Evernote活用編、の前に「豚組」という店と@hitoshi さんのユニークさについて
インプレスジャパンのEvernote解説書第2弾「できるポケット+ Evernote活用編」が6月18日に出ます。
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そして、その発売前夜祭が、17日に「豚組 しゃぶ庵」で開催になります。私も編集担当として参加します。
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この「豚組 しゃぶ庵」という店、Twitter界隈では何かと有名で、日夜イベントが催されており、首都圏在住のブロガー/Twitterユーザーならみんな行ってるような感じがあります。が、私は1回しか行ったことがありません。それも、イベント絡みではなく「たまたま入ったら噂の『豚組 しゃぶ庵』だった」という具合でした。
そんな、なぜか縁遠い感じであった店でのイベントに参加できるのは、なんだか感慨深いものがあります。
「豚組 しゃぶ庵」の思い出、またはハンバーグ1つで心を掴まれた話
以前に家族で新国立美術館に行き、さて、どこかで昼ご飯でも……と思ったとき、すぐそこに「ランチ和食バイキング1000円」といった看板が目に止まりました。六本木・乃木坂界隈で食べ放題1000円って、どんなものが出てくるんだろうかと、期待半分不安半分で入った店が、その噂の「豚組 しゃぶ庵」でした。
小さい子ども連れに、バイキングの店は便利なんですよね。料理が出てくるまでの待ち時間がないし、好き嫌いの多い子どもでも、たいていは何かしら口に合うものがあるので。なので、正直なところ、料理のクオリティについては特に期待していませんでした。
少し待って通されるとき、店の人に「いま肉料理がないのですが、よろしいですか?」と聞かれました。とりあえず息子に何か食べさせたいのと、どうせ少し待てば大丈夫でしょ、と思ったので通してもらったのですが、このとき、本当にご飯と野菜料理しかなくて驚きました。確か13:30〜14:00頃だったので、ちょうど手薄になったタイミングだったのかもしれません。
しばらく待つと肉料理が出てきたのですが、ふたたび驚いたのは、他のお客さんのダッシュの速さでした。出てきた瞬間に肉料理は瞬殺(特にハンバーグ)され、肉料理ストックがいくらか貯まるまで、肉にはありつけず……。
なので、食べ放題系の店であんまり聞くもんでもないよなとは思いつつ、息子が最も好んで食べそうなのがハンバーグだったので、店員さんに「またハンバーグ出ますか?」と聞きました。
すると「15分ぐらいでできます」とのお返事。じゃあ今度は負けねーぞ、と思いつつアップをしていたところ、次のハンバーグができたのと同時に、店員さんが1つこちらに持ってきてくれました。何その客の一手先を読むサービス! と三たび驚いたものです。
ちなみにこのハンバーグ、皆がダッシュするのもよくわかる美味さでした。挽肉というよりも刻んだ肉というか、ジューシーな肉に大きめに切った野菜を加えてふわっと丸めた感じで、小ぶりながらもデパ地下で1個何百円かで売ってもいいんじゃないかと思えるものです。
他の肉料理も、素材が違うのか料理法が違うのかわかりませんが(おそらくその両方でしょうが)、そこいらの店で普通に食べられる味ではありませんでした。プリプリとしていて心地よい歯ごたえがあり、旨みも十分。しかも、入ったときにこそなかったものの、実は肉料理の量も種類も豊富です。
1000円食べ放題の店って、パスタとピザとパエリアとケーキとか、よく見ると全部炭水化物だろ! みたいな場合もあったりしますが、こちらはしっかりと肉を軸にした布陣です。なんでこれだけの料理をこの価格で、しかもこの立地で出せているのか、それに、人件費をかけないからこその食べ放題のはずなのに店員さんがきめ細やかなケアまでしてくれるのか、率直に言って、うまいとか有り難いとかを通り越して、不思議に感じました。
ホスピタリティと「本音」を隠さないこと
Twitterで豚組の社長の中村さん(@hitoshiさん)に関連するやりとりを眺めていると、そのホスピタリティの高さ、対応の早さに、いつも驚かされます。
急な予約やもろもろの細かい注文への対応などを見るに、これからの組織は権力を持った人がタイムラインに出ていることが重要なのだなと……思っていたら最近はソフトバンクの孫社長が、そういうイメージ作りにがんばっていますね。中村さんは24日に著書「小さなお店のツイッター繁盛論」の出版も控えてらしたりと、やや言い過ぎかもしれませんが、時代が中村さん流を追いかける形になってきているような感すらあります。
あらゆるものの変化が速く・激しくなっている中で、それに対応できるか、できないかが勝負の分かれ目になることが多くなっています。ホスピタリティが高い、そして対応が速いことで「困ったときに頼れそうな人」として覚えられることの価値は、天井知らずに上がっていくように思えます。
中村さんに興味が尽きないのは、そうした一方で、こちらの記事のようなことを書かれるところにもあります。
4月に「産科〜小児科の現状を知る勉強会」というイベントに参加したのですが、そこでひとつ重要な問題として話題に上ったのが、医者と患者のコミュニケーション不足、互いの信頼のなさが、諸々の問題の元になっている、ということでした。
医者は医者の仕事を熟知しているので、患者が医者の仕事をわからないということがわからない。ある治療をするとき、医者自身はその効果も必要性もリスクも分かっているけど、患者はなぜそれをされているのかわからず、不信感を募らせたり、自分だけの判断で余計なことをしたり、トラブルが起きたときには大ごとになったりすると……。
必要なのは「金払ってこのサービスをしてもらってる/金もらってるのでこのサービスをする」というだけの関係ではなくて、「この人は自分のために行動してくれている」という根本的なレベルの信頼感だ、ということです。
そのためには、提供するサービスの本来の意義を意識し伝えることとか、サービス提供者である自分の「腹の内」みたいなものをきちんと見せて、わかり合っておく必要があるのではないかと思います。でないと、あらゆる関係は「ここまではやりますが他は知りません」的な窮屈なものにならざるを得ません。
上記「飲食店で大事にされる方法」のようなものは、飲食店の人の「腹の内」です。日本(海外がどうだかは知りませんが)のオトナの社会では、こうした建前ではなく「本音」に属することを、しかも記名で書くことには、大きな抵抗があります。実際、上記記事へのはてなブックマークのコメントにもそういうものが見られます。
しかし現実問題として、多様化する社会のさまざまなが抱えている本音をお互いに再確認して、その上で信頼関係を構築していくことをしないと、今の時代においてコミュニケーション不足、信頼の欠如は埋まりません。そして、ホスピタリティあふれるサービスとこういう本音を隠さないことって、セットでバランスを保ちつつ行われるのが理想的なのだと思います。
この本音の大切さというのは、以前に職業ブログに興味を持ってまとめていたことにも繋がっていくのだなと、改めて感じました。
「Evernote」と「豚組」のブレイクスルーを体験できる……かもしれません
話が妙に長くなりました……。そんなこんなで、17日の発売前夜祭は、個人的にものすごく楽しみです。黒本こと「〜Evernote活用編」は、ソフト/サービスの操作解説書という領域から踏み出して、毎日の生活の中にどれだけEvernoteを組み込み、役立てられるか、といったことを案内する内容になっています。
そして、会場の「豚組 しゃぶ庵」では、単に料理や酒が出てくる場所というレベルを超えたものを体験させていただけるのではないかと思います。
もう開催まで一週間ないですが、万事お繰り合わせの上お越しになってみてください。何かのブレイクスルーを体験していただくきっかけとなれればいいなと思っています。
申し込みフォームはこちらです。
【黒本】「できるポケット+ Evernote活用編」発売前夜祭参加申し込み【豚組】
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