「ゼロからわかる! お金の教科書」。広く浅いお金の解説書

お金の勉強をあらためてやろう、と思って、とりあえず基礎の基礎を丁寧に教えてくれそうなこの本を手にとった。「図解 ゼロからわかる!最新 お金の教科書 (お金のきほん)」(畠中雅子監修 学研)。

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後になっていろいろわかってきたところで認識が大きく変わるかもしれないが、とりあえずの感想としては「知識ゼロの人向けで、とりあえず知っとこう的な情報が並んでいるだけじゃない?」といったところ。ファイナンシャルプランナーの方は著者じゃなくて監修なんだな。

結婚、子育て、住宅、老後といったこれからの大きな人生のイベントを見通して考えることが大切です。計画的にお金を貯めていきましょう、そのために家計簿をつけましょう、といった話から始まって、ほんわかした見た目から飛び出すデカい話に絶望する。

別に間違ったことは言っていないと思うが、実際問題としてこの本を読みながら今後の人生の計画を立て、家計簿を始めて…というのは途方もなさすぎる。今の時代にそういうマトモな人生の見通しを素直に描けて、なおかつお金についてあまり勉強していなかった人というのはどのくらいいるものだろうか? という疑問も湧く。例えば「子供が生まれたら学資保険」って言ってもさー、既往症があるとすでに難しかったりするわけで。

この本はパラパラとめくっていって、知らないキーワードがあったらざっと読んで覚えておく、といった使い方がいいのだと思う。浅いが広さはきっちりありそうだ。

本書を読んで印象深かったのが「お金を預けるなら利率の高いネット銀行」と、やけにキッパリと言い切っている点。そうか、普通の銀行とかゆうちょ銀行とかに寝かしている場合じゃないのか。ここは即見直そう思った。