山本七平「『空気』の研究」読んだ  

取り急ぎ、後に考え直すためのメモとして。

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))
山本 七平

文芸春秋 1983-01
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日本の「空気」について----対象への感情移入による絶対化、相対的に考えられない気質、といった事象には思い当たるものが多い。Pay Per Post関連の議論にもどこかそういった雰囲気が感じられるし、よくある「マスメディア対ネット」論にも、そういった基盤があるように見える。

西欧人の徹底的な相対化思考が一神教から来るものだとし、一方で空気→対象との自己との境界が不明瞭で、感情移入が絶対化された状態が多神教、そしてアニミズムから来るもの、という指摘に興味を持った。こちらのエントリーの話にも通じる。

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「父と子の隠し合い」の関係性を社会にまで敷衍してしまい、社会全体が「虚構の支配機構」であるといった指摘は、河合隼雄の著書において書かれる「日本の会社はイエのような構造である」ということと重なる。冷徹な山本、柔和な河合というトーンの違いはあるが、指すところは同じだろう。

インターネットにおけるコミュニケーション、そしてコミュニティ・マーケティング、カンバセーショナル・マーケティングに関する日本固有の問題を考える上で、大いに参考になる本だと思う。

よくわかる要約があった。
「「空気」の研究」山本七平著 | Kousyoublog

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