Googleのマリッサ・メイヤー氏が語る「コンテキスト・ディスカバリー」とは?
パリで開催されているLeWeb 2010にて、GoogleのMarissa Mayer氏が、同社が挑戦中の課題として「コンテキスト・ディスカバリー(contextual discovery)」というものについて語った、とのこと。
これはウェブ閲覧や位置情報の履歴〔コンテキスト〕をベースにそのユーザーの興味を引きそうなデータを、積極的な検索を待たずに提供するというもの。検索せずにGoogle検索の結果が配信されるわけだ。
Marissa Mayer、Googleの現状と未来を大いに語る―コンテキスト・ディスカバリーとは?
文脈を判断し、ユーザーが入力したキーワードから深く意図を読み取るとか、入力する前にキーワードをレコメンドするとかいった話は何年も前からあったわけですが、今回はかなりリアリティのある話になってきているようです。
ユーザーがGoogle検索を行う前に、関連性のありそうな情報を積極的に提供する。いま実験中で、来年にはデビューさせることができると思う
来年というのは、当然ながら早ければ来月です。
つまり人々に情報をプッシュするというアイディア。ロケーションもひとつのコンテキストになる。ブラウザやツールバーの中なら、ユーザーの訪問先がコンテキスト。そこに私たちは情報を流す。しかし適切なUIを開発することが大きな挑戦になる。
ということで、UIが課題であるとしています。しかし、この「コンテキスト」をどのようにして得て、いかにユーザーの理解を得るかというのも困難な課題であるかと思うのですが。現状では行動ターゲティング広告のようなものへの拒否感も強いものがあります。(このインタビューの下でも言われている通り)意外とソーシャルものに弱く、ユーザー心理を斟酌しない同社だけに、そこも考慮外だったりするのでは? ちょっと心配してみたりしました。
それはさておき、そのコンテンツ・ディスカバリーが始まったとき、ユーザーがどのような経験をするのかには大いに興味があります。何となくのイメージとしては、現在「高速道路」と言われるような知識取得の早道が、さらに整備されるような感じなのかなと思います。
- 2010.12.10
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