当サイトのコンセプトは「ネットワーク」
献本いただいた「ソーシャル消費の時代」という本を読んでいます(書評的なものは読了後に書きたいと思います)。
電通ソーシャル・プランニング局長という肩書きを持つ上條典夫氏が著者で、変わりゆく男女の関係(結婚など)、家族・親子の関係、ネットの使われ方、といったものを分析しつつ、2015年の予測する、というもの。全体を通じて何度となく現れてくるのが「ソーシャル」というキーワードとなっています。
「はじめに」に、こんな言葉があります。100年に一度と言われる大不況の中、かつてのように「量」や「個」を追求した消費行動はありえないと。
求められるのは「量・個」ではなく「質・絆」を重視した新たな「ソーシャル消費」という意識、スタイルだ。私たちは皆、消費を通じて世界と関わり、社会を創り、より豊かな歴史の礎を築く責務を負っている。
「はじめに」より
少し前に読んだのが、河合隼雄先生の「父親の力 母親の力」。
昔の日本は貧しく、貧しい中で家族が肩を寄せ合い暮らしていくことを前提とした「知恵」があった。でも、戦後の日本は急速に豊かになり、価値観が大いに変わって、そうした知恵は失われてしまった。だからといって、豊かになった中で昔どおりのことをするのも違う。今の家族を取り巻くものについて認識し、新しい家族のあり方を考えましょう、といった内容の本です。
本書が重視しているのは、夫婦・親子の関係です。こちらも後日書評的なものを書きたいと思っていますが、本書で驚くのは、執筆当時70歳越えのおじいちゃんが、インターネットやケータイ文化についてかなり的確な認識を持ち、頭ごなしに否定したりするようなこともなく、それらとのつきあい方を考えているという点。こんな立派なおじいちゃんがもう亡くなってしまったことは、まったくもって残念でなりません。
広告屋と臨床心理学者(または文化庁長官)という、まったく違う立場の人が、それぞれの視点から、これからは『個』ではなく人と人との関係を重視しないといけませんよ、人と人との間にあるもの(リンク・ネットワーク)の価値を考えていかなくてはいけませんよ、と言ってるのが興味深いです。たまたま最近読んだ本2冊を取り上げただけで、似たようなことを述べている本は他にも多数ありますが。
で、当サイトのデザインに関してです。
ブログデザイン勉強会の第3回を終えたところで、大まかな方向性は見えてきたのですが、何か決めてになるものが欠けていました。
方向性としては「(ネットにおけるコミュニケーションの問題を解き明かして)成長する、解放される、向上するといったイメージ」。そして「分かりやすそう、親しみやすそうなトーンにする」。この方向で、デザインを詰めていく予定です
ブログデザイン勉強会第3回。自分の足元が見えてねー! と痛感
なんか「IT系」風な要素があるべきだよな、何かなーと悩みつつ、デザイン案の素振りを続けていたのですが、その何かがずっと出てきませんでした。で、第4回を終えたところでまた悩みの底に......。
そのとき、ウジトモコ鬼コーチから「コンセプトが決まれば後はすんなり行くはず」といったアドバイスをいただきました。コンセプト......うーん、何?
と、悩みながら寝て起きたところで、それは「ネットワーク」に決まってるだろうと、出てきました。というか、よくそれまで出てこないで詰まってたもんです。
自分が興味あるのは、ITというよりもネットワーク。人と人との関係であり、今の時代の重要な関係構築手段としてのインターネットであり、コミュニティサービスであり、アクセス手段としての各種通信技術であるわけです。うん、そうだ、これだこれだ。今後はそういう方向性を見失わないようにやっていきたいと思います。
- 2009.05.12
- [Web制作]
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ソーシャル消費の時代 2015年のビジネス・パラダイム (講談社BIZ) (単行本)
父親の力 母親の力―「イエ」を出て「家」に帰る (講談社+α新書) (新書)
