Twitterで陣営関係者が投票を呼びかけた、金沢市長・山野之義氏の現在
東京都知事選も明日に控え、以前に気になっていた本件を少し調べ直してみました。
現金沢市長の山野之義(ゆきよし)氏(当時48)は、昨年の11月28日に行われた市長選挙にて当選。新人の山野氏と現職(前職)の山出保氏(当時78)との事実上の一騎打ちとなった中で、1364票差で当選しました。
その際、山野氏陣営の「秘書」と支持者の「IT関連企業社長」がTwitterに投票を促すツイートをしたことが問題視されています。が、山野氏は現在も金沢市長。これによって当選が無効になったりはしていないようです。
前知事の高齢と長期政権が問題視されていた
前市長の山出氏は金沢市長を5期20年努め、高齢と長期政権化が問題視されていたそうです。2006年の選挙では、有力な対立候補がいなかった様子(参照:2006年金沢市長選挙 ザ・選挙 -選挙情報-)。
秘書は市長選を中心に計44回書き込み、投票締め切り約2時間前の28日午後5時51分には「かなり、せってます。まだの方はその一票で変わる」と記載。午後6時36分には社長が「今、500名差です」「あなたの一票で! 新市長誕生を! 投票所へ! 一番ヤル気満々の男にお願いします」と書き、文末のURLをクリックすると山野氏の画像が表示されるようにした。
市選管職員は「投票日の午後6時過ぎから若い人がどっと投票に来た所があった。初めて見る光景に驚いた」と話している。
選挙:金沢市長選 当選の新人陣営、ツイッターで活動 選管注意無視、県警は沈黙 - 毎日jp(毎日新聞) (リンク切れ。こちらも参照)
はてブ等での反応がこちら。
はてなブックマーク - 選挙運動:金沢市長選当選・48歳新人陣営、ツイッターで 選管注意無視、県警は沈黙 - 毎日jp(毎日新聞)
Ceron.jp - 選挙運動:金沢市長選当選・48歳新人陣営、ツイッターで 選管注意無視、県警は沈黙 - 毎日jp(毎日新聞)
Togetterのまとめもありました。 Togetter - 「選挙管理委員会指導に従わずツイッターでの選挙活動を続け、山野之義氏金沢市長に初当選 もはや「やった者勝ち」の世界?」
山野氏はソフトバンクの出身で、ご本人もブログやTwitterを使いこなし、金沢市長としての情報発信を続けられています。
陣営は選管の指導をスルー。県警は立件見送り
この件に対し、市の選挙管理委員会は選挙期間中に4回の指導をし、しまいには石川県警に連絡もしていたそうです。しかし警察は立件を見送り、結果的にそのまま当選となっている、他陣営からの異議申し立てもなし、という状態のようです。
支援者らの投稿をに対し、市選挙管理委員会は4回にわたり、山野氏の事務所へ、電話での削除指導を行ったが、改善されないため、24日に石川県警に連絡、一方、県警は、公職選挙法改正の動きもあるる難しい情勢を考慮し、立件を見送る判断をした。
金沢市長選 ツイッターでの支援呼びかけに異例の指導 ネット選挙ドットコム
山野氏は、その後市議会で釈明をしているとのこと。
山野市長は、「支援者がどのような書き込みをしていたか把握していなかった」なとど釈明した。その上で、ネット上での選挙活動は公職選挙法に抵触するとの認識も示した。
「ツイッター選挙運動」問題で金沢市長釈明 : J-CASTニュース
今回の選挙について、これを受けた「なし崩し」的な動きはあまり見られないように思います。石川県警以外の判断となれば、こうした行為が立件されることもあり得るのでしょう。一方で東京都選挙管理委員会のサイトをざっと見たところでは、「金沢みたいなことはするな/関係者のネットでの投票呼びかけ禁止」みたいな念押しもないようですが。
何はともあれ、明日は投票に行きます。公職選挙法では有効投票数の1/4以上を取らないと当選にならないので、つまり、現知事には退陣いただきたいが有力な対立候補が分からん、という場合でも「現知事以外への有効投票」を増やすことは意味があると考えられます。
- 2011.04.09
- [コミュニケーションの話(ソーシャルメディア、社会の話)]
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