私家版、初めてのデジタル一眼レフカメラの選び方  

するぷ(@isloop)さんが一眼レフカメラ選びに迷っていて、端で見ていてとても楽しいので、ちょっとカメラ蘊蓄でも書いてみようかなと思います。

いろいろ調べてみると、「EOS 7D」も「EOS 60D」もみんな満足して使っている感じなんですよね。どちらもそんなにネガティブな意見がない。
デジイチを買うに当たってCanonの「EOS 7D」にするか「EOS 60D」にするか真剣に悩んでいます・・・! | 和洋風◎

初めて一眼レフカメラを買う人に何を買ったらいいか? と聞かれたら、どう答えるか。ここではミラーレス一眼は除いて、あくまでも一眼レフに絞ります。

とりあえず軽いもの

一眼レフカメラは、コンデジと比べたらかなり大きくて重いです。ふだんの荷物に一眼レフが増えるのは結構辛くて、持ち歩くのが億劫に感じられるはずです。結果「今日は置いてこう」の日が増えてしまうと、文字通り宝の持ち腐れに。

「なんか一眼レフ使ってみたい」ぐらいのきっかけなら、持ち歩くのがあまり苦にならない、軽いものから始めるのがいいと思います。軽いカメラは安くもあるので、買いやすいですし。

高くて重い機材は相応にいい写真が撮れるものですが、それは、その差異が分かるようになってから買えばいいし、そのときには納得して重い機材を持ち歩けるようになります。

憧れる写真を撮ったものと同じ機材を買う

カメラ雑誌とかWebにある写真を見て、気に入った写真があったら、それと同じ機材を買う。ある種の写真は、ある程度の機材がないと撮れません。例えば花や虫のクローズアップはマクロレンズがないと撮れないし、お姉さんのポートレートなんかも、いいボディとレンズがないと苦しい。

この方法は明確な目標設定ができていい反面、高い機材である場合が多いのがネックです。しかし、カタログをよく見ながら予算相応にグレードを落として買えば(それはショップで聞いてもいいかもしれません)、何とかなる……んじゃなかな……。

予算分を持って中古カメラ屋へ行こう!

お金を握って、カメラ屋での偶然の出会いに期待する形です。新しいカメラ(ボディ)のほうがきれいな写真を撮るための機能がいろいろ付いてます(暗所でもきれいに撮れるよう高感度が強化されていたり、デジタル処理が優秀になっていたり)が、カメラとしての基本構造は昔のも同じです。だから、ボディは練習用と割り切って安いのを選びます。

そのかわり、レンズは掘り出し物を探してちょっといいものを買います。写真はレンズでがらっと変わりますが、ボディでは、さほど特殊でない条件で撮るならばたいして(価格差ほどには)変わりません。いいレンズでいい写真が撮れることを経験すれば、写真はずっと楽しくなります。また、いい中古カメラ屋を選べば、カメラ屋の店員さんからアドバイスを貰えるのも役に立ちます。

無難に買うならエントリー機のレンズキットと安い単焦点レンズ1本

そういう奇を衒ったのではなくて、あくまでも普通に! ということだったら、最安クラスのレンズキットと、安い単焦点レンズ1本をおすすめすると思います。キヤノン以外の機材はよく知らないので、とりあえずこのあたりでしょうか。合わせて5万円ほど。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X50 ブラック EF-S18-55IS2レンズキット KISSX50BK-1855IS2LK
B004MKNE1Q

Canon EFレンズ EF50mm F1.8 II 単焦点レンズ 標準
B00005K47X

きわめてわかりやすく「一眼レフでないと撮れない」写真って、明るい単焦点レンズで撮るボケの効いた写真だと思うので、キットレンズと取り比べてみたらいいんじゃないかなと。

ただ、これだと人(子どもの行事とか、イベント会場のおねえさんとか)を撮るにはズームが足りないですが、そのときは、とりあえずダブルズームレンズキット(Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X4とか)でしょうか。

なんで今、デジタル一眼レフなのか?

と、ここまで書いてみて、一眼レフカメラの意義って何だろうか? と改めて考えてしまいました。

今どきはスマートフォンもコンデジも、さらにはミラーレスのいいカメラもあるので、あえてデカくて重くて高価な一眼レフを選ぶ理由というのは、どんどん減っていると思います。それでもやっぱり一眼レフを選ぶ切実な理由があるとすると、「他のカメラでは撮れない極端な写真を撮る(高倍率マクロとか魚眼とか、暗所で動き回る被写体とか?」か、「こだわりのレンズで撮る」なのかなという気がします。

まず、ある程度の場面に対応できるレンズを揃えた(とりあえずキットレンズ)上で、際限なくレンズ沼にはまるのでなければ、「自分の撮りたい写真」を探して、それを撮るためのレンズ+各種機材を揃えて、撮りまくるのが面白いんじゃないかなと。

家族でも彼女でもモデルさんいいし、花とか虫とかでもいいし、天体でもいい、猫とかでもいい。その被写体のための機材を揃えて、撮りまくって、あるときハッと息を呑むような一枚が撮れたら、機材への愛着と信頼度が増す、という感じでしょうか?

そんなマニアックなことは初心者の人に推すようなものでもないですが、いろいろやっている間に「このレンズで撮った写真だからいとおしい」みたいな、いい意味での(?)フェティシズムが生まれたりすると楽しい(端から見て……)のかなと思います。

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