ブログの意義は「自由」。マキコミの鍵は「想像力」  

9月1日、デジタルハリウッド東京本校にて「ソーシャルストリーム全盛時代だからこそ見直すブログ術 &一歩踏み出すマキコミ術 Presented by Six Apart」セミナーの実施に関わりました。台風も接近する中、夜遅くまでご参加いただき、ありがとうございました。 2011年、...

9月1日、デジタルハリウッド東京本校にて「ソーシャルストリーム全盛時代だからこそ見直すブログ術 &一歩踏み出すマキコミ術 Presented by Six Apart」セミナーの実施に関わりました。台風も接近する中、夜遅くまでご参加いただき、ありがとうございました。

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2011年、ブログの意義は「自由である」こと

壇上のやりとりを見ていて感じたのは、今のブログの価値は「自由である」ことなんだ、ということでした。

ブログの評価は、時代とともに変わってきました。登場したときには速報性やシステムの優秀さが注目されましたが、Twitterのような速報性に優れたサービスが登場した後では、ストック情報としての価値が注目されるようになりました。「つながりやすさ」を追求したサービスも数多く登場しています。トラックバックの今の廃れっぷりは、切ないポイントであったりもします。

それでも、話題にすることでがっぽり儲かりそうな要素こそないものの、今もブログの価値は高いのです。今回のセミナーでは、数多くのサービスが林立する中で、オンラインにおける自分のアイデンティティを形成する「ホーム」であることが挙げられていました。

それ以外にも、汎用性の高いWebサイト構築システムのベースとして確固たる地位を確保していることと、フォーマットの(表現のしかたの)自由さが挙げられるでしょう。

いわゆるフォトログ、モブログのようなもののほか、動画や音声も当然ながら使え、文章の内容だって日記、エッセイ、書評等々なんでもあり。他のソーシャルメディアのログを引っ張ってきたりするのもOKだし、逆に他のソーシャルメディアにフィードを流して注目を集めることも、ごく地味にやることもできます。

ブログというのはある意味、子どもがちが教室に自分の好きなものを持ち寄ってめいめいに自慢話をしているような状態に似ているのかな、と思いました。

コグレさん(@kogure)が「好きなものを好きだと言い続けてるといいことがある」とか話していましたが、そんなピュアすぎることを臆面もなく言っちゃう大人なんて、初期の槇原敬之ぐらいしか思い浮かびません。運営のための各種コストも各種しがらみも少ないからポリシーもシンプルにできる、ということもいいところとして挙げてもいいのかもしれません。

マキコミの鍵は「相手への想像力」

これは自分の中でまだうまくまとめきれていないんですが、いまだ文字主体であるネットでの文章の書き方には、ポジティブなコミュニケーションを起こものと、ネガティブなコミュニケーションを起こすものと、どっちも起こさないもの(無反応)の3種類が、わりと明らかに分かれて存在しているように感じています。

そこらへんの新聞や雑誌とか、2ちゃんねるの文章のほとんどは、ネガティブに繋がる文章になりがち。それは、多くが一方通行の伝達だけを目的とし、文体としては批判や告発的なものなど、ネガティブな感情を喚起するものがものが多いためだと考えています。

一方でポジティブスパイラルが起こせるのは、たぶん、ブログでもどんなメディアにおいても、1 to 1のコミュニケーションを頭の中でイメージしながら書けている人です。つまり画面の前には存在しない相手の反応を、うまく想像できているということです。自分から働きかける(巻き込む)にも、リアクションをする側に回る(巻き込まれる)ときも。

インスパイラル成城眼鏡店さんについて、いしたにさん@masakiishitaniが「接客がうまい店はソーシャルメディアもうまい」というような解説をされていましたが、そういうことに繋がる話で、またラジオとかミュージシャンのような、何かしら話す系商売の心得がある人が強いのかなあという印象を持っています。

それに対して、書く系の商売の人はマスコミ(非双方向、非対称)媒体向けの書き方が体にしみこんでいて、ネガティブスパイラル系か無反応系になりがちなのかなと感じます。私を含め。

一般的な掲示板とか、双方向コミュニケーションを前提に設計されたシステムを使えば、それなりに相手の反応の想像もできる気がするのですが。

セミナーの内容について詳細は、こちらを。

「マキコミの技術」はこちらを。

マキコミの技術
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そして、スポンサーになっていただいたSix Apartさんのzenbackは、当ブログでも愛用しております。ブログの反応チェックや、思わぬ関連記事の発見などに役立ってくれます。