「機能不全家族」に関して考えたこと

noteを探していて見つけた記事です。

機能不全家族の中で育ち、寛解するまでの10のステップ | 斧田 小夜 | note

なるほど……と感じた一方で、自分が経験したこととまったく違うことに、軽い驚きがありました。私が育った家族も機能不全家族の仲間にぜひ入れてほしいと思いますが、10ステップ全部身に覚えがありません。違いすぎて驚きました。

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アンナ・カレーニナの原則

これもまた「アンナ・カレーニナの原則」というやつでしょうか。

「アンナ・カレーニナの原則」とは「銃・病原菌・鉄」(ジャレド・ダイアモンド)で使われている言葉で、成功例はすべての条件を満たしているため類似しているが、失敗例は多様である、という説明のために使われています。

 家畜化できている動物はどれも似たものだが、家畜化できていない動物はいずれもそれぞれに家畜化できないものである。
 この文章をどこかで目にしたような気がしても、それは錯覚ではない。文豪トルストイの小説『アンナ・カレーニナ』の有名な書きだしの部分「幸福な家庭などれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸である」(中村融訳、岩波文庫)をちょっと変えたものだからだ。
(文庫版「銃・病原菌・鉄 上」P.289より)

これを反対側から考えると、我々(と勝手にグルーピングする)機能不全家庭育ちの人たちは、大雑把な不幸は共有できても、具体論になると話が噛み合わず、感情面でも、それを克服するノウハウの面でも、うまく共有できない可能性が高い。なるほど……。

不幸を不幸のまま発信するのは呪いになる

ところで、不幸を不幸のままネットなどで発信してしまうのは、自分を縛る呪いになってしまうので、よくありません。不幸な属性でアイデンティティが確立してしまい、そこから動けなくなりますし、不幸を共有したい人を引き寄せてしまいます。

先のテキストは私にとって直接参考になるものではありませんでしたが、まさに今1〜9の段階にいる人にとっては、前向きに生きるための参考になるだろうと思います。

ネガティブな何かが出発点になっていても、どこかのタイミングで一応の整理を付け、前を向くための何かとしてまとめ直した方がいい。前にもそう考えていたことを思い出しました。

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文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
4794218788