Twitterでデマや煽りにやられないための「140文字の読み方」
- 何かを批判している発言は、批判対象に有利な情報を切り捨てている可能性がある
- 何かを絶賛している発言は、絶賛の対象に不利な情報を切り捨てている可能性がある
- 上2つは、その発言の勢いの強さに比例して可能性が高まる
- 簡潔で分かりやすい話はディテールをそぎ落としている可能性があり、話を掘り下げるときには注意が必要
- RTは意味のある機能だが"効率がいい"機能だという側面もある。ある種の手抜きを警戒してもいい(例えば内容の検証とか)
- 主語や目的語が省略されている場合、想像で補うのではなく、前後の発言から探すか質問するかした方が誤解がなくていい
- こじれた議論(言い争い)の途中以降の発言は(4〜6往復目ぐらいが目安か)本題から離れていってしまっている可能性がある。特別に注意して読むか、読まないことにする
ここのところ「Twitterでデマ」に関する話題を立て続けに目にします。「デマが多い」というのはいささかTwitterには気の毒な言い方で、「デマが可視化されやすい」という面もあると思うんですよね。「あのクラスではいじめがあった」じゃなくて「あのクラスではいじめを"発見"できた」だよな、みたいな意味で。
一方で「Twitterはデマによる盛り上がりが大きい」ということは言えるでしょう。「CGM(ソーシャルメディア)において発言しない者は存在しないのと同じだ」という言葉があり、それは真実だと思います。そしてTwitterのようなストリーミングメディアにおいては、リアルに「発言していない時間」のようなものが意識される。Twitterの画面を開いて、話題を探している時間が長く感じられる、というようなことはないでしょうか。私はたまにあります。
そんなときに、センセーショナルでいかにも"ありそう"な話題(=得てしてそれがデマ)というのは、格好の話題として映ります。飛びつきたくなります。ここにデマが盛り上がりやすい土壌がある。それに、デマに「いっちょ噛み」しといた方が楽しい、みたいな感覚もある気がします。
また、140文字に切り取られた情報を「1つの完結したパッケージ」として受け取ってしまう人が、意外と多いのだなと最近思っています。これはもしかすると、日本語の140文字にけっこうな情報を詰め込めてしまうのが原因かもしれません。またはテレビのテロップのような、高度に編集されてパッケージ化された短文の情報を受け取るのに慣らされてしまっているのかもしれません。それに対し、テレビの前で突っ込んだり、友達に携帯メールしたりするのと同じ感覚でツイートしてしまう人が多いのかも......。
要するにTwitterに流れる情報の取り扱いに不慣れだとトラブりやすい、ということなのだと思うのですが。ではどうするといいかというと、冒頭のようなちょっとした留意事項----いわば「140文字の読み方」みたいなものが周知されたら、少しは違うのではないかと思った次第です。
これに関してはまだうまく整理しきれていないのですが、Twitterのようなリアルタイムメディアにおいて、あらゆるデマとか「もののはずみ」のようなものを排除するというのは不可能で、また、面白みを損なうことに繋がるように思います。うまく付き合い、飲んでも呑まれない的なあしらい方を身につけたいものです。
- 2010.07.07
- [コミュニケーションの話(ソーシャルメディア、社会の話)]
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