Instagramはなぜブレイクしたのだろう?

Instagramは、Facebookに買われてから一時期伸び悩み、多数のライバルも登場してちょっと微妙な感じになっていた、という印象が個人的には強い。

ところが、いつのまにかライバルも特にいなくなり、先日は月間4億MAUを発表してTwitterを1億ほど引き離していた。
20151012 01 Instagram

以下のニュースはTwitterが2015年1〜3月、Instagramが2015年6月を対象としており、時期は少々異なる。

Twitter、MAUは3億超も売上高はダイレクトレスポンス広告が不調で予測を下回る – ITmedia ニュース
Instagram、MAUが4億人突破 日本は倍増の810万人超 – ITmedia ニュース

テレビでも当たり前に「インスタ」と呼ばれ、すっかりメジャーになっている。原動力としては「有名人が使っているから」が大きいのかな、やはり。

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個人的には「写真を撮って共有する」というシンプルさを頑なに守ってきたところが大きいように感じる。そしてフィルタの存在もよかった。

「Instagramは写真のソース」というフレーズに非常に気に入っていたのだけど(「ソース」は調味料のソースのことで、素材がイマイチでもとりあえずフィルターわかけておけばおいしく感じられる、といった意味合い。どこかのブログで見かけ、クリップしていたはずなのだけど見失った)、Instagramはテキストで書かなければならないTwitterよりも悩まないでいいうえに、厄介な「炎上」のリスクもおそらく低い。秘すれば花。写真から好きに何か読み取ってもらえばよろしい。

かつての携帯電話のMMSが発想の元だったというTwitterよりも、Instagramの方がコンセプトも新しく、モバイルデバイスの進化にうまく乗った感じだろうか。LINEやFacebookよりもオープンかつゆるい関係が指向されていて、気軽にフォローして繋がれるTwitter的なよさもある。

回答数が少なく回答者層の偏りもある気がするが、こちらの「Instagramについての意識調査」など見ていると、かつてのファッション誌やトレンド情報誌などの延長のような感覚で見られているらしいことが伺える。

~「Instagramについての意識調査」結果レポート【1】~今夏バーゲンにいく割合に10%超の差あり | BWRITE
「有名人の投稿を見て購入」19.5%!「Instagramについての意識調査」【2】 | BWRITE

これからタレントを売り出すのに、動画サイトと同じ感覚で「Instagramで○○フォロワー」というのはちょっとした売り文句として成立するのだろう。Twitterでのフォロワーの多さは「ウォッチ対象なんですね」感も出るが、Instagramならばそんなこともない。このあたりのブランディングの差(結果的なものだろうが)は今後も大きく成長に影響しそうだ。