)趣味に時間をたっぷり使えるって勝ち組だよなーと思ったりした。
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バラバシの「バースト!」と優先順位の話

バースト!」は「新ネットワーク思考」の著者であるアルバート・ラズロ・バラバシ氏の2冊目の著書であり、2012年に出ていた本。だが当時、Webの信頼する読み手の方々が口を揃えて「よくわからない」「難しい」と書いていたのを見て、ちょっと後回し…と敬遠し、それきりになってしまっていた。

バースト!  人間行動を支配するパターン

しかし、私の中ではバラバシ氏と共に近年もっとも影響を受けた「SQ」の著者であるダニエル・ゴールマン氏の「フォーカス」の翻訳が今度出ると知り、これは「バースト!」を先に読んでおかねば! と読み始めた。

「フォーカス」と「バースト!」。おそらくは両者とも「選択と集中」的な人間の行動の仕組みや法則を探ることがテーマだろう。社会ネットワークや脳神経社会学をテーマにしてきた2人の著者がそれぞれ「人間の行動」をテーマにしていることには重要な意味があるのだろうと感じた。

私が一読して解釈したレベルでは、「バースト!」はこれといって難しいことを言っていない。ひとことで言えば、人間個人や共同体、はたまた動物などの行動には、長い停滞期と、ときどき来る活性期(バースト)がある、といったことだ。
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