東京-大洗-苫小牧(北海道)フェリーの旅
2010年の年末に北海道に帰省する際、ハイシーズンの飛行機では家族3人で75000円ほどになってしまうので、今回は時間もあるし、もうちょい安い方法にしようぜ……と、フェリーで行くことにしました。
新日本海フェリーか三井商船フェリーか?
フェリーの選択肢は2つあり、
新潟から日本海を小樽に向かう新日本海フェリー
新潟~小樽|舞鶴・敦賀・新潟・秋田と北海道を結ぶフェリー航路。
茨城の大洗から太平洋を苫小牧に向かう三井商船フェリー
さんふらわあで行く、首都圏・北海道の船旅 - 商船三井フェリー
があります。所要時間は新日本海フェリーの方がやや短く(とはいえ日本海18時間に対して太平洋19時間なので、似たようなものではあります)、料金も新日本海フェリーの方がおおむね安めですが、東京-新潟間は普通に考えれば新幹線を使うことになるので結局価格も所要時間も上がってしまい、やっぱり太平洋ルートかな、という感じになります。
今回はとにかく船酔いが恐かったので「どっちが揺れないのか?」を調べてみたのですが、「どっちでも運が(天気が)悪いと揺れまくりだし、運が良ければ大丈夫」としか言えないようです。
ちなみに「大洗 フェリー」で検索するとネタフルの記事がヒットして、こちらでは「前線を通過したらしく、深夜から明け方にかけて激しく揺れて、朝はとても起き上がれるような状態ではありませんでした」などと書かれていたのが大変不安だったのですが……。
何にせよ1回試してみよう、ということで三井商船フェリーに決定しました。
大洗が意外と楽しい
東京から大洗に行くには、常磐線で水戸まで行き、鹿島臨海鉄道に乗り換えて大洗で降ります。鹿島臨海鉄道は、かわいらしい小さなローカル線でした。
大洗は、当初ただの通過点という認識だったのですが、どこかの看板でかねふく(明太子)の工場見学(めんたいパーク)があることを知りました。で、さらに調べてみると「大洗町幕末と明治の博物館」なるものがあることを知り、出航前に行ってみることに。
敷地がやたら大規模で、そのわりに展示の規模的はこぢんまりとした感じでしたが、宮内大臣だった田中光顕の寄贈物が主だということで、明治天皇や明治の皇族に関する貴重な展示物が見られました。他にもいろいろな施設があり、循環バス「海遊号」がそれぞれを結んでいます。
また、大洗駅のなんでもなさそうなうどん屋のうどんも妙においしくて、今度はゆっくり大洗目的で来てみたい、という気分になりました。
フェリー乗客は家族連れとトラック運転手(推定)が主
さて、本題のフェリーです。今回は「デラックスルーム」なるゴージャスな部屋を利用し、結局5万円ほどかかっています。4歳児連れで大部屋を利用するのはさすがに不安で、その上の「スタンダードルーム」は4人部屋しかなかったので、2人+幼児だとルームチャージがかかって結局3人分の支払いが必要でした。そうすると2人部屋のデラックスルームの方が安く付くので、これでいいかと……。
なかなかにデラックスな部屋です。バス・トイレも完備。
フェリーの乗客は、家族連れと、トラック運転手とおぼしき皆さんが主のようです。考えてみればカーフェリー=クルマと一緒に移動できるのが最大の売りなんですから、そりゃそうですね。
大量の酒や食料を持って乗り込む人が多いのでなぜかと思ったら、船内の食事はけっこう高い(夕食1800円、朝食1000円で、セットだと2300円に割り引き)んですね。観光で乗るのならともかく、仕事での移動のたびにこの額を出すのは(おそらくはメニューが毎度変わるわけでもないでしょうし)ちょっと……ということでしょう。
そんなこんなで船内では、あらゆるベンチなどの公共スペースに酒とツマミを抱えた大男が陣取り、酒盛りが繰り広げられている状態になっていました。だからといって大声で歌い出すとかそういう行きすぎた状態になるわけではなくある程度の節度はあり、子どもが近づいたら「俺も早く子どもの顔が見てえー!」と言ってお菓子をくれたりとか、基本的にはいい人な感じではあるんですが、それにしても威圧感があります。
海の電波状況
海に出ると、ソフトバンクモバイルの電波はたまーに入る程度で、ほぼ役に立ちませんでした。さらにはテレビ(アナログ、地デジ)の電波も入ったり入らなかったり。で、かわりに船内ではDVDのレンタルサービスがあったりします(DVDの持ち込みもOK)。なお、ネットの情報を見ると、NTTドコモの回線でも安定して入るわけではないようです。
参考:
苫小牧~名古屋フェリーで行きます。携帯の電波は届くんですかね?ちなみにDOCOMO... - Yahoo!知恵袋
フェリーの中には備え付けのパソコンでネットが利用できるコーナー(有料)があるのですが、ここも酒盛りの皆さんに占拠されがちです。手持ちの端末が使えるわけでもなく、速度もそれほど出ないらしいので、当てになるものではありませんが……。
参考:
ASCII.jp:海の上でもブロードバンド!?――「さんふらわあ ふらの」で船上インターネットを体験してきた
肝心の揺れ具合
私たちが乗った船は予定どおりに出ましたが、前日は荒天のため欠航になるほどで、私たちの日もけっこう揺れました。ただ、運の良かったことにおおむね横揺れだったので、酔うようなことはありませんでした。到着日の朝方に1時間ほどヤバい感じの揺れ方をしましたが、短時間で収まったのでなんとか……。
基本的には搭乗日のずっと前に予約し(2月前から予約可)、当日も「荒れ気味だからやめます」とか言えるものでもないですから、当日揺れるかどうかは運しだいですね。荒れやすいシーズンはできるだけ避け、体調を整えて乗るか、数をこなして慣れるか、でしょうか。ちなみに船内でも酔い止めの薬が買えるそうです。
参考: フェリーは揺れるのか?船酔いの話
苫小牧へ
翌日13:30ほぼジャストに苫小牧のフェリーターミナルに到着。ここから苫小牧駅を経由して札幌駅までいく高速バスがありますが、さほど接続はよくないです。
今回はタクシーで苫小牧駅まで行ったら、目的の(たぶん乗れないだろうと思っていた)電車の発車1分前に駅に着けてもらったので、ダッシュで乗り込んでしまいました。タクシー代は1200円ほどでした。
フェリーの旅まとめ
日によって出る船が違い、船によって予約できる部屋のタイプが違います。「さんふらわあ さっぽろ」だと2人用のスタンダードルームもあるようですが、「さんふらわあ ふらの」の場合スタンダードは3〜4名以上のみで、家族構成によっては割高です。
デラックスルームはいいですが、飛行機の大体手段として考えるとき、あまり「節約した感」がないのが残念といえば残念です。
船内の時間を有意義に使えたら、船の旅も楽しいなと思いました。今回、読書やパソコンは、揺れのため長時間は無理な状態でした。お気楽にゲームなどするとか、単にのんびり過ごすのがいいのかもしれません。
ただ子連れの場合、18:30に乗り込んで(バイキングでテンションあがる子どもを静めつつ)夕食→(ユニットバスにはしゃぐ子どもを静めつつ)お風呂→(異常にはしゃぐ子どもを静めつつ)寝かしつけ→などとバタバタしている間に夜になり、朝になってもバタバタしている間にもはや下船の時間……てなことになってしまうかもしれません。というか、おおむねそんな感じになりました。
- 2011.01.09
- [学び・育児]
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