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「けものフレンズ」を見てたので感想を書く

ある日突然「けものフレンズ」がどえらく話題になり、人類滅亡後の世界なんじゃないかとかいろいろ不穏で面白げな噂も聞こえてきたので、見た。

正直なところ、第1話を見て今時のアニメーションとしてはクオリティ低すぎでは? と思った。が、知人がこのアニメはすべて3Dモデルであり、同じプロダクションの作品の中で質は順調に上がっているのだと教えてくれ、なるほどそれで見慣れない動きなのかと納得して、映像についてマイナス評価するのをやめた。

全体としてジャパリパークは極めて純度の高い理想の世界であるが、視聴者視点では何かあっらたすぐ壊れてしまいそうな危うさをビンビン感じる。そもそもフレンズから見えない範囲の設定に不穏な感じがあるし、繁殖や寿命について考えだしたら、かばんちゃんがより長くジャパリパークでフレンズと関わり、なんとなく指導的な立場に立つようになったら…などなどと世界のバランスを崩す要因もいろいろと思いつく。そんな世界を、やさしく見守るアニメでもあるのかなと思った。

言い換えると、映像のクオリティを含めて作品の世界観が視聴者の鑑賞態度を既定していた部分もあった気がする。相当に重いであろうジャパリバスを持って跳躍したり、何となくバッテリーの仕組みを皆が理解していたりとちょいちょい「どういう設定なんだ??」と思ったところはあったが、そういうところに無粋な突っ込みをするのでなく、謎めいた理想の世界が営みを続ける奇跡を見守りたいという気分であった。そして作品世界は期待どおりの謎めいた理想の世界であり続けた。

結果として、視聴者がやさしい気持ちになり癒される、そして、相手をプラス評価する習慣が身につく、みたいなことになっているのではないか。後者は期待を込めて言ってみただけだが。