年明け前に予想。2012年はこのへんの5ネタが来る!  

ここで「激動の」と言わずにいつ言うのかという勢いで激動の2011年も、残り2時間となりました(22時から書き始めてます)。今年はあらゆる意味でしんどい年でしたが、振り返ってみると重い話ばかりで手が進まないので、軽やかに適当に、2012年はこのあたりが気になるなあ、というネタを挙げてみたいと思います。

(1)「遊び」のノウハウ

ソーシャルメディアがセルフブランディングや人脈作りツール的に今後も使われていくとして、ガチ仕事人間の周辺、もうちょい柔らかい層にその関心が広がっていくのではないでしょうか。

そこで、うまく「遊び」でつながろう、余暇の過ごし方や家族との時間の使い方から差別化しよう、そのノウハウはこうだぜ、みたいな話が盛り上がってきてもいいのではないかと。

(2)電子書籍×ライフスタイル

インフラやデバイスが出そろったから「電子書籍」または「自炊」、ソーシャルメディアの時代だから「ソーシャルリーディング」というあたりでは、まだまだ道具に使わされている感が強い。キャズム理論でいえばイノベーター向けの域をなかなか出ない、ビジネスとしてどう組み立てるかも見えてこない印象があります。

そんな中で、そろそろライフスタイルの中での電子書籍論が、もっと具体的にかつ積極的に語られるべきでしょう。とりあえず電子書籍の点数はそれなりに揃ってきているし、多少がんばれば自炊もできるしで始めることは簡単になりました。自炊代行業者を作家が提訴したというニュースに対して「庶民の本棚事情をわかってねーな」的コメントも散見されましたが、そういうあたりもひとつの端緒になりうるでしょう。

(3)「無意識」のログ化と、その利用

スマートフォンの普及によって、2011年にはネットとリアルの関係が大きく転換した感があります。端的に言って、さまざまな活動のデジタル記録——ライフログを取ることが容易になり、きわめて気軽に、へたすれば無意識にログを取ることが普及しました。

実際、おいしい料理の写真をアップしたら時刻や位置情報も同時に記録される、なんてことに気付いていない人もいるのではないでしょうか。従来、「ネットに記録される情報量<リアルの情報量」でしたが、今後はそうした気付かないうちに記録されるメタデータや、諸々に解析した結果表出する無意識のようなものを含め「ネットに記録される情報量>リアルの(当人が認識している)情報量」になることもあり得るでしょう。

だとすると、そこでどういう世界が見えるのか? 私たちの自意識や社会のシステムは変化するのでしょうか? はたまた「一般意志2.0」めいたものは実装されうるのか? そして、それをやってくるのはGoogleかTwitterかFacebookか、はたまたニコニコ生放送なのか? というのも気になるところです。

(4)拡張される意志、または「エンディングノート」としてのソーシャルメディア

ユーザーが死んだら、その人のソーシャルメディアのアカウントはどうなるの? というのは以前から話されてきた話題です。そして今年公開されたFacebookの「タイムライン」なんかは、人生のデータ化、クラウド化的なものが、いやでも意識せずにはいられないものでした。

デジタル・クラウド・ソーシャルの時代に生きる我々は、肉体が滅びた後でも、その行動習慣なり、意志なりを継続することが可能になるはずです。人工知能的なものが生き続けて「ああ22世紀になってもやまもといちろうさんはブログでミクシィをDISってるなあ。あの会社前世紀末になくなったのに」みたいな状況になるのはやりすぎかと思いますが、死後のいろんなものをつつがなく処理するサービスは、そのうち登場するはずです(実際「ifidie」という遺言Facebookアプリなんかがすでに登場しているようです)。

では、そのサービスにどんな機能を求めるのか、実際に発動したそのサービスの挙動に周囲の人たちはどのような感想を持つのか、というのは気になるところであり、明らかに今年よりも来年はニーズが高まるネタであろうと思います。

(5)リアルがしんどい人はネットを(ソーシャルメディアを)どう使えばいいの?

ひと昔前のネットって、リアルがしんどい人の避難所であったり、違った自分を見つけたり見つけられたり、または作ったりする場所としても使うことができたと思います。「ネットを使いこなすにはどうすればいいのか?」という質問に、1/3ほどは冗談ながらも「リアルで行き詰まればいいです」と答えていたものです。

しかし、現在は流行のソーシャルメディアはどれも「リアルのログをネットに晒せ」が基本であり、そういう使い方が難しい。じゃあGREEとかmobageなのか? というのもどうなんだろう。Pixivとかニコニコ動画とか、そういう趣味性の強いサイトに行けばまた雰囲気が違うんでしょうか。

といったところで、大予想というか私の興味があるネタなんですが。

企業や力のある側の意志で動いている感の強い昨今のソーシャルメディア界隈を、ユーザーの手元に引き戻すことを考えるべきではないか、ということを思う今日このごろながら、そもそも自分がろくにソーシャルメディア使っていないだろうというところに現在の限界があって、少しずつ手を進めていこうと思います。

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