「 子供と遊び・学び 」一覧

映画「この世界の片隅に」を家族で観た

打ちのめされて言葉もない。が、「観た」だけで終えるのも何なので、何か書いておく。

個人的な好き嫌いで言えば、好んで観たいジャンルの作品ではない。ただ、くっそ苦い草も最適な料理人が最適な調理法で煮込んだり干したりなんかいろいろしたらそこから「滋味」とでも言っとくしかないような形容しがたい不思議な味わいが出てくることがあるよねみたいな、そういう作品だと思う。原作は読んだことがあったなと思ったけど、それは「夕凪の街 桜の国」で、こちらは未読だった。

超気が進まない様子(気持ちはよくわかる)の息子を連れて、家族で観に行った。観終わったときにはげっそりした顔で「やっぱり観たくなかった」と言っていたが、原爆のことや広島や呉のことなどへの関心は芽生えたようでいろいろと聞かれたし、「オバマが広島に来た意味がわかった」とも言っていた。なるほど、そこに繋がるのか。

何かを「知る/知っている」ことが、必ずしも幸福や利益につながるとは限らない。本作の主人公である「すず」やまわりの人たちは、後世の私たちが知っていることの多くを知らない。しかしまあ、知らないでいるよりも知っていた方が、少なくとも運命を適切に受け入れられるようになるはずで、それが価値の1つだ、というのが多くの人の行動を支える原理ではないかと思う。

映画で語られた場面のあと、すずは多くのことを知ったり経験したりしただろう。私は、当時に暮らす人たちの生活感や視座のひとつを経験した(気になった)。息子はこれから見聞きするであろう多くのことと、本作を関連付けて考えるのだと思う。

それらは必ずしも楽しさや利益に直接結び付くものではないかもしれないが、何というか、たぶん「手札が増える」みたいな感じになるんじゃないかなあ。細かい札かもしれないけど。


家族で漢検を受けた記録(受験級の選択、申し込み方法、勉強方法)

息子が急に漢検に興味を示したので、家族で受けることにした。申し込みや試験のための勉強でやったこと、反省点などをメモしておく。

漢検とは

日本漢字能力検定協会が年に3回実施している検定。10~5級は小学校1~6年生、4級は中学校在学程度、3級は中学校卒業程度、2級は高校卒業程度の難度とされる。そのほかに準2級、準1級、1級もある。

個人的には興味がなく、以前に何かスキャンダルがあったよな程度の認識しかなかったが、まあ、いい機会ではないかと思って受験してみることにした。

▼日本漢字能力検定協会のサイト
公益財団法人 日本漢字能力検定協会

家族で同じ会場にする場合は郵送の申し込みが必要

試験は6、10、1~2月と年に3回行われるそうで、それぞれ3カ月前ぐらいから申し込みが始まるようだ。

漢検の申し込みはわりとハイテクで、Webから楽天IDによる決済で申し込んだりできる。しかし、家族で同じ試験会場にするためには、書店支払いで願書を郵送するという最も原始的な方法ではないとダメらしい。

6月受験の小学生は前の学年相当の級を受ける子が多い

今回、私は2級、妻は3級、息子(小4)は7級を受けることにした。7級は小学4年生相当。どうせ受けるなら4年の1学期に4年生の漢字全部でもいいんじゃないの? と思ったが、4年生が6月に受けるなら8級(3年生相当)が普通らしい。

問題集などをやっている感じでは7級でもけっこう好成績だったようだが、本番はあまりよくなかったようだ。試験1カ月前ぐらいから過去問題の点は良かったので油断していたけど、もっときちんと見てやればよかったなというのは今回の反省点。

わりと珠算検定の日程が近い

あとでわかったのだけど、珠算検定(6級以上)も6月、10月、2月ぐらいに行われるらしく、そろばんもやっている息子にとっては、この2つのスケジュールがぶつかる(実際、漢検の試験の直前にそろばん教室で珠算検定対策をやっていたぐらい)。負担を軽くする意味でも8級にしておくのがいいのかもと思った。

2級受験のための勉強時間は50~70時間ぐらいだった

受験にあたり、問題集を2冊買った。

日本漢字能力検定協会が出している過去問題集は、前年度の2級の試験全13パターンを収録したもの。試験本番のシミュレーションとしてはいいが、範囲的には狭く、これ1冊だけでは不安がある。

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高橋書店の問題集はボリュームがあり、評価も高い。平日はこちらの問題集をやって、間違った問題を単語帳に書き出して復習しつつ、休みの日に過去問題集をやる→間違った問題を単語帳に書き出す、といった感じで進めた。入れ替えやシャッフルも自在にできる単語帳が超重要。

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試験のおよそ2カ月前から勉強を始め、休みの日には2、3時間やったこともあったが平日にはまったくできないこともあったので、勉強時間はトータルで50時間から70時間といったところか。

最初に過去問題をやったときには、5~6割程度しか正解できなかった。とにかく書き取りと四文字熟語が難しく、聞いたこともない四文字熟語がバンバン出る。「不偏不党」は知っているけど「普遍妥当」なんて初めて知った。

漢字とか本業じゃないのかね? と思われるかもしれないが、IT関係で使う語彙などしれたものだし、日頃ゴシック体ばかり扱っている身に、とめはね払いもきちんとしないといけない漢検はとても厳しい。「てへん」がはねるなんてすっかり忘れていた!

試験の1週間前には初見の過去問題でも8~9割正解できるようになった(一応8割程度が合格ラインとされる)が、そもそも「(とめはね払いなどを)きちんと書けていないとバツ」なので、自分採点基準で大丈夫なのか非常に不安だ。

級によって時間帯が違う

漢検は級により時間帯が違う。併願も可能なので、2級と3級など近い級は時間帯を散らしている感じになっている。

試験会場には待合室が設けられ、家族で受験している人たちがそこで待っていたりしている。2級は朝イチで、あとは妻と息子を見守るだけだったので、ある意味気楽だった。

合否は40日ぐらい後らしい

合否の通知が送られてくるのは40日後らしい。試験のおよそ1週間後に標準回答が送られてきて、30日後ぐらいにはオンラインで合否の確認もできるとかなんとか(標準回答と一緒に送られてくる書類に書かれているとか)。

けっこう楽しい

家族で一緒に漢字の勉強をするのは、なかなか楽しい。そして、無心にノートに漢字を書くのも楽しかった。こんなにアナログの筆記用具を使ったのなんて超久しぶりだ。ほかに何か手頃な試験があったらやってみたい。

スマホの試験対策アプリも役に立たなくもない

試験勉強には問題集と単語帳のほかに、iPhoneアプリも利用した。広告が出てくる無料アプリがあって、正解するたびにゲームの広告が出るやつとかはある種拷問だなと思った。

手書き判定が試験に通るレベルではないので、書き取りの勉強は適さないと思う。しかし、四文字熟語と部首の「知っていることが重要」な問題に関しては、隙間時間にできるiPhoneアプリもありかなと思った。


原岡海岸(千葉・富浦)で富士山に沈む夕日を撮影

東京ドイツ村に行ったあとの宿を、内房線の富浦駅周辺に取っていた。直前の予約サイトで「千葉の南あたり」を探したらいい条件の宿がここにあった、というだけで深い意味はなく、東京ドイツ村からはちと遠すぎた。

行く前に調べていた感じでは駅周辺にそれなりに飲食店があったのだが、実際に行ってみるとほとんどが営業しておらず、なるほど観光地でもない田舎では連休になると店も休むのだ、という知見を得た。いや当日は笑いごとではなかった。コンビニもなかったし。

といった程度の雑な準備で富浦に行ったのだが、最寄りの原岡海岸がとてもいいところで、少々のトラブルは行って来いにしてたっぷりお釣りがくる収穫だった。

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これは海岸に出た瞬間に富士山の影に太陽が隠れてしまって、カメラが間に合いませんでしたという瞬間……から10分ぐらい後かな?

この右側に見えている桟橋が原岡海岸名物で、撮影スポットとして有名らしい。インスタでもいろいろ写真が出てくる。

原岡海岸 • Instagram写真と動画

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古くていい感じの桟橋がそのままになっていてで、実にフォトジェニックだ。暇で暇で仕方なくなったら、ここに貼り付いて撮影してみたい。

翌朝もカメラを持って行ってみたのだが、ガスが濃くて富士山は見えなかった。残念。

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東京近郊の芝桜を求めて東京ドイツ村(千葉・袖ヶ浦)へ

事の起こりは「芝桜が見たい」だった。調べてみると東京の近くで芝桜が見られるところは意外と少ない。土地も必要だし手入れもかなり手間がかかるそうなので、なかなか難しいんでしょう。

もっとも有名なのは秩父の羊山公園だろうが、この時期の休日朝の西武線下りはダメだ。男親が子連れで出かけるときに変なハラスメントを受けることは少ないが、子供の前でダメな大人を見なければいけないときほど嫌なことはない。

この時期の西武線には何度か乗ったことがあるが、山行きの格好で列に割り込む、ボックスシートを2、3人で占領してシートに脚を投げ出し大声でダベる等々のマナー最悪の中高年グループを毎度目にする。ここで本題と関係のない愚痴を書いてしまうぐらいダメだ。

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国立科学博物館「恐竜博2016」の目玉「スピノサウルス」とは何者か?

上野の国立科学博物館で行われている「恐竜博2016」に、妻(わりと恐竜好き)と息子(子供なので恐竜好き)と行ってきた。

私自身は恐竜に人並み程度の関心しかないのだが、今回のキャッチコピーに「スピノサウルス対ティラノサウルス」的なものがあり、スピノサウルスという聞いたことのない新人恐竜が大御所とがっぷり四つみたいなマッチング(?)に少々混乱した。

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戦火で焼失するも、2013年に新しい化石が発見

会場の情報やらカタログの情報やらで得た情報によると、スピノサウルスは1915年に初めて発見された恐竜だが、当時ドイツにあった唯一の化石が第二次大戦で焼失してしまい、長いこと幻の存在になっていたらしい。

それが、2013年にモロッコで新しい化石が発見され、2014年に、これまでにない水中で生活する恐竜(骨の構造が海棲動物に似ているという)として発表されたそうだ。恐竜はどんどん新種や新説が発表されていて子供の頃学んだ知識からだいぶ変わっているとは聞いていたが、なるほど新しい。

カタログをよく読むと「スピノサウルスとティラノサウルスは棲む地域も登場年代も異なるため実際には対決していないと考えられる」と書かれていて、ちょっとした落ちもついていた。

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こちらは「グリンダドロメウス」というそうだ。羽毛を持つ小型恐竜らしい。

▼公式サイトは
特別展「恐竜博2016」(2016年3月8日(火)~6月12日(日))-国立科学博物館-


埼玉・北越谷「ラフレーズ」でいちご狩り。都心からも行きやすい2015年開業の新施設

都内からアクセスのいい観光農園をいつも探しているのだが、越谷の「ラフレーズ」が

・日暮里から最寄りの北越谷まで40分程度、その後もバスで5分程度と行きやすい
・10時営業開始と比較的遅め

と好都合だったので、行ってみた。東武スカイツリーラインなので日比谷線や半蔵門線からの接続もいい。

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北越谷駅東口から、バスで3つ目の「花田一丁目」バス停で降りる(複数路線あるらしい。行き先表示に出ている)。駅からだとバス停の手前あたりで右手にわかりやすいハウスが見えるので、それを目印に行けば大丈夫。入り口がバス通りに面していないので、反対側に回る必要がある。
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「リスーピア」(お台場)。展示もレストランも予想を遥かに上回るクオリティ

「リスーピア」の存在はかなり前から知っていたが、最近まで何となく敬遠していた。名前に「お勉強」感が強すぎる印象があったのと、サイトの構造がよくわからないのと、やたらと混雑だ整理券だという情報だけが目立って、なんか大変そうだと思ったためだ。

ところが行ってみたらすごく面白くて、もっと早く来ればよかったと軽く公開したので、ここで紹介したい。

▼サイトはこちら
リスーピア – 施設案内 – パナソニックセンター東京 – コーポレートショウルーム – 企業情報 – Panasonic

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お台場(有明)の東京ビッグサイト近く、パナソニックのショウルーム「パナソニックセンター」内にリスーピアは入っている。2階と3階があり、2階は誰でも無料、3階は大人のみ有料(500円)となっている。3階の体験展示も非常におもしろいので、時間があれば両方をおすすめする。

なお、ショウルーム内であるためか館内のいたるところに「撮影禁止」や「動画撮影禁止」(写真はいいの?)の看板があり、どこが禁止なのかよくわからないので、写真は少なめにしておく。
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映像がすばらしい。実際の給水施設「有明給水所」の上に建つ「東京都水の科学館」

お台場(有明)の「東京都水の科学館」は東京都水道局の広報施設の1つで、無料で入館できる。いつか行こうと思いつつなかなか機会がなかったのだが、先日ようやく行くことができた。

東京都水の科学館 TOKYO WATER SCIENCE MUSEUM

最寄り駅はゆりかもめの「国際展示場正門前」または、りんかい線の「国際展示場」駅で、駅から10分ほど、ちょっと行きにくい場所にある。なぜそんな場所なのか? と思っていたのだけど、ここは水道局の「有明給水所」の上に建っていたことを行って初めて知った。施設見学の「アクア・ツアー」に参加することで実際の給水用のポンプを見学できる。

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入ってすぐの1階にあるのが「アクア・パーク」。小さい子供も遊ばせることができる。

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展示や実験・体験のエリアが2~3階にあり、この写真は水源地の様子を学べる「アクア・フォレスト」。ほかに浄水場の仕組みを学んだり水についての実験ができたりする「アクア・ラボラトリー」と、暮らしの中での水の使われ方について学んだり、クイズができたりする「アクア・タウン」があり、これらの見学コースは小一時間で回れる。小学生の中~高学年向けといった趣だ。

「ポンプにプロジェクションマッピング」と「部屋全体に映像投影」という映像展示がすごい

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これは、「アクア・ツアー」集合場所にある施設の見取り図。通常の見学者は入れない地下の階層まで行き、実際の給水用ポンプを見られるのだが、ここで上映されるデモンストレーション映像がやたらと凝っていて、なんと実際に運用されているポンプにプロジェクションマッピングで映像が投影される(写真撮影は禁止)。映像を映してもポンプの運用には何の影響もないのだろうが、えっ、そんなことするの!? と驚いた。

館内にはもう1つ「アクア・トリップ水のたびシアター」という施設があり、こちらでは部屋中に映像が投影され、水源地から浄水場を通って街に供給されていく「水の旅」を見ることができる。この映像の迫力もなかなかのものだ。

「アクア・ツアー」は30分ごとの開催、「アクア・トリップ水のたびシアター」は15分ごとの上映で、どちらも受け付けで予約する必要がある。全体的にはこぢんまりとした施設という印象だが、せっかく行ったならば、時間を合わせて「アクア・ツアー」と「アクア・トリップ」に参加し、映像を体験してみることをおすすめする。

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入り口付近では水道水のペットボトルを配布していた。いただいて帰り道に飲んでみたところ、たしかに水道水の味だった。

飲み終わってから思い付いたのだが、ほかのミネラルウォーターと「効き水」をしてみたりするのも一興だったかもしれない。


「としまえん フィッシングエリア」。釣り初心者の親子連れでも楽しめた

夏に息子から「釣りに行ってみたい」というリクエストがあったのだが、釣りなんて田んぼの用水路でミミズを使って適当な魚を釣る程度の経験しかない私としては気が進まずにいた。

とりあえず、施設が充実していて初心者でも釣りやすいと評判の、としまえんのフィッシングエリア(プールが閉鎖している秋〜春の期間を釣堀として運用しているらしい)に行ってみようじゃないかということで、9月末の営業開始を待って、行ってみた。

としまえんフィッシングエリア | t-fishingarea.com

池袋から西武池袋線で豊島園まで、各駅停車で15分ほど。としまえんに行くのも初めてなのだが、こんなに地方感あふれる駅&駅前なのか…と少々戸惑った。

20151004 11 toshimaen fishing areajpg 続きを読む


長野県上田市 鹿教湯(かけゆ)温泉「氷灯篭」。竹細工の灯篭がすばらしかった

長野県上田市にある鹿教湯(かけゆ)温泉に行ってきました。「じゃらんネットで直前に検索したら空きがあったから」というだけの理由で適当に行ったのですが、実によかった。

信州 鹿教湯温泉

そして、事前にもうちょっと調べてから行けばよかった。あやうく、重要なイベントを見逃すところでした。

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温泉地では宿の中でオールインワンでサービスが提供され、せいぜい周りを散歩するぐらいだよねーという雑な認識で行ったのですが、鹿教湯温泉はそういうレベルではありませんでした。 続きを読む