「 ネットよもやま話 」一覧

子供時代の「答え合わせ」という育児書の読み方

赤ちゃんが生まれるのに備えて育児書を読んでいると、いろいろと書いてあります。「抱き癖が付くから抱っこしちゃダメ」という数十年前の考えは間違っています。むしろ泣くのに応じて抱っこしてあげることが、自己肯定感を育むことに繋がります、とか。

育児書にも早期教育重視モノ等いろいろあり、一概には言えませんが、赤ちゃんのケアのハウツーや、子供といかに付き合うかのノウハウといった王道の本を読んでいるとしましょう。こちらの本(↓)など、おすすめです。

忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス
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こうした育児書を読みながら、自分の子供時代を思い出すと、親が何をしてくれたか(または、してくれなかったか)、結果、自分にどのような影響があったのか、見事に「答え合わせ」ができます。

答え合わせからの発見

どこにもパーフェクトな親はいないでしょう。そして、今度は自分が親の立場になる、という意識で考えてみると、欠けていた部分は単に[下手/無能/無知/努力不足/etc.お好きな言葉をどうぞ]であったのだ、という結論に辿り着けるのではないでしょうか。スキル面しかり、親としての心構えしかり。 続きを読む


「機能不全家族」に関して考えたこと

noteを探していて見つけた記事です。

機能不全家族の中で育ち、寛解するまでの10のステップ | 斧田 小夜 | note

なるほど……と感じた一方で、自分が経験したこととまったく違うことに、軽い驚きがありました。私が育った家族も機能不全家族の仲間にぜひ入れてほしいと思いますが、10ステップ全部身に覚えがありません。違いすぎて驚きました。 続きを読む


「note」で大事なのはコンテンツよりも関係性

あちこちで話題の「note」を始めてみました。

note ――つくる、つながる、とどける。
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Twitterの反応など見る限りでは「少額課金ができ、誰でも使えるコンテンツ配信プラットフォーム」といった印象しかなかったのですが、実際使ってみると、これはもうちょっと違うモノと捉えていいなと感じました。 続きを読む


愛される才能

息子を見ていると、人には「愛される才能(能力)」というパラメータもあるのだな、と感じます。

ここでは「愛される」とは、「愛情をベースとした人間関係を結ぶ、維持する、発展させる」ということを指しています。どんなに愛されていても、ときには利害が対立したり、許せないことがあったり感情がもつれたりもするが、そこを乗り越えていく、ということでの「愛される」です。

人の心を他者が知ることはできません。自分に愛情が向けられているのか、その愛情がどの程度のものか直接知ることはできず、相手の態度や言動から推察するしかない、となると、相手の愛情が信じられなかったり、ときに緊張する関係の中で、相手とどう距離を取っていいのか悩んだり、ということもあります。 続きを読む


正解がない問いにどう答える? 「こころのふしぎ なぜ? どうして?」書評

最近、あちこちの書店で平積みにされているので、気になって買ってみました。「さんすうのふしぎ」「かがくのふしぎ」など、多くのシリーズがある児童向け「マンガで解説」的なシリーズです。

こころのふしぎ なぜ?どうして? (楽しく学べるシリーズ)
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算数や科学と違って、こころの問題には単一の「正解」が存在しない問いが多くなるはずですが、そこに、どのような回答が示されるのでしょうか?

本書は大きく「心のふしぎ」「いのちのふしぎ」「かぞく・友だちのふしぎ」「ルールのふしぎ」の4章に分かわれていて、子供が発しそうな疑問に絵ときで回答していく形となっています。

そして、章立てから想像できるように、人間の心の奥を探る生理心理学的な内容よりも、社会心理学的な内容が濃くなっています。

最初の問いは「心って、どこにあるの?」。その後には例えば「おばけは、どうしてこわいの?」「かぜで学校を休むと、ちょっとワクワクするのはどうして?」「楽しいことだけずーっとしていたいんだけど、いい?」といったものが続きます。 続きを読む


引っ越し準備中のWebはおもしろ不動産広告だらけで辛いので、行動ターゲティング広告を停止させた

Web広告の寛容度が高いユーザーであろうと考えている私ですが、最近の引っ越し準備中、あまりにも不動産情報サイトの広告が辛いので、行動ターゲティング広告を無効化しました。

私の体感での話ですが、「引っ越し準備中のユーザーへの不動産関連広告」には、2つの大きな問題点があると思います。

  • 出現頻度が異常に高い。だいたい8割のWebページにスーモ、残り2割にアットホームの広告がもれなく出る感じ
  • 広告が面白すぎる。動きがいいし、無視しがたい好条件物件や、珍妙な間取り図などが次々と出てきてついクリックしたくなり、仕事に支障が出るレベル

不動産関連の広告はきっと(賃貸関係でも)けっこう高単価なんだろうと思うのですが、ちょっと出すぎなんじゃないですかね……。 続きを読む


WIRED.jpが1年かけて「新しいライフデザイン」の特集をするそうです

最近知ったのですが、WIRED.jpで「ライフデザイン」をキーワードにした特集が行われています。日本独自の企画のようです。

Evernoteのフィル・リービンCEOが語る「未来のライフデザイン」:特別連載企画「WIRED Lifestyle」« WIRED.jp
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WIREDでは「Luxury, but Comfort—素晴らしき未来のライフデザイン 10人からの提言」と題した“ラグジュアリーの新定義”を考える連載を、2014年1月からスタートする。ものを所有することとは違う“自分にとって本当に大切なものとは何か”を考えるヒントを、10人のゲストとともに考えていきたいと思う。
2014年、WIREDは1年をかけて「新しいライフデザイン」を考える « WIRED.jp

デジタル機器は私たちの生活に浸透し、その便利さ——仕事の速さ、正確さ、圧倒的な情報量、疲れを知らない継続力、等々によってヒトを圧倒しつつあります。

この先もデジタルの影響を受けるままでいるのか、それとも、どこかで線を引いて便利さを遮り、何か別の価値を育てていくのか……。と、改めて問われれば大抵は後者を選ぶでしょうが、ではそれは具体的にはどういうもので、どのようにすれば得られるのか、というのは、非常に気になるテーマです。 続きを読む


もしも「アンネの日記」が電子書籍だったら破損事件は起こらないか?

都内の図書館などで確認された「アンネの日記」破損事件が話題です。そこで、ふと思うのが「『アンネの日記』が電子書籍の形で提供されていたら、どうだったか?」ということです。

書物は論破できないから焚書される

「声の文化と文字の文化」(W-J・オング)には、「声」に対する「書物」の特性として、次のようなことが述べられ、焚書に至る「書物との対立」の起こる理由が語られています。

声の文化と文字の文化
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モノを見る解像度と「主語の大きな人」問題

世の物事を見る「解像度」について、最近ちょっと考えています。

身近なものは詳細に(高解像度で)見えるけれど、遠くのものは大まかに(低解像度で)しか見えない。これは、ごく当たり前のことです。例えば、東京人にとって23区の間の違いは重要ですが、鳥取と島根の違いはさして重要ではありません。

しかし、日々を漫然と過ごしていると、身近なものを見る目はくもって解像度を失い、メディアからプッシュされてくる遠くの粗い情報ばかりが脳を埋めてしまうことがあります。

特に、毎日の生活や仕事が単調で刺激が弱くなり、忙しさにかまけてメディアも「目立つところをかいつまんで」みたいなことをしていると、てきめんにダメになってしまいますね。特にネットでは解像度の低いメッセージをでかい声で発する人が良くも悪くも(主に後者の方で)よく目立ちます。

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例えばオリンピックは、テレビやWebのニュースだけを見ていると「誰々が何メダル」ぐらいしか記憶に残りませんが、競技のライブ中継を見ていれば、それよりもはるかに解像度高く、メダルを取った取れなかっただけではないものを見ることができます。

珍しく男子フィギュアスケートの中継を見て、メダルを取ったの取らないのだけを気にすることが、なんと味気ない見方かと、改めて感じました。とはいえ「たいして興味はないけど話のタネとして知っておきたい」といった向きには、ニュースの報道の仕方はちょうどいいのでしょうが。 続きを読む


「他者に期待しない」って難しい

「心穏やかに暮らしたいなら他者に期待しないこと」「夫婦円満のためには相手に期待しないこと」てなことが、立派なカウンセラーや先生の言葉として、よく本に書かれている気がします。

何冊かそのような本を読み、言わんとしていることは理解できるようになったつもりなのですが、なんで「期待」という言葉を使うんだろう? と、いつも思います。

だって、何の前提もない状態でいきなり「私はあなたに期待していません」と言われたら、ああどうしようもなく見放されているのだな、と思うでしょう。ネットで「俺は他人に期待しないぜ」とつぶやけばきっと軽く炎上すると思いますが、前後の文脈がないと、単に無頼気取りの勘違いした奴に見えてしまいます。 続きを読む