見た、聞いた全てをAmazonの商品に繋げるAmazon製スマホ「Fire Phone」の機能「Firefly」が凄まじい

Amazonが独自のスマートフォンを出す、という噂は主に「格安スマホの本命」といった文脈で期待されていたと思います。が、いざ実際に「Fire Phone」が発表されたら、凄まじい機能が付いてきました。

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Amazon.comで見られる動画では3D表示の「Dynamic Perspective」がフィーチャーされていて、これはすごい映像美が楽しめるスマホだぜ、といった風になっていますが、もっと驚きなのが、Amazon独自アプリの「Firefly」です。

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Firefly は、いわゆる画像検索と楽曲認識をセットにしたような機能。アマゾンの膨大なデータベースと直結しており、本や映像・音楽・ゲームソフト、日用品や食品などのパッケージを認識することで、製品情報の表示やウィッシュリスト追加、アマゾンで直接購入などができます。

またマイクに音楽を聴かせれば曲名などの詳細(と購入)が、映画やテレビを聴かせれば内容紹介(と購入)など、音声認識にも対応します。
Fire Phoneの何でも認識技術「Firefly」。専用ボタンで起動、1億アイテムを認識してアマゾンに接続 – Engadget Japanese

これって例えば、Q&Aサイトで「こういう鼻歌の曲はなんですか?」と聞いて、答えてもらって、CDを探して、買う、という過程を一気にショートカットして、「鼻歌→Amazonの商品ページ」にしちゃうってことですよね。すげー。恐ろしい。

どの程度の性能かわかりませんが、リアル店舗の商品はもちろん、雑誌の商品写真やテレビにちらっと映った商品も、写真にカメラで認識してAmazonで買えてしまうんじゃないでしょうか。

さらにサードパーティアプリとの連携も可能で、将来的には食品の写真から栄養やレシピなどの情報に接続するようなことも可能だそうで、しかも、Firefly専用のボタンによって、いつでも即起動可能になるそうです。

「過ぎたるは及ばざるがごとし」とも言うけれど…?

今でも、大きめの買い物をするときに家電量販店で見た商品を検索してオンラインショップの値段と比べ、その場で持ち帰れるメリットなども勘案して検討する、という人は多いと思います。

このFirefly(「ホタル」の意味だとさっき知りました)が、いわゆる「リアル店舗のショールーム化」をどの程度加速することになるのか、よくわかりません。ですが、機能のインパクトほどに影響は大きくないのでは? という気もします。もしかすると遺品整理のときとか、ちょっと想像もつかないような場面で活躍してくれるかもしれません。

それにしても、どうなんでしょうか。「過ぎたるは及ばざるがごとし」とも言いますが、ここまで露骨に小売業全般の危機感を煽るような機能をかましてきたら、何かが起こるんじゃないでしょうか。わかりませんが。

個人的には、フィギュアの写真をFireFlyに認識させたらAmazonの商品ページでDynamic Perspectiveによってあらゆる角度から眺められるようになる、といったあたりがFire Phoneの新機能のナイスなフル活用法に思われ、そんな風になったら面白いなーと思ったりもします。

ところで国内発売は未定ということで、肝心の「格安スマホの本命」となるかどうかはまだ不明です。

日本時間の19日未明、米Amazon.comが独自のスマートフォン Fire Phone を発表しました。やはり気になるのは国内で販売するのか? という点ですが、これにアマゾン ジャパンは「Fire Phoneの日本における展開については、現時点で未定です」とコメントしています。
アマゾン Fire Phone 、国内販売は「現時点で未定」。国内携帯会社のコメント – Engadget Japanese

ドコモあたりがFireflyを搭載したまま出そうとしたら一悶着あったりしそうな気もしなくもありません……が、そんな盛り上がりを期待しすぎだから、そんな気がするだけなんでしょうか。