家族で漢検を受けた記録(受験級の選択、申し込み方法、勉強方法)

息子が急に漢検に興味を示したので、家族で受けることにした。申し込みや試験のための勉強でやったこと、反省点などをメモしておく。

漢検とは

日本漢字能力検定協会が年に3回実施している検定。10~5級は小学校1~6年生、4級は中学校在学程度、3級は中学校卒業程度、2級は高校卒業程度の難度とされる。そのほかに準2級、準1級、1級もある。

個人的には興味がなく、以前に何かスキャンダルがあったよな程度の認識しかなかったが、まあ、いい機会ではないかと思って受験してみることにした。

▼日本漢字能力検定協会のサイト
公益財団法人 日本漢字能力検定協会

家族で同じ会場にする場合は郵送の申し込みが必要

試験は6、10、1~2月と年に3回行われるそうで、それぞれ3カ月前ぐらいから申し込みが始まるようだ。

漢検の申し込みはわりとハイテクで、Webから楽天IDによる決済で申し込んだりできる。しかし、家族で同じ試験会場にするためには、書店支払いで願書を郵送するという最も原始的な方法ではないとダメらしい。

6月受験の小学生は前の学年相当の級を受ける子が多い

今回、私は2級、妻は3級、息子(小4)は7級を受けることにした。7級は小学4年生相当。どうせ受けるなら4年の1学期に4年生の漢字全部でもいいんじゃないの? と思ったが、4年生が6月に受けるなら8級(3年生相当)が普通らしい。

問題集などをやっている感じでは7級でもけっこう好成績だったようだが、本番はあまりよくなかったようだ。試験1カ月前ぐらいから過去問題の点は良かったので油断していたけど、もっときちんと見てやればよかったなというのは今回の反省点。

わりと珠算検定の日程が近い

あとでわかったのだけど、珠算検定(6級以上)も6月、10月、2月ぐらいに行われるらしく、そろばんもやっている息子にとっては、この2つのスケジュールがぶつかる(実際、漢検の試験の直前にそろばん教室で珠算検定対策をやっていたぐらい)。負担を軽くする意味でも8級にしておくのがいいのかもと思った。

2級受験のための勉強時間は50~70時間ぐらいだった

受験にあたり、問題集を2冊買った。

日本漢字能力検定協会が出している過去問題集は、前年度の2級の試験全13パターンを収録したもの。試験本番のシミュレーションとしてはいいが、範囲的には狭く、これ1冊だけでは不安がある。

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高橋書店の問題集はボリュームがあり、評価も高い。平日はこちらの問題集をやって、間違った問題を単語帳に書き出して復習しつつ、休みの日に過去問題集をやる→間違った問題を単語帳に書き出す、といった感じで進めた。入れ替えやシャッフルも自在にできる単語帳が超重要。

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試験のおよそ2カ月前から勉強を始め、休みの日には2、3時間やったこともあったが平日にはまったくできないこともあったので、勉強時間はトータルで50時間から70時間といったところか。

最初に過去問題をやったときには、5~6割程度しか正解できなかった。とにかく書き取りと四文字熟語が難しく、聞いたこともない四文字熟語がバンバン出る。「不偏不党」は知っているけど「普遍妥当」なんて初めて知った。

漢字とか本業じゃないのかね? と思われるかもしれないが、IT関係で使う語彙などしれたものだし、日頃ゴシック体ばかり扱っている身に、とめはね払いもきちんとしないといけない漢検はとても厳しい。「てへん」がはねるなんてすっかり忘れていた!

試験の1週間前には初見の過去問題でも8~9割正解できるようになった(一応8割程度が合格ラインとされる)が、そもそも「(とめはね払いなどを)きちんと書けていないとバツ」なので、自分採点基準で大丈夫なのか非常に不安だ。

級によって時間帯が違う

漢検は級により時間帯が違う。併願も可能なので、2級と3級など近い級は時間帯を散らしている感じになっている。

試験会場には待合室が設けられ、家族で受験している人たちがそこで待っていたりしている。2級は朝イチで、あとは妻と息子を見守るだけだったので、ある意味気楽だった。

合否は40日ぐらい後らしい

合否の通知が送られてくるのは40日後らしい。試験のおよそ1週間後に標準回答が送られてきて、30日後ぐらいにはオンラインで合否の確認もできるとかなんとか(標準回答と一緒に送られてくる書類に書かれているとか)。

けっこう楽しい

家族で一緒に漢字の勉強をするのは、なかなか楽しい。そして、無心にノートに漢字を書くのも楽しかった。こんなにアナログの筆記用具を使ったのなんて超久しぶりだ。ほかに何か手頃な試験があったらやってみたい。

スマホの試験対策アプリも役に立たなくもない

試験勉強には問題集と単語帳のほかに、iPhoneアプリも利用した。広告が出てくる無料アプリがあって、正解するたびにゲームの広告が出るやつとかはある種拷問だなと思った。

手書き判定が試験に通るレベルではないので、書き取りの勉強は適さないと思う。しかし、四文字熟語と部首の「知っていることが重要」な問題に関しては、隙間時間にできるiPhoneアプリもありかなと思った。