2014年のIngressは、20年ぐらい前のパソ通を思わせる

2014年のまとめ的に。かつて、毎夜パソコンの前で謎の期待感を持ってネットに潜っていたころと似た感覚を、Ingressで街をほっつき歩くときに感じています。

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なんかこう「Ingressは探求と出会いのゲームだ」とか何だとか語ってみようとしても、どうもしっくり来ないんですが、大晦日なのでちょっと書いてみようかなと。

世界と自分を探求するIngress

「日常と違う、よくわからない世界を探求する」という点で、ネット内とリアル世界(をスキャナーで除いた世界)という違いはありながら、パソ通とIngressは同種のホルモン(脳汁?)の分泌を促進している気がしてなりません。

最も探求しまくったのは、Innovatorメダル金を入手するために600UPV/300UPCほど荒稼ぎした日でした。大変だった(けど楽しくもあった)……。

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10月か11月のいつでしたっけか、Inonovatorメダルは銀(L9以上)だけじゃなくて金(L11)、プラチナ(L13)、オニキス(L15)もあるよーんと発表になって、当時L10だった私は、ちょうど取れた休暇を利用して1日に10時間ぐらい歩き回り、L11を目指しました。

L10からL11になるには追加で金のメダルが2つ必要で、そのとき狙ったのが、UPV(Unique Portals Visited)2000で取れるExplorer金と、UPC(Unique Portal Captured)1000で取れるPioneer金。10時間で300UPCというのはつまり、2分に1個ずつユニークなポータルをぶん取っているという、わけの分からないスピード作業です。

Ingressのメダルの条件は指数関数に近い感じで増えていって、例えばUPVの場合、銅は100、銀は1000、金は2000、プラチナは10000でオニキスは30000となっています。銅は楽しく遊んでいればいつのまにか取れるけど、銀はちょっと努力が必要。その先はかなり頑張るか、無心に長く続けていかないと取れないという感じ。

以前に読んだ本で、「生クリームを泡立てたことがある人と、ない人の違い」のようなことが書いてありました。生クリームを泡立てるには長い時間かき混ぜる必要があり、経験のない人は、先が見えない作業を継続することに耐えられない。でも、最初にがんばって泡立てた経験を持った人は、どの程度で泡立つのかがわかるので作業を続けられる、というような話です。

「探求のゲーム」としてのIngressは、歩き回ってポータルを探して、という意味での探求と同時に、この生クリーム泡立て的な、自分の能力や限界を探求するという面もあるんですよね。銀のメダルを集め始めたぐらいのころは、金なんて無理無理! と思うけれど、やがて金がぽつぽつ集まってくると、金を取る感覚が見えてくる。プラチナから先は私にはよくわかりません。

ユニークなポータルを集める、レゾネーターを刺しまくるなどメダルになる実績のほか、広域作戦をオペレートする、コミュニティでファームを維持する、仲間のヘルプをする、といったメダル外のことも、また「探求」の一環なんだろうと思います。

日常にない関係の「出会い」を作るIngress

Ingressをやっていて、Google+のコミュニティで味方のエージェントと出会い、フィールドでは主に敵方のエージェントと出会いました。

趣味の一点のみを起点に出会いが増えていく感覚がパソ通時代に近い気がしていますが、変な感じだなあと思うのが、基本的には敵味方に分かれて競うゲームなので、敵方エージェントと会うときは、いつも腹に一物抱えながら奥歯にモノを挟みながら話す感じになるあたり。それが面白くもあるのですが。

考えてみると「同好の士でありながら敵(ライバル)でもある」という関係の相手を持てるのは、意外と贅沢なことかもしれません。ポケモン対戦仲間みたいな人がいたとしたら、ちょっと似ているかもなと思います。

大人同士の関係は、表向きにはWin-Winと言いつつ水面下では必死に綱引きみたいな事態になることも多いものですが、表面ではゼロサムゲームでがっつりと対立しつつ、実際のところは相手がいないと自分も楽しめないという関係は、考えてみると、なんとも不思議な感じがします。

だから何だ? という話は特にないんですが。

今年はこれまで、それほど味方とも敵方とも交流できていたわけではないので、今後Ingressを続けていく中では、Ingressを通じたコミュニケーションを取っていくことに力を入れてみたいなと思います。

そんなこんなで、先日Trakkerメダルが降ってきたおかげで突然L14になってしまい、プラチナメダルの壁の高さにめげていますが、来年も楽しく続けていきたいと思います。