「 ネットよもやま話 」一覧

切ると、自滅する:社会ネットワークのひみつ(5)

この文章は、社会的ネットワークと、その中での生き方について、息子(2013年現在、小学校1年生)が小学5、6年生ぐらいになったときに読んでくれる、という想定で書いています。

息子と、これから息子と関係していく方達に、何かの役に立ててもらうことができれば嬉しく思います。


前回「自分には細かく厳しく。周りにはおおらかに優しく」では、つながりを大切にしてやっていくための考え方を書いた。でも実際には、つながりを切りたくなることもある。ケンカをしたときには、勢いでアイツはもう絶交だ! と思うし、どうにもウマが合わない相手だっている。

今回は最終回ということで「切る」ことについて書きたい。

20131108 01

ネットワークのつながり(リンク)は、ときには切る/切れることもある。機械のネットワークで言えば通信なり電源なりを切ること、人のネットワークでいえば「縁を切る」ことが、それに当たる。これからの時代「リンクを切る」ということについては、ものすごくよく考えて、とことん慎重になるべきだ。 続きを読む


自分には細かく厳しく。周りにはおおらかに優しく:社会ネットワークのひみつ(4)

この文章は、社会的ネットワークと、その中での生き方について、息子(2013年現在、小学校1年生)が小学5、6年生ぐらいになったときに読んでくれる、という想定で書いています。

息子と、これから息子と関係していく方達に、何かの役に立ててもらうことができれば嬉しく思います。


前回「自分の「まともさ」を支える「自己肯定感」」では、社会でやっていくために必要になるものについて書いた。今回は、そこを踏まえて、社会でどのようにやっていこうか、という話になる。

20131103 01

変化に対応できる強さの原則

「送信するものに関しては厳密に、受信するものに関しては寛容に」という言葉がある。これは、機械のネットワークにおける通信の大原則だ。つまり、自分自身の言動は厳密に律し、ほかの人の言動は寛容に受け止めましょう、ということ。ジョン・ポステルという科学者が提唱したもので、「ロバストネス(変化に対応できる強さの)原則」とも呼ばれる。 続きを読む


自分の「まともさ」を支える「自己肯定感」:社会ネットワークのひみつ(3)

この文章は、社会的ネットワークと、その中での生き方について、息子(2013年現在、小学校1年生)が小学5、6年生ぐらいになったときに読んでくれる、という想定で書いています。

息子と、これから息子と関係していく方達に、何かの役に立ててもらうことができれば嬉しく思います。


前回「水泳好きも、バカも、肥満も「伝染」する」では、ネットワークの中でお互いが影響しあうという話をした。それを踏まえて、ネットワークの中で暮らす私たちにとって、大事なものがあるよ、というのが今回の話となる。

当たり前のことだけど、機械のネットワークは、ネットワークを構成するすべてが「まともに動く」ことを前提に成り立っている。

20131101 01

例えば、家のルーターが壊れたらインターネットに繋がらなくなってしまうから、修理なり交換なりをしなくてはいけない。ウイルスに感染した端末はまともではないから、ネットワークから遮断しないと、他の端末までウイルスにやられてしまう。ウイルスを駆除し、必要に応じて修理や交換をしないといけない。

人間のネットワークでも、まともじゃない人が周囲にいると、トラブルが起きたり、ものごとが予定どおりに進まなかったりして、おかしくなってしまう。だが、人間のネットワークでは、まともじゃない人がいたとしても、いろいろな事情によって、簡単には排除できない場合が多い。

それに、そもそも「まとも/まともじゃない」とは何なんだ? と考えだすと、なかなか難しい問題になる。 続きを読む


水泳好きも、バカも、肥満も「伝染」する:社会ネットワークのひみつ(2)

この文章は、社会的ネットワークと、その中での生き方について、息子(2013年現在、小学校1年生)が小学5、6年生ぐらいになったときに読んでくれる、という想定で書いています。

息子と、これから息子と関係していく方達に、何かの役に立ててもらうことができれば嬉しく思います。


前回「地球は丸かったし、世界はネットワークだった」では、前回は「社会(人間のネットワーク)はインターネット(機械のネットワーク)と似ている」という話をした。では、そこでどういうことが起きるのか? が今回の話。

ネットワークでは、自分が周囲に、また周囲が自分にと相互に影響し合い、お互いが変化していく。

20131028 01

例えばインターネットでは、どのコンピューターと接続しどんな情報をやりとりするかによって、自分の端末でできることが変わる。ゲームアプリを立ち上げてネット対戦を始めれば対戦を楽しむことができる。もしもウイルスが送られてきてしまったら、端末が壊れるかもしれない。周囲の影響で、楽しいことも悲惨なことも起こる。

人間のネットワークでも同じようなことが起きる。例えば、小学1年生の君はサッカーが好きだ。幼稚園のときからサッカー教室に入っていたし、小学校に上がってからは、少々レベルが高い(と思われる)新しいサッカー教室に入った。

関心がないとリンクせず、影響は薄くなる

幼稚園のときの君は、特に上手な子を「自分とは異次元の存在だ」という感じで見ていたんじゃないかと思う。つまり、あのレベルに自分が行く必要はないという感じで、ある意味で関心が切れてしまっていた。しかし、新しい教室ではみんな上手だから、自分もそのレベルを目指さないと! と気持ちが変わったんじゃないかな。 続きを読む


地球は丸かったし、世界はネットワークだった:社会ネットワークのひみつ(1)

この文章は、社会的ネットワークと、その中での生き方について、息子(2013年現在、小学校1年生)が小学5、6年生ぐらいになったときに読んでくれる、という想定で書いています。

息子と、これから息子と関係していく方達に、何かの役に立ててもらうことができれば嬉しく思います。


Cut3

見えない「つながり」を想像してみよう

これから「世界をどう見るか?」という話を、したいと思う。

ずっと昔、世界はゾウやカメの背中に乗っていると考えていた人たちがいたらしい。だけど、今そんなふうに考えている人は、おそらくいない。もう少し進んだ時代では、世界は平らで、端から海の水がこぼれていると考えられていたそうだけど、今では「地球」という天体であるとされている。太陽が地球の周りを回っている(天動説)というのは勘違いで、本当は地球が太陽の周りを回っていた(地動説)。

これから話したいのは、そうした世界の見方の、いちばん新しいやつについてだ(なお「世界」の意味はちょっと変わって、地理的な意味での世界ではなく、世界中に暮らす人間の社会という意味での「世界」のことになる)。

私たちの社会は「ネットワーク」である、という発見がある。ネットワークといえば、インターネットがイメージしやすい。教科書に、世界中のパソコンやスマートフォンが通信回線でつながっているインターネットの絵が載ったりしているだろうか。

パソコンやスマートフォン、ゲーム機などの多くは、Wi−Fiでインターネットに繋がっている。目には見えないけれど、ネットワークでほかの機器と繋がって、ネットワークの中にある。

人間も同じだ。目には見えないけれど、私たちはみんな、家族や友達などと、つながり(関係)がある。なんなら、君の頭のあたりから何かヒモ状のものが伸びて、周りの人たちとつながっている様子を想像してみると、人間の社会ネットワークのイメージができあがる。 続きを読む


「社会ネットワークのひみつ」という文章を書いてみます

インターネットのコミュニケーションと社会的ネットワークに興味を持ち、学んだり体験したりしてきたことを、何らかの形でまとめておきたいと以前から思っていました。が、書こうと思うと書くべきことが膨大にある気がして、なかなか手を付けられずにいました。

20131025 11

が、「膨大にしない」ことを自分に課して、また、想定読者が定まらないと書けなかったので、「うちの息子が小学5、6年生になったら読む」という想定で、書き始めてみました。タイトルは親子2代でお世話になる、学研のひみつシリーズへのオマージュということで……。 続きを読む


災害などの緊急情報をプッシュ通知で受け取れる「Twitterアラート」始まる

Twitterがまた、情報インフラとしての存在感を高めるサービスを出してきました。日本気象協会、東京消防庁など8つのアカウントから、緊急時にプッシュ通知で重要なツイートを情報を受け取ることができる「Twitterアラート」です。

20130927 01

日本、韓国、米国の3カ国で「Twitterアラート」の提供を始めます。この機能は非常時のコミュニケーションを目的とし、信頼できる機関からアラートのマークを付けて出された重要なツイートをスマートフォンのプッシュ通知で受け取ることができるものです。
Twitterブログ: Twitterアラートが始まりました

国内ではスマートフォン向け緊急地震速報があったり、さらには国内だとLINEが首相官邸アカウントで災害情報の発信(LINEなのでプッシュ通知あり)を行ったりしているので、その対抗のような印象もあります。

ただ、LINEでは首相官邸アカウント以外に災害情報の提供などをするアカウントが充実する気配がありません。一方でTwitterは、日本気象協会(全国っぽい)、東京都防災(東京だけっぽい)、嘉悦学園(学校関係者だけ?)と、若干よくわからない感じながらも、ローカルなアカウントを徐々に増やしながらピンポイントな情報提供をしていこうという狙いのようです。 続きを読む


「高校生はネット規制法で、大学生になったとたん実名SNSやらネット就活やら求められるよ問題」を考える

今朝、気になるツイートを目にしました。学生に接する機会も多いであろう白田秀彰氏をして、それは今「なんかふと思った」程度のことなんだなあ、と。

この点は個人的には非常に気になっていることなのですが、何と言いますか、興味を持っていないと払っていない人と見えにくい部分ではありそうです。

例えば高校生→大学生で周囲はガラリと変わりますし、大人として、両方に接する機会を持つ人もかなり限られるでしょうから、両方を連続して認識する機会を持つ人も少ないはです。 続きを読む


3Dプリンター×盲学校で「さわれる検索」というソリューション

先日、ヤフージャパンが「さわれる検索」というサービスを発表し、ニュースになりました。3Dプリンターを利用して、検索結果が立体物として出てくるというものです。

さわれる検索 – Yahoo! JAPAN
20130919 01

ニュースをちらりと見たところでは「流行りの技術を利用したおもしろサービスか」ぐらいにしか思わなかったのですが、さわれる検索(上記リンク)で公開されているムービーを見ると、なるほどと唸りました。

盲学校に3Dプリンターというのは、ものすごく新しい可能性を拓きそうな組み合わせです。ヤフージャパン、マジヤバイ。パない。 続きを読む


Googleアナリティクスのレポートを簡単に見る、ブロガー必須のChrome拡張機能「Client for Google Analytics」

Googleアナリティクスのレポートは見たい。でも毎度ログインするのはめんどい、という人向けのアプリは複数ありますが、多くは有料です。

ですがGoogle Chromeの拡張機能として公開されている「Client for Google Analytics」は無料で、PV、検索キーワード(オーガニック検索)、参照元サイトなどをこまめにチェックしたいブロガーには、十分な機能を持っています。

Client for Google Analytics
20130911 01

インストールは、上記のページから行います。 続きを読む