「声の文化と文字の文化」で、話し言葉と書き言葉の違いを探るぞ!  

最近「声の文化と文字の文化(ウォルター・J・オング)」という本があることを知り、思わぬ高価格にしばし躊躇しつつも、購入しました。

声の文化と文字の文化
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ソーシャルストリームにコミュニケーションの中心を移すネットが「書き言葉」の世界から「話し言葉」の世界に近いものになっていき、それがコミュニケーションや文化そのもののあり方を変えるのではないか? ということに、以前から関心を持っていました。例えばこんな記事を書いています。

「口コミ」がかつては「手コミ」という言葉と対になり声によるコミュニケーションを指す言葉だった、ということを知ると、「口コミ」も、こうしたテーマに絡んできそうに思えます。

まだ他に読み終えていない本があって手を付けられていないのですが、我慢できずに少し読んでみると……「日本語版への序文」に、すでにこんなシビレる話が書かれています。

書くことは、思考のかたちを変え、また、ほんの六千年ほど前に最初の書かれたものが出現して以来、社会の過程や構造にかぎりない影響をあたえてきました。
(「声の文化と文字の文化」P.2より)

声によるコミュニケーションから文字の登場によって何が変わったか、そして「電子的なコミュニケーション」によってこれから何が変わるのか、が本書では論じられています。原書は1982年に書かれたものらしく、今日のインターネットの姿がかかれている可能性は低いですが、それにしても「書く」ということが何を変え、そしてネットで「書く」こと、もしくは別の概念の表現が何を変えるか、を考える参考になるはずです。

本書のしょっぱなには、こんなことも書かれています。

印刷から電子的なコミュニケーション〔の時代〕に移ってはじめて、われわれは、つぎのような違いに多方面から注意を向けるようになりました。つまり、話されることばに適用された最初の技術によって〔ことばの〕表現と思考にもたらされた違い、いいかえれば<書くこと>の発展がかつての、もっぱらことばが声として機能していた文化のなかにもたらした違いのことです。
(「声の文化と文字の文化」P.1より)

要するに「電子的なコミュニケーション」が登場するまで、「声の文化」と「文字の文化」の違いってあんまり考えられてこなかったよねーという話だと思いますが、つまるところ、改めて考えてみるまで意識してなかったわ……みたいな話が展開される、のではないかと期待しています。

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