GoogleによるMotorola Mobility買収後のAndroidと、意外と好評なWindows Phone 7.5端末「IS12T」  

8月15日に、GoogleがMotorola Mobility Holdingsを買収のニュースがありました。ハードウェアとの垂直統合だなんだとの分析もありましたが、どうもモトローラの特許こそが狙いであり、訴訟合戦での優位性確保のための買収、という読みが最も説得力があるように感じられます。

確かにこのところ、スマートフォンを巡る世界的な知財訴訟合戦は、活発さを増している。Androidの成長に伴い、Google本体のみならず同端末のベンダーは、アップルをはじめとした競合からの訴訟に直面している。特にSamsungやhtcといった主要ベンダーは、豪州や欧州での販売差し止め訴訟の結果、同端末を販売できない事態となっている。
グーグルは知財バブルに翻弄されたのか? Android陣営の弱体化とライバルの活性化を 招きかねないモトローラ買収の真意とは|スマートフォンの理想と現実|ダイヤモンド・オンライン

モトローラ搭載の狙いは特許。だが高い買い物。Androidエコシステムへのリスクもある

上記クロサカタツヤ氏の記事では、

  • それにしても高いとみられるのではないか(知財バブルに翻弄されたように見えてしまう)
  • Androidエコシステムへの直接的寄与は見えない。逆にバランスを崩す要因にもなりかねない
  • エコシステムへのリスクも覚悟で訴訟リスク低減を取ったと言える
  • 他陣営を活気づける可能性もある。特にMicrosoft-Facebook陣営の漁夫の利という可能性

といった言及がされています(あと、日本企業への影響についても)。

本件、よくわからないのであちこちの記事を見ていたのですが、専門の方でも「よくわからない」としか言いようがない部分が多いのだな、と改めて納得しました(そして「この特許が欲しい」というよりも「将来効いてくるかもしれない特許を押さえとく」という感じの話のようだ、という点も)。「モトローラ高掴み」説については、こんなコラムも目にしました。

実はグーグルが「Android陣営の他のハードウェアメーカーを特許侵害で訴える」とモトローラから(暗に)圧力をかけられて、仕方なしに市場価格より6割程度も割高な金額をモトローラに支払うはめになったのではないか、という持論を展開している。
グーグルのモトローラ買収 - 「グーグルは押し売りを断れなかった」説について(編集担当メモ) - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

Androidには以下の指摘にもあるように課題も多く、タイミング的に、モトローラ買収による何かが次期OS「Ice Cream Sandwitch」に反映されることもなさそうで(モトローラに関係なくいろいろ改善されるのだろうとは思いますが)、今後もAndroidのブラッシュアップは劇的にというよりは段階的に続くことになるのかもしれません。

にもかかわらずAndroidには課題が多い。そしてAndroidの普及が進むことでその課題が大きく顕在化しはじめている。
 一つは、統一感のなさである。本稿でもAndroid端末と一言でまとめてしまっているが、実際にはベンダー、機種、あるいはOSのバージョンによる「方言」がかなりひどい。そのため、機種変更やバージョンアップすると、以前使えていたアプリやサービスが使えなくなる(あるいは使う気が失せるほど使い勝手が悪化する)という事態があちこちで起きている。これでは、顧客はもちろん、開発者の信頼も、将来的には得られない。
グーグルは知財バブルに翻弄されたのか? Android陣営の弱体化とライバルの活性化を 招きかねないモトローラ買収の真意とは|スマートフォンの理想と現実|ダイヤモンド・オンライン

Windows Phone 7.5搭載「au IS12T」が意外な高評価

その一方で気になってきたのが、Windows Phone 7です。昔のWindows Mobileのあの具合や、WindowsやWindows Liveの進化がどうも足踏みがちである様子からはちょっと予想できませんでしたが、後発の利を活かしたした、かなり良いものになっているようです。

Togetter - 「2011/8/23【発売直前Windows Phone(IS12T)に触ろう企画1】#WinPhoTT」

ちょうど「IS12T」は今日(8.25)発売ですが、まずはレビューを読み漁りたいと思います。

OSベンダーとしてのエコシステムの維持について、マイクロソフトにはGoogleの比でないノウハウがあると思います。それにMicrosoft Officeとの相性がいい(なおかつWindows Mobileよりも相当使いやすくなると思われる)のは非常に強い武器です。もしかすると、1、2年後くらいにはWindows Phoneのシェアが急伸し、Androidといえば組み込み用OSだよねーみたいな世界にならないとも言い切れないのかもしれません。

Android3.0搭載タブレット型端末
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