「 社会的ネットワーク 」一覧

PC遠隔操作事件、急転直下の展開への驚きと不可解

いわゆるPC遠隔操作ウイルス事件で、片山被告が自分の犯行を認めたという急展開。朝の一報から、その場合に考えられるあまりにも合理性に欠ける展開を想像し、その後に被告の弁護人である佐藤弁護士の会見で語られた実際の展開を読んで、なんとも言えない、視聴者の予想の裏を3周半ぐらいかいた2時間ドラマを見せられたような気分になっています。

佐藤弁護士の会見内容は、以下に詳しいです。

こちらによると、遠隔操作ソフトウェアは「やってみたらできてしまった」というものだそうです。これには「黒い知的好奇心を抑えられなかった」程度の幼稚な悪意と、特別に高いわけでない技術力を持ち合わせた人間が世界のどこかにいただけで、自分の人生が吹っ飛ばされる可能性があるのだなあ、と世の不条理を感じます。 続きを読む


デレク・シヴァーズの社会運動論を説明する、ダンカン・ワッツの「流行」モデル

読書メモをもうひとつ。デレク・シヴァーズ氏の「社会運動はどうやって起こすか?」。社会運動(ムーブメント)を起こすためには最初の賛同者、2番目に行動を起こす人物が重要であるという、有名なプレゼンテーションです。

ムーブメントの起こる仕組みを「同期」の観点から解析した記述が、スティーヴィン・ストロガッツ氏の「SYNC」にありました。 続きを読む


キスに至るシンクロニシティと同期の科学

読書メモです。河合隼雄「日本人の心」に、河合隼雄氏と科学史家の伊東俊太郎の対談「宗教と科学」が収録されています。

日本人の心
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この中で、宗教と科学が対立するもののように捉えられ出したのはここ200年ほどの近代科学だけである。近代科学は厳密化し宗教を排除した。実証主義が徹底されたことで物質の背後にいある暗在系/無意識が見えなくなってしまった、という話の中で、河合氏がユングの提唱した「同時性」(共時性・シンクロニシティ)を取り出します。 続きを読む


Amazon アソシエイト、Google AdSenseのレポートを見るiPhoneアプリ+α

前の記事のGoogleアナリティクス関連アプリに続いて、AmazonアソシエイトとGoogle AdSenseのレポートを見るために使っているiPhoneアプリです。こちらは数も少なく、AdSenseは公式のアプリがあるので、迷う余地はさほどありませんが、一応。

▼前の記事:
iPhoneでGoogleアナリティクスを見るために選んだアプリ4本 | Heartlogic

こうしたレポートをiPhoneで見ることのメリットは、「パソコンで漫然とレポートを見る時間を減らせる」ことだと、個人的には感じています。

収益もアクセスもたいしてないんだし、iPhoneでわざわざ見るほどではないよなあ……と以前は思っていたんですが、現在では、むしろパソコンでわざわざ見るほどではないから、iPhoneで見るようにした方がスキマ時間を当てられて有益だと考えるようになりました。

実際、寝起きのゴロゴロしている時間や、移動中の時間とかにレポート見ることが多く、パソコンの前に座ったときに「あ、あれチェックしとこ」式の雑念が入る余地を減らせるのは、全体としての効率アップ、または少なくとも、作業が横道に逸れることの防止になっています。

AmReportLite:注文&売上レポートを簡単に確認

Amazonアソシエイトの注文レポートと売上レポートを確認できるアプリです。[商品]をクリックすることで、売上になった商品、注文された商品、クリックされた商品を確認することもできます。無料。

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有料版の「AmReport」(500円)では昨日/過去1週間/今月/先月などの期間指定ができるとのことですが(無料版では今月のみ)、iPhoneからそこまで細かく見たくなる機会がないので、買うタイミングを掴めていません。 続きを読む


iPhoneでGoogleアナリティクスを見るために選んだアプリ4本

iPhoneからGoogleアナリティクスのアクセス解析レポートをこまめに見ようと、ここのところApp Storeでアプリを物色していました。

種類が多く、機能もいろいろで選びあぐねていたのですが、結局、見たいディメンションまたは指標ごとに、4本のアプリを使い分けることに落ち着きました。その4本を紹介します。

Analytiks:インフォグラフィックス風で楽しい。状況の比較がわかりやすい

モザイクをかけると何のこっちゃという感じになってしまいますが、「Analytiks」は、主要な指標をインフォグラフィックス風の美しいレポートとして表示してくれるのが特長のアプリです。200円。

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その代わり、見られる指標や期間は限定されていて、当日、よび当月のPV、前日/前月との比較、Facebook、Twitter、Googleからの誘導の比率、ビジター(訪問数)です。

iPhoneからレポートを見るとき、とりあえず知りたいのはPVと、「昨日と比べてどんな感じか?」というところであることが多いので、このアプリはちょうどいいレポートを出してくれます。表示が高速なのもありがたいところ。 続きを読む


子供時代の「答え合わせ」という育児書の読み方

赤ちゃんが生まれるのに備えて育児書を読んでいると、いろいろと書いてあります。「抱き癖が付くから抱っこしちゃダメ」という数十年前の考えは間違っています。むしろ泣くのに応じて抱っこしてあげることが、自己肯定感を育むことに繋がります、とか。

育児書にも早期教育重視モノ等いろいろあり、一概には言えませんが、赤ちゃんのケアのハウツーや、子供といかに付き合うかのノウハウといった王道の本を読んでいるとしましょう。こちらの本(↓)など、おすすめです。

忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス
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こうした育児書を読みながら、自分の子供時代を思い出すと、親が何をしてくれたか(または、してくれなかったか)、結果、自分にどのような影響があったのか、見事に「答え合わせ」ができます。

答え合わせからの発見

どこにもパーフェクトな親はいないでしょう。そして、今度は自分が親の立場になる、という意識で考えてみると、欠けていた部分は単に[下手/無能/無知/努力不足/etc.お好きな言葉をどうぞ]であったのだ、という結論に辿り着けるのではないでしょうか。スキル面しかり、親としての心構えしかり。 続きを読む


「機能不全家族」に関して考えたこと

noteを探していて見つけた記事です。

機能不全家族の中で育ち、寛解するまでの10のステップ | 斧田 小夜 | note

なるほど……と感じた一方で、自分が経験したこととまったく違うことに、軽い驚きがありました。私が育った家族も機能不全家族の仲間にぜひ入れてほしいと思いますが、10ステップ全部身に覚えがありません。違いすぎて驚きました。 続きを読む


「note」で大事なのはコンテンツよりも関係性

あちこちで話題の「note」を始めてみました。

note ――つくる、つながる、とどける。
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Twitterの反応など見る限りでは「少額課金ができ、誰でも使えるコンテンツ配信プラットフォーム」といった印象しかなかったのですが、実際使ってみると、これはもうちょっと違うモノと捉えていいなと感じました。 続きを読む


愛される才能

息子を見ていると、人には「愛される才能(能力)」というパラメータもあるのだな、と感じます。

ここでは「愛される」とは、「愛情をベースとした人間関係を結ぶ、維持する、発展させる」ということを指しています。どんなに愛されていても、ときには利害が対立したり、許せないことがあったり感情がもつれたりもするが、そこを乗り越えていく、ということでの「愛される」です。

人の心を他者が知ることはできません。自分に愛情が向けられているのか、その愛情がどの程度のものか直接知ることはできず、相手の態度や言動から推察するしかない、となると、相手の愛情が信じられなかったり、ときに緊張する関係の中で、相手とどう距離を取っていいのか悩んだり、ということもあります。 続きを読む


正解がない問いにどう答える? 「こころのふしぎ なぜ? どうして?」書評

最近、あちこちの書店で平積みにされているので、気になって買ってみました。「さんすうのふしぎ」「かがくのふしぎ」など、多くのシリーズがある児童向け「マンガで解説」的なシリーズです。

こころのふしぎ なぜ?どうして? (楽しく学べるシリーズ)
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算数や科学と違って、こころの問題には単一の「正解」が存在しない問いが多くなるはずですが、そこに、どのような回答が示されるのでしょうか?

本書は大きく「心のふしぎ」「いのちのふしぎ」「かぞく・友だちのふしぎ」「ルールのふしぎ」の4章に分かわれていて、子供が発しそうな疑問に絵ときで回答していく形となっています。

そして、章立てから想像できるように、人間の心の奥を探る生理心理学的な内容よりも、社会心理学的な内容が濃くなっています。

最初の問いは「心って、どこにあるの?」。その後には例えば「おばけは、どうしてこわいの?」「かぜで学校を休むと、ちょっとワクワクするのはどうして?」「楽しいことだけずーっとしていたいんだけど、いい?」といったものが続きます。 続きを読む