東京五輪2020予定地を歩く:オリンピックアクアティクスセンター&ウォーターポロアリーナ(辰巳)

2020の東京オリンピックでは、有楽町線辰巳駅の近くに、競泳や飛び込み、シンクロナイズドスイミングの会場となる「オリンピックアクアティクスセンター」と、水球の会場となる「ウォーターポロアリーナ」ができる予定になっています。

ということで、初めて辰巳駅に降りたのですが、思いのほかディープなところでした。

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辰巳駅の南西は、タワーマンションが並ぶ東雲地区です。すぐ近くの水門には「高波から都民の命・財産を守ります」と書かれて、なるほどすぐそこが海なのだと感じさせられます。一方で、オリンピック会場となる2施設が作られるのは、辰巳駅北東の方です。

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今回行った地点を、最初に地図上でざっと確認して、それから順に紹介していこうと思います。

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オリンピックアクアティクスセンター、ウォーターポロアリーナとも、予定地になっているのは現在「辰巳の森海浜公園」と呼ばれているエリアです。

(1)辰巳団地

辰巳の森海浜公園に行くまでのルートは、北側にある辰巳団地を通り抜けるルートと、南側の公園沿いに歩くルートがあります。今回、何の気なしに団地を通り抜けていこうとしたのですが、ここがすごい……。

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驚きの昭和感です。この団地ができたのは昭和40年代前半で、都内では北区の桐ヶ丘団地に続く規模という記述がありました。

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巨大な給水塔(の根元)と、69号棟。棟数は100を超えるそうです。

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以前に小規模な団地の近くに住んでいたことがあり、昭和に作られた団地特有の空気感は、相通じるものを感じました。それにしても規模がすごい。歩いても歩いても団地です。

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カメラを構えると立ち話をしていた爺さんたちが「あ、写真撮ってる」と話題にし(排他的な雰囲気ではなく)、小さな男の子が「この花、サクラっていうんだよ」と教えてくれました。八重桜だがな……と思って木に付いたプレートを見ると「サクラ類」というアバウトな説明が……。

(2)辰巳の森海浜公園の桜

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団地を抜け、高速道路の下を通って、辰巳の森海浜公園に入ると、小高い丘になったところに、1本の桜の木がありました。6年後の2020年には、もっと立派な木になっているでしょうか。

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丘に登って周囲を見たところ。手前に見える整備された芝生のところは、ラグビーの練習場だそうです。オリンピックアクアティクスセンターの予定地は、その先の藪のあたりだと思われます。

(3)震災避難者向け駐車場(?)

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大きな道沿いに、施設候補地に近付こうと歩いていると、駐車場らしきものがありました。看板に書かれている説明は「東日本大震災等の避難者用自動車保管場所」。辰巳団地に避難中の方の車でしょうか。確かにナンバーを見ると、いわきナンバー等がありました。

その先に見える木が生い茂っているあたりが、オリンピックアクアティクスセンターの予定地だと思われます。

(4)漣橋南交差点

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交差点のあたりから、(しつこいですが)木が生い茂っているあたりが、オリンピックアクアティクスセンターの予定地のようですよ。

(5)あけぼの運河と辰巳国際水泳競技場

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運河に近付くと、木の香りがしました。新木場が近いからでしょうか。左側の高架はJR京葉線。右側に見える土偶の頭のような建物は、辰巳国際水泳競技場。

その名の通り国際大会にも使われる施設で、現在も辰巳は水泳のメッカであるそうです。しかし、オリンピックで使うには客席数が足りないのだとかで、オリンピックアクアティクスセンターが新設されることになったそうです。

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使われていない土地もあるあたり「東京のはじっこ」感にあふれています。向こうに見えるのは辰巳港湾住宅。

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公園にかかる立派な陸橋。桜が満開の季節に来たら、さぞやきれいだったろうと思わされます。開催プランのイラストを見るとこの陸橋とはまったく違うデザインの施設が描かれているんですが、こんな立派なのを壊しちゃうんでしょうか……?

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そして、陸橋から見下ろすオリンピックアクアティクスセンター予定地(だと思う)。

(6)ウォーターポロアリーナ予定地

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この広いエリアの一部が、ウォーターポロアリーナに使われるようです。オリンピックアクアティクスセンターはオリンピック終了後も残りますが、ウォーターポロアリーナは仮設の施設として作られ、終了後は撤去されて広場に戻るとのこと。

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振り向くと、辰巳国際水泳競技場と京葉線が。

(7)辰巳の森緑道公園

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辰巳駅から辰巳国際水泳競技場に向かうときは、物好きと道に迷った人以外は団地を通らず、辰巳の森緑道公園を通るのがベストなルートとなるようです。

ここも桜並木が美しくて、来年は花見に来たいなと思いました。ただ、近くにお店がほとんどないので(コンビニが1軒ありましたが)、どうしたものか。

地図上の(7)の橋を渡ると夢の島、そして新木場駅となっています。

※今回、試験的に長辺1024ピクセルの大きなサイズの写真を入れています。重い、見づらい、表示がヘン、等ありましたら、お知らせいただけると有難いです。

▼参考:
大会プラン>>TOKYO 2020
辰巳にツイン水泳場 既存施設は練習場に  :日本経済新聞
「辰巳団地の歩み」ちとせ会
辰巳団地 (東京都江東区) – タワマン乱開発の影で高齢化進行中。取り残されたマンモス団地 – 東京DEEP案内