名著の続編「影響力の武器 実践編 『イエス!』を引き出す50の秘訣」  

約2年前に大興奮しながら読んだ「影響力の武器」の続編が出ました。

私たちが社会生活を営む中で育まれてきた、他者からの働きかけに対して反射的に起こる行動のパターンがある、というのが「影響力の武器」の述べていることです。

例えば、人には「何か小さなことでも他者にしてもらうと、相手に恩返しをしなければと思ってしまう」という「返報性」という心理があるとしています。これを利用して、先にちょっとした恩を売ってから何かに勧誘したり寄付を要求したりするような手法が紹介されており、その手法の回避法も紹介されています。このように、SNSやTwitterなど、ソーシャルメディアを利用する上でも、知っておいた方がいい知識が多数あります。

その続編「影響力の武器 実践編」の著者は、前著に引き続きロバート・B・チャルディーニ氏ほか。副題に"「イエス!」を引き出す50の秘訣"とあり、コンパクトな50ネタから構成され、前著よりも手軽に読めるようになっています。

ホテルの宿泊客にタオルの再利用を促す、「影響力の武器的」に効果的なメッセージとは?

まだ少ししか読んでいないのですが、「はじめに」に書かれていた興味深いネタを紹介します。

ホテルで、宿泊客にタオルの再利用をお願いするため(アメリカのホテル事情はよく分かりませんが、新品のタオルを要求しないで昨晩使ったタオルを使わせるため?)にどのような呼びかけをすることが効果的か、というテーマです。

多くのホテルでは「環境保護にご協力ください」という趣旨のカードを添えており、これによって一定の成果を上げているとのこと。しかし本書の著者たちは、「影響力の武器」の知見に基づいてより効果的なメッセージを考案し、実際に26%再利用率を高めることに成功したそうです。

では、そのメッセージはどんなものだったのでしょう? ――というのが「はじめに」で提示される問題です。私はとりあえずこの答えまで読みました。日本だと、別の事例において類似の手法がわりと知られていますね。

全部読んだら、また何か書こうと思います。

  • 次の記事 »
  • Clip to Evernote
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • « 前の記事