「Pinterest」で変なもののコレクションを地味に楽しむ
最近は新しいサービスに食指の動くことが少なくなっていましたが、「Pinterest」が楽しいです。
画面写真などチラと見た限りでは「Tumblrにもこういうテンプレートあるし、オシャレライフスタイル共有アプリはおなかいっぱいですよ」といった後ろ向きな感想しかなかったのですが、使ってみると、久しぶりにフロー情報メインでない感じが新鮮で、じわじわと収集欲(?)を満たす楽しみを感じています。

きっかけは、こちら。
【Pinterestを使ってしまうと、もうInstagramにはもう戻れない】
Pinterestはネットではなく、世界をコレクションするサービスである:[mi]みたいもん!
「Instagramに戻れない」と聞いたら、試さずにはいられません。
InstagramとPinterest
使ってみた現時点での結論では、InstagramとPinterestは別物です。私は両方を使っています。
Instagramは「できあがりの写真」に意味があるサービスで、そのために「どうでもいい被写体をなんだかいい感じの写真」に仕上げるためのフィルタが充実しています。対してPinterestは「写真に撮ったモノ」に意味があるサービスで、iPhoneアプリで撮影したときには明度・彩度の補正だけができます。
そして、もうひとつの違いが、撮影した写真の行き場です。Instagramでは写真は「タイムラインを流れていくもの」で、フロー状態がメインとなります。過去の写真を一覧で見ること(ストック状態)もできますが、それは単に「過去の写真が並んでる」に過ぎません。
対してPinterestでは「ピン(『投稿』に相当するアクション)してボード(大雑把に言ってフォルダに相当する、ピンを分類する機能であり置き場)に留められるもの」で、ボードに留まった状態(ストック状態)がメインです。時系列に流れるみんなのピンをひたすら眺めるというフロー的な要素もあり、フローメインで使うこともできますが、ビューの基本はストックであるボードの画面です。
Pinterest 
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング
価格: 無料
Pinstagramにおけるフローとストック
このフローだストックだというのは、最初は気にならない些細な問題と感じるかもしれません。が、たぶん数十もPinしたときに、やっぱり違うなーと感じることになるのだと思います。
Tumblrでは「少し前にリブログしたことを忘れて、またリブログする」なんてことは日常茶飯事だとしても、Pinterestでは、そういうことはあり得ません。また直感のままにピンするだけでは、ゴチャっとしたボードができあがるだけで、イマイチおもしろくならないはずです。おそらくPinterestでは「どういう切り口でピンを集めるか=どういうボードを作るか」というのが、かなり重要なポイントになるはずなので。
「フロー状態がメイン」というのは、TumblrもTwitterもそうです。Facebookはもしかすると「タイムライン」によってある種のストック的なビューを確立させようとしているかもしれませんが、何だかんだでフローがメインです。こうしたリアルタイムストリーム、フロー状態全盛時代の流しそうめんのようなコンテンツ消費でなく、じっくり向き合って食べるざるそば的アプローチが楽しめます。
ボードを作る
ということで、ボードを作ってみましょう。アカウントを登録するとデフォルトのボードがいくつか作られていますが、全部消してしまってもかまいません。
かわりに、新しいボードを作ります。ボードのタイトル、説明、カテゴリー(Pinterestトップの[Everything]から選んでピンを選ぶときのカテゴリー。一番近いところを選んでおけば、見知らぬユーザーの目に留まる可能性が高まるはずです)を設定します。複数ユーザーでコラボするボードも作れるようです。

まず「しょんぼり犬」のボードを作ってみました。これは以前から興味を持っていて、いつかまとめてみたいと思っていたテーマ(テーマ?)です。
「犬の進入禁止」とか「フンは持ち帰りましょう」といった看板はあちこちにありますが、たいてい犬のシルエットか、特に感情は感じられない犬のイラストで、時にはちょっと悪そうな表情の犬だったりします。
でも、しょんぼりした犬のイラストがついた「犬の進入禁止」の看板を見たとき、これは直感的に自分の犬を近づけたくなくなる、優れたデザインだ! と感じたんですね。滅多にこういう看板を見ないし、興味を示してくれる人も特にいませんが、なんとなくポツポツと集めてみています。
もうひとつ「つま先」のボードも作ってみました。
Tumblrでつま先の写真をいくつかリブログしていたのが、前から気になっていました。スピッツの「仲良し」という曲(↓こちらに動画が)にインスパイアされてのボードです。
他にもいろいろ作りたいボードのアイデアはあるのですが、すこーしずつコレクションを楽しみたいと思います。
気になる点など
Pinterestのルール「Pin Etiquette」のページには、こういうことが書いてあります。
(1)仲良くしましょう(Be Nice)
(2)ソースを明示しましょう
(3)セルフプロモーションはやめてね
明確でわかりやすく、スマートなポリシーだと思います。今後、いろいろと付け足されるようになるのかもしれませんが。
Tumblrでも問題視される著作権関連について、Pinterestでは「Pin」という表現でここに仮留めしただけですよ、複製ではありませんよ、という感じを出しているように見えます(おそらく、そういう意図ではないと思いますが)。そういえばTumblrもしばらく前からソースを明示するようになっていますが、この手のサービスにつきまとうこの手の問題は、どうなっていくのでしょうか……。
そして、「仮留めだから」という設計意図ならわからなくもないのですが、今のところボードのダウンロード的な機能はないようで、コレクションが完結したらローカルにもとっておきたいなあ……思ったりしています。もっとも、ログのダウンロード機能が付いたサービスなど他にもほとんどありませんが。
- 2012.01.27
- [コミュニケーションの話(ソーシャルメディア、社会の話)]
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