「はてなブックマーク」リニューアル発表会での所感  

はてなブックマークのリニューアル発表会に参加しました。 「お気に入り」や検索機能を大幅改善した「はてなブックマーク2」発表 - できるネット+ 編集部ブログ 個人的に感じたことをいくつか。 発表会の効果で「多くの人に正しく知って」もらえると思う プレゼン冒頭で発表会を開催した意図...

はてなブックマークのリニューアル発表会に参加しました。

「お気に入り」や検索機能を大幅改善した「はてなブックマーク2」発表 - できるネット+ 編集部ブログ

個人的に感じたことをいくつか。

発表会の効果で「多くの人に正しく知って」もらえると思う

プレゼン冒頭で発表会を開催した意図として「何が変わるのかを、多くの人に正しく知ってほしい」といった言葉があり、現状の問題点を「機能層」と「社会層」に分けて考え、今回は「機能層」の改善であるとしています。

はてなブックマークについて語りたい人の多くは「社会層」をこそ問題視しているが、今回の改善は「機能層」。しかも、目玉のひとつの検索は相当高度なことも「できて当たり前」であり、リリースで出しても「ふーん」で終わりかねないネタです。「で、『社会層』はどうなのよ?」という突っ込みは当然予想できるところであり、そこらへんの心配はあったんだろうなーと。

発表会で説明を受けることにより「内部システムがえらいことになっていたので大胆な改善をやりにくかった」という事情や、検索システムの凄さがよく伝わりました。また「お気に入り」関連や諸々の改善点はやたら多い&細かいので、発表会のような場で説明を受けないと細かくチェックするのは難しかっただろうと思いました。そんな中から、ブロガーそれぞれが気になった部分をクローズアップして紹介しているようです。

意地の悪い見方もした

一方で意地の悪い見方をすると、(技術者集団であるはてなが)自分たちのやりやすい所から手を付けてるな、という感もあります。「はてブを便利に使っているユーザーにとってのはてブ」は新しくなり利便性が上がるけど、「はてブを問題視する人にとってのはてブ(ネガコメの怒号ワンストップ問題とか)」は何も変わりません。

例えば、「3ユーザー以上から非表示設定されているユーザーは問題発言が多いユーザーとしてゲストアクセスの場合はコメント非表示」のような措置をとれば、ある程度問題は緩和されるんじゃないかとも思います。

ここらへんのシステム改変に慎重になるのも分かるなーと思いつつ、パブリックな場所では変なノイズになりかねないものは先回りして隠蔽しておく、というような考え方もありなんじゃないかと思います。この手の情報集積装置は、技術者など理系の人とそれ以外の人で、全然使われ方が違うと思うので(理系ユーザーは正解の出る問題に向かうことが多いが、社会ネタなどは簡単に正解の出せない問題が多い)、技術者的発想だけでは問題あるのでないかと......そもそも技術者的発想だけで作られているのかどうか分かりませんが。

はてなブックマーク市民とか議員(仮)とかはよく分からない。一定以上のロイヤリティがあるユーザーに限定サービス、というのは良いと思うけど、「はてなは変な自治組織があるみたいだからキモイ」という意見も聞くしなー。システムの作り込み次第でしょうか。

「お気に入り」はどう転ぶか分からないなと思った

悪いところを改善するのには2つの方法が考えられます。「悪いところを潰す」のと「良いところを伸ばすことで、相対的に悪いところが見えにくくする」的な方法です。今回の「お気に入り」の改善は、情報収集システムとしての「良いところを伸ばす」方に繋がりうるなと感じました。

一方で、ネガコメユーザーをお気に入りに入れておいて自分もガンガン吹き上がるぜーみたいな使い方も可能といえば可能であり、そこらへんのネガコメ加速化みたいなことも起こりうるんじゃないかと思いました。

どっちにどう転んでどんな問題が出てくるかはよく分からないけど、後者のようなネガコメ人は現在でも諸々の方法で加速している感があり、前者への好影響の方が圧倒的に強いのではないかという予想をしています。