Facebookの新機能「タイムライン」は、言ってみれば「ザ・自伝」?  

Facebookのカンファレンス「F8」にて、「タイムライン」なる新機能が発表されたそうです。

Zuckerbergは、最初のプロフィールは人生の最後の5分間のようなものだった、と語った。2008年に改訂されたプロフィールは、人生最後の15分間を見せるよう拡大された。今日発表する最新プロフィールは「それ以外のすべて」だとZuckerbergは言った。この機能を彼はタイムラインと呼んだ。
「これはFacebook体験の中心であり、完全にゼロから考え直した」とZuckerbergは言い、一年中をかけて作り上げたことを明かした。「タイムラインは、あなたの生涯にわたる記録だ」。
Facebook、タイムラインを発表:生涯の記録を1ページに

この機能、先行サービス「ザ・インタビューズ」がある日本においては、「ザ・自伝」とでも呼ぶべきものではないでしょうか。

例えばIntroducing Timelineのこの説明と、
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この対比など、意図する見せ方にある種の共通性があることを示唆しているように感じられます。
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というのは半ば冗談ですが、こういうものは、人と人との理解を(情報の交換という意味で)深めることはあっても感情的な親密さを醸成するものではなく、ネットでよくある「共通する属性は多いが性格的に相容れない人」と出会う機会をさらに増やすだけなんじゃないかなとか思ってしまうのは年寄りでしょうか。それはさておき、今のインターネットには「一度出したデータは意図どおりに消せない(ことが多い)」という致命的な欠陥になりうる特性がある以上、慎重に使った方がいいんじゃないのかな……という気がしています。

という一方、興味深い動きであることは間違いありません。自分自身のステータスを顕示することで交流を進めていこう、というFacebookらしいし、なんというか、一皮むけた思い切りのよさを要求して個人情報をドカンと出させる感じがします。タイムラインが充実している人は披露宴の演出が凝ってそうだなーみたいな。

タイムラインについて、さらに詳しくは以下を。

それらのコンテンツは時系列にアーカイブされていき、スクロールダウンすることで、最後は生まれた時までさかのぼれるのだ。
自分のパーソナリティや、これまでの歩みをわかりやすく人に伝えてくれる、新たな自己表現の場。
マーク・ザッカーバーグが発表した新しいFacebook(2011 f8まとめ) | 熊坂仁美.com

モバイルにも対応。迫力ある、新しい自分の見せ方だと。

Facebookは進化を始めた。「タイムライン」という自分史年表という「過去」と、新しいタイプのソーシャル「アプリ」という「今」。「過去」と「今」を友人に発信することで、人とのきずなをより深めるツールになるべく進化が始まった。
Facebookは友人とのきずなをさらに強めるツールに進化する 2011年F8から【湯川】 : TechWave

アプリの進化も重要キーワード。

f8の基調講演でマーク・ザッカーバーグCEOはタイムラインを「the story of your life(あなたの人生の物語)」と表現した。タイムラインには、ユーザーのアクティビティ(投稿や写真、友達の追加など)が、Facebookへの加入時点から時系列に掲載される。掲載されるアクティビティは基本的にFacebookが重要と判断したものになるが、ユーザーが編集することもできる。
Facebook、プロフィールを刷新 “自分のすべてを表現できる”タイムラインを追加 - ITmedia ニュース

基本的には「Facebookが重要と判断したもの」でタイムラインが構成される、というのが面白い、というかコワイ。

Timelineでは、ユーザーは、最近共有したもの全てを見ることができるようになる。タイムライン上で年をクリックすると、その年までスクロールダウンされる。各年の中身を月ごとに表示することもできる。ユーザーは、特定の時点にマウスを移動すると、その時点に写真やノートなどの項目を追加するためのオプションが表示される。
Facebook、「Timeline」と新「Open Graph」を発表--ページデザインを刷新 - CNET Japan

「Open Graph」は「世界中のユーザーのつながりに関するマップ」であり、「『完全に新しい部類のソーシャルアプリ』を可能にするためのアイデア」だとのこと。

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