最近のTwitterについて復習  

2008年7月 TwitterがTwitter専門検索(?)のSummizeを買収 両社はApple iPhone 3Gに関するスティーブ・ジョブズの基調講演を控えた6月、Twitterの安定性を担保するためにTwitterがSummizeとパートナー契約を結んだときから、条件の...

2008年7月 TwitterがTwitter専門検索(?)のSummizeを買収

両社はApple iPhone 3Gに関するスティーブ・ジョブズの基調講演を控えた6月、Twitterの安定性を担保するためにTwitterがSummizeとパートナー契約を結んだときから、条件の交渉に入っていた。買収契約は先週に締結された
確定情報:Twitter、検索エンジンのSummizeを獲得

SummizeはTwitter専門の評判検索? いまひとつ分からず。

2009年2月 Twitterリアルタイム検索のテストが話題に

Twitterの検索技術は買収したSummizeのものなので、Twitterへの統合化に時間がかかった。でもそれは、Twitterの重要な企業顧客獲得戦略の一つだ。Twitterのファウンダの一人であるBiz Stoneがこんなことを書いている:

Twitterのメッセージを検索することは、今何が起きているか、今何がナウいかを知ることだ。しかも、世界中の人びとや企業が今何を考えているのかを探ることは、とてもおもしろい。
Twitterはリアルタイム検索をサイトの未来の主役にするつもりのよう

この記事に林信行さんのコメントが付いている。

今やsearch.twitter.comを見ると、今、この瞬間、世界で(=英語圏)で何がもりあがっているかライブでわかります。
そして気がつくと、世界中の人がTwitterで、#(ハッシュ)タグを使うようになっています。
だけど、日本だけ、ここでもちょとガラパゴス。

ハッシュタグと記事の抽出について。 以下は林さんによる2008年末の記事。

パネルディスカッションなどの主催者は、いつもどうやったら来場者と一体感をつくりだし、高い満足感の得られるパネルにできるかと頭を悩ませているが、実はTwitterがその答えになろうとしている。
林信行が語る「2008年、知っておくべき10のトレンド」(後編)

"Twitterは何にもまして、検索エンジンだからだ"。

私はその評価は当然だと説明した。なぜならTwitterは、何にも増して、検索エンジンだからだ。

私はTwitterをマイクロ・ブログ・サービスだと考えていると説明した。膨大な感情―苦情などがそこに吐き出されている。これは、すごいことだ。しかもwitterが獲得したユーザーベースはすでにクリティカルマス〔臨界点〕を超えている。世界中でなにか事件が起きていたら、必ずTwitterから情報が得られるのだ。
Twitterについてはそろそろ検索エンジンとして考えるべきだ

「発見エンジン」なる新機能のテストも進んでいるという。

Twitterの共同ファウンダー、Biz Stoneがバージョンアップに関してブログで記事を書き、新機能を「発見エンジン」と呼んでいる(新デザインのスクリーンショットは こちらからAdam JacksonのFlickrアカウントを見るとよい)。
Twitter、新しい「発見エンジン」をテスト中だと認める

2009年4月 Googleによる買収の噂を否定

Twitterは3日、公式ブログでコメントを発表。「Twitterが他の企業と定期的に話し合いを行っていることは驚くべきことではない」と述べた上で、「我々の目標は、収益力のある独立した企業を作り上げることであり、我々はまだそれを始めたばかりだ」と説明。Googleに限らず、他の企業に買収される可能性を否定した。
米Twitterが買収の噂を否定、目標は「独立企業」

2008年末頃から、TwitterのUU数上昇カーブが急に

Twitterのユニークビジター数が1か月間で76%も急増したと、Compete社が発表している。そのTwitterのビジター数の年間推移を以下に掲げておく。
メディア・パブ: Twitterの異常なまでの成長、まだ続いている
Twitterのトラフィックがここ数カ月で急増しており、2月には伸び率が700%を超えた。米Web調査会社comScoreが報告した。
Business Media 誠:Twitterが爆発的成長、ビジターが700%増加

Business Media 誠のニュースでは、18〜24の若いユーザーよりも20代後半〜50代のユーザーが多いとしている。

どうして米国では、若者よりも中高年層がFacebookやTwitterに飛びつくようになってきているのだろうか。ひとつに一部の若者たちの間で、Facebook疲れやTwitter疲れが目立ち始めているという。若者は、もっとリアルの世界で飛翔すべきだろうから、傾向としては悪くない。それに対して、年を取るにともないリアル世界での行動範囲が狭くなりがちの中高年層が、FacebookやTwitterのネット世界になびくのも、わからないでもないが・・・。
メディア・パブ: これからのWeb2.0サービスの中核ユーザー、若年層から中高年層へ?

同じソースより。

Twitterの知名度を上げたトピックス

直近のもので思い浮かぶのは、2009年1月のハドソン川の飛行機事故のニュース。

ハドソン川で飛行機事故。第一報はFlickr、Tumblr、TwitPic

この写真(サーバー不調のせいか表示されないことがあるようだ)は各所で紹介された。

There's a plane in the Hudson. I'm on the ferry going to pick... on Twitpic

政治のニュースでも話題になる。

Twitterの検索ページを利用しているユーザーは今週、多く検索されたキーワードを示す「Trending topics」に「#pman」と表示されているのに気が付いたかもしれない。これは旧ソ連のモルドバで起きている抗議運動に関連付けられたHashtagsだ。モルドバではいま、ソーシャルサービスを利用した抗議運動が広がっている。気の早い欧米メディアはこの運動を「Twitter革命」と命名した。
Twitterで燃え上がるモルドバ抗議運動 − @IT

ハッシュタグを使うことで、局地的な動きを世界中に知らしめることも可能に。

オバマ大統領がTwitterを利用しているのも話題だった。

オバマは大統領選挙期間中、Twitterを積極的に活用していたが、大統領就任後はピタッと投稿が止まっていた。それでも現在、彼のTwitterアカウントは58万人以上からフォローされており、フォロワー数ではCNNに次いで世界2位の人気アカウントとなっている。
メディア・パブ: オバマ大統領のTwitterアカウントに久々の投稿、経済問題の質問を呼び掛け

日本で盛り上がったニュースといえばWBC。

buzztterでは投稿が多いワードほど大きく表示される「タグ・クラウド」という仕組みを採用しているが、優勝の前後はほとんどのワードが最大サイズで表示されるという興奮具合だった。
WBC優勝の瞬間、Twitterも大変なことに
Googleが恐れていると言われているTwitterサーチとは、こういうことかと実感する。突発的な事件が起きた場合リアルタイムに事の推移を追うには、Twitterサーチが威力を発揮する。Googleサーチでは遅すぎる場合が起こるのだ。

メディア・パブ: Twitterが強力なニュースメディアに(その1)

リアルタイムサーチの有用性について。

Twitter(フィード)は、ブレーキングニュースの配信チャンネルとしても、人気が高まっている。
(中略)
マスメディアのニュースサイトのTwitterページだけが、フォロワー数を急増させているのではなさそうだ。BBCに記事で"Why celebrities love Twittering"とあるように、セレブが競ってTwitterを使い始めている。メディア・パブ: Twitterが強力なニュースメディアに(その2)

固定端末でもモバイル端末でも、常に触れるメディアとしてTwitterが定着したことで、そこでニュースを読むことの価値が高まる。

芸能人Twitter

俳優のAshton Kutcherは、今朝(米国時間4/13)起きてみたら自分のTwitterのフォロワーの数がものすごく多いことに気づいたようだ。何人かって? あとちょっとで85万人。彼が気にしたのは、数だけではなくて、自分のTwitterフォロワーの数がトップのTwitter"ユーザ"であるCNN(90万とちょっと)に近いことなんだ。
Ashton Kutcherは自分のTwitterフォロワー数が百万に達しCNNを抜いたらTed Turnerをパンクしちゃうと約束

そのアシュトン・カッチャーの妻である(らしい)デミ・ムーアは、Direct Messageで寄せられた自殺予告を発見しFollowerの力を借りて保護。

デミのTwitterページを読んでいる人は約40万人。投稿を読んだファンはすぐに行動を起こし、警察に電話をしたらしい。女性がカリフォルニア州のサンノゼに住んでいることはわかっていたため地元の警察が動き、女性は保護され、精神鑑定のために病院に連れて行かれたようだ。
デミ・ムーア、自殺しようとしていた女性を救う!Twitterで呼びかけ - シネマトゥデイ

Twitter用ゴーストライターの話題。

ニューヨークタイムズの記事によると、50セントのtwitter(なんとフォロー数23万人)などは本人が書き込んでいるわけではなくて、ディレクターが書き込んでいるのだとか。
秋元@男子産前休暇ブログ » ゴーストトゥイッタラー(Ghost Twitterer)

離婚も。

ジョン・メイヤーがジェニファー・アニストンと先月別れた理由は、ジョンがTwitterばかりやってるから。―と、ジェニファーのお友だちがStarマガジンに証言してます。
Twitterやり過ぎでジョン・メイヤー、ジェニファー・アニストンと破局 : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン), ガジェット情報満載ブログ

訴訟沙汰も。

服飾デザイナーのドーン・シモランカーがコートニー・ラブを提訴した。カスタムオーダーの服の代金の請求について、Twitterに「ひどい暴言」を投稿し、名誉棄損、プライバシー侵害、精神的苦痛を引き起こしたと申し立てている。
コートニー・ラブ、訴えられる Twitterでの名誉棄損で - ITmedia News

セレブ向けに「コンシェルジュ」の求人が行われたとか。

JobScoreに掲出された求人広告によると、今回TwitterはVIPコンシェルジュなる職を作って、セレブ・ユーザーの面倒をみさせることにしたようだ。一体どういう職なのか? 「セレブユーザーがTwitterを効果的に利用し、満足がいくようにする」役目だそうだ。
Twitter、セレブ・ユーザーの面倒をみる「コンシェルジュ」を募集中

日本では坂本龍一が話題に。

witter / Kazuya Minami: 坂本龍一をフォロー。http://twitter.c ...というつぶやきを発見! 坂本龍一が「ryuichi sakamoto (ryuichisakamoto) on Twitter」を開始しています。
[N] 坂本龍一、Twitterを始める

国内でのビジネス利用

CGMマーケティングが支援するのは企業がTwitterをマーケティングに利用する上での企画立案から、企業アカウントの活用、フォロワー獲得、運用支援など。価格は100万円から。2000人までのフォロー数制限を個別に緩和することも含む。
Twitterビジネスが日本で本格化、企業支援パックを販売へ − @IT

世界的にも収益化は大きな課題であり注目の的。

Googleにもこういう時期があった。いまのTwitterはその一挙一動が世界中のIT関係者から注目されている。対前年で1382%という前例のない高い成長率を武器に、次は何を行うのか、そして企業としてどう収益化を目指すのか。今週はその収益化で大きな動きがあった。
Twitter、収益化に本腰 日本担当の責任者も募集 − @IT

この中で、企業アカウントの有料化について否定するコメントが紹介されている。

海外事例では「ExcecTweets」というメディア展開も。

米Twitterは3月23日、大手企業の幹部の"つぶやき"をまとめたサイト「ExcecTweets」を開設した。サイト構築にはブログ広告ネットワークの米Federated Mediaが協力し、Microsoftがスポンサーとして広告を表示している。
Twitter、Microsoftがスポンサーの「ExcecTweets」を立ち上げ - ITmedia News

クリティカルマスを越えたTwitter

DGインキュベーションの枝洋樹氏は、「Twitterはすぐに使って楽しめるサービスではないため、ユーザー数は非線形に増えていく。ここにきて臨界点を乗り越えて、一般化する裾野に到達したのではないか」と分析する。
2009年は検索、モバイルに注力--日本版Twitterまもなく1周年:スペシャルレポート - CNET Japan

まとめと雑感

ここ数ヶ月の間で、Twitterはクリティカルマスを越えた。日本では「キャズムを越えた」状態ではないけども、IT業界周辺では、もはや必須のツール。自ら参加してつぶやかないにしても、リアルタイムな情報を探すツールとしての価値は非常に高い。

参加者視点としては、いわゆる「つぶやき」、「ミニ(マイクロ)ブログ」といった感じから、リアルタイムな情報の総合アグリゲーションサービスといった感じのものになりつつあるように思う。こんな感じ。

で、Twitterというのはとかく説明しにくいものだと思っているし言われたりするのですが、シンプルな仕組みの中に本当にいろいろなものを内包していて、

・ブログだったり
・メッセンジャーだったり
・RSSリーダだったり

するんじゃないのかな?

ということを昨夜、夢の中で考えてました(けっこう目覚めてからもクリアにこの結論が頭に残ってました)。
[N] 「Twitter」はブログでもありメッセンジャーでもありRSSリーダでもある?

つぶやきツールの中に、ブログの新着とかブックマークした記事とかいろいろ機械的に情報を流すのはどうよ? みたいな話が以前からあったけども、もはやそういうレベルでなく、情報はとにかく集め、そこからユーザー側で何かしらフィルタリングして使う(検索しかり、クライアントの機能による諸々しかり)ものになっていると感じる。個人的にも、使い方を考え直してみようと思っているところです。