PC遠隔操作事件、急転直下の展開への驚きと不可解

いわゆるPC遠隔操作ウイルス事件で、片山被告が自分の犯行を認めたという急展開。朝の一報から、その場合に考えられるあまりにも合理性に欠ける展開を想像し、その後に被告の弁護人である佐藤弁護士の会見で語られた実際の展開を読んで、なんとも言えない、視聴者の予想の裏を3周半ぐらいかいた2時間ドラマを見せられたような気分になっています。

佐藤弁護士の会見内容は、以下に詳しいです。

こちらによると、遠隔操作ソフトウェアは「やってみたらできてしまった」というものだそうです。これには「黒い知的好奇心を抑えられなかった」程度の幼稚な悪意と、特別に高いわけでない技術力を持ち合わせた人間が世界のどこかにいただけで、自分の人生が吹っ飛ばされる可能性があるのだなあ、と世の不条理を感じます。

スポンサードリンク

最初はそういうものではなく、横浜CSRF事件はやってみたら簡単にできてしまったと。「iesys」を作って4人が誤認逮捕され、不謹慎だが「やった」という気持ちになったと言っていた。
詳報・遠隔操作事件・佐藤弁護士会見その2:「サイコパスは自分」 有罪なら送信タイマーでメールを送るつもりだった 河川敷では見られていないと思っていた (1/3) – ITmedia ニュース

片山被告よりも不可解なのは、警察・検索の本件における捜査や取り調べでした。類似の被害に遭った/事件に巻き込まれたとき、われわれ市民は警察に対してどう対応したらいいものなんでしょうか。

いやまあ、べき論としては自明ですが……。今の感じだと変な理屈を持ち出され問答無用で逮捕されたりしそうで怖いという印象が拭えません。今回の関連事件の捜査について、詳細な検証を期待したいと思います。