「日本三大夜桜」の高田公園で花見。そして、高木いくのライブ

先日、新潟に帰省しました。京都の円山公園、長崎の丸山公園と並び「日本三大夜桜」の1つだという(日本三大一覧 – Wikipedia)高田公園の桜を見に。

「日本三大夜桜」にも諸説あって上野公園と弘前公園を挙げるケースもあるようですが、どちらにしても高田公園は入る、というくらいの定番ぶりなのだそうです。田舎にいた頃には夜の高田公園の桜を見たことがなかったので、初めて見ることになります。

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当日は、厚い雲が立ちこめる残念な天気でした。

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現在の城は1993年に再建されたもの。1870年に火災で一部が消失し、その後取り壊されていたそうです。なお、築城したのは初代高田藩主であり徳川家康の六男である松平忠輝で、伊達政宗が工事の総監督をしたとのこと。周辺の桜は、明治時代に陸軍が来た際に植えられたものだそうです。

高田の桜と妙高山
お堀の桜と、遠くに見える妙高山。こういう景色は、東京では見られないですね。うまく富士山と桜が見える場所があるかもしれませんが。水から出てる変な棒は、枯れたハス(の枝?)だと思われます。

今回の目的にはもう1つ、地元コミュニティFM局の主催で行われるという、高木いくの(高木郁乃:元Jungle Smile)さんのライブを見るという目的がありました。というか、花見に行く予定日にライブとの告知があったので、これは行かねば! と。

高木いくのさんは、横須賀生まれの妙高育ち。体調を崩して2002年にJungle Smileとしての活動を休止していたのが、2008〜9年ごろから徐々に活動を再開し、昨年にはミニアルバム「やわらぎ」を発売していました。で、最近は上越近辺とときおり東京で活動をされているようで、ライブの告知行われたいたりもして、いつか行ってみたいと思っていたのでした。

高田公園でのライブは「エフエム上越(FM-J)」の公開ライブ放送として行われ、高木いくのさんの前に「Best Partner」という男性2人組のバンドが歌っていました。

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SEOで苦労しそうなバンドだなあ……と思ったのは職業病でしょうか。メンバーのお一人が十日町市出身で、新潟と関東を中心に活動されているそうです。初めて聴きましたが透明感のある歌声でよかった。CDを買いました。イス席の前列には、追っかけの皆さんが……。みんな1台ずつICレコーダーを持っていたのがすごい。

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Best Partnar追っかけの方々のいた席に移って、高木いくのさんのライブがスタートです。曲は、「おなじ星」「恋」「いつも何度でも(『千と千尋の神隠し』のテーマ曲)」「生きろ」「片思い」「和(やわらぎ)」の6曲。Jungle Smile時代の曲が2曲、「やわらぎ」から3曲でした。

この方の詞には、常に強烈な「生」への希求があると感じています。生きる中で堆積していくドロドロとした目を背けたくなるものや、きれいなばかりではない性に関したものを含め、すべてを見て、目をそらさないで、それでも前に進む、先にあるものを求めていく、というような。

そしてまた、今回初めてライブを聴いて、生で聴くとこんなにも力強く響く歌声なんだ、と驚きました。いろいろ大変だったらしい時を経て、元気に復活して、ライブで歌を聴くことができて、よかった、ほんとによかった。

ライブの終わりに、局のレポーターからインタビューを受けたおばさんのコメントがまたよくて「(高木さんのことは)何も知らなくて、初めて聴いたんですけど、涙が止まらなかった。こんな時だけどがんばっていかなきゃと思った」とかなんとか(大意)。後ろを振り返ったら、会場周辺にかなりの人だかりができていました。

高木さんは高田公園にほど近い高校に通っていて、でも高校時代には花見に来ても食べ物のことばかりしか考えていなかった(笑)。それが、大人になってから高田の桜を見ていたら、恋をしている女性のように感じられ、涙が止まらなくなって、その経験から「恋」という曲ができた、のだそうです。

悲しい中にも喜びがあり、不安な中に楽しさを感じることもできる。新潟県では、県内に避難している人を高田の花見に招待するイベントも行っていました(新潟県:東日本大震災により県内に避難されている方を、高田城百万人観桜会にご招待します)。

夜桜のライトアップは自粛論もあった中で急遽規模を縮小しての実施となったなど混乱もあり、結果的に参加者は5年ぶりに100万人を下回ったそうです(新潟日報社 netpark ::: 高田観桜会5年ぶり100万人割れ)が、多くの人の喜び、楽しさを生み出すことになれていたらいいな……と思います。

肝心の夜桜について。高田公園の近くは学校と公共施設と自衛隊の駐屯地ぐらいしかなく、日が落ちると、東京のような華やかな明かりはほとんどなくなります。露店のない場所から城を囲んでライトアップされた桜を眺めると、実に清楚な印象を受けました。皇居(江戸城)よりも城周辺のつくりが小ぶりなのも、そういう印象に寄与しているかもしれません。

高田城の桜、日本三大夜桜ってなんぼのもんかと思ったけど本当にきれいだった

しかし、夜桜の写真はiPhoneで撮った1枚しかありません。なぜかというと、高木いくのさんのライブ中に息子が寝てしまい(なんと贅沢な)、いろいろあった末におんぶして歩いていたので、写真まで手が回らなかったためです。またいつかリターンマッチしたいと思います。

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