ソニーの新サービス「Life-X」に見た限界と可能性

今日、ソニーのカンファレンスで「Life-X」のデモなど見てきた。写真、動画、メモ、Webクリップ、ブログなどのコンテンツを集約し、友達や家族と共有できるというもの。Flickr、Picasa Webアルバム、YouTube等々のサービスからデータを集めてきたり、各サービスに「Life-X」を通じて投稿できたりもする。Friendfeed競合? と見せかけて雰囲気としてはmixi競合のようにも感じるサービスだった。

ソニー、他のWebサービスと連携できるコンテンツ一元管理サービス(INTERNET Watch)

あれiPhoneは? mixiとの関連は?

そして「Life-X」のインビテーションをいただいてきたんだけども、なかなかなー。とがってる人には「iPhone向けページがないのはなんで?」になりそうだし、一般人はmixiで満足してしまっているし……。

PCはないがBRAVIAやPS3のあるご家庭でのLife-Xというのは魅力的であるんだけども、ド田舎だと回線の問題があるし……。どこかソニーに囲い込まれたユーザー以外にもアピールするユニークなキラー要素がないと、コアなソニーファン以外にアピールする要素が見えないなー。

と、質問してみたところ、iPhone対応については、単純に作業の優先度の問題と考えてよさそうな感じだった。iPhoneを無視する気はないし、ソニー製品だけで囲い込もうとしているわけでもないとのこと。

また。ソニーはあくまで「Life-X」を各ハードウェア(VAIO、BRAVIAのアプリキャスト、PS3、PSP、携帯電話)のバリューを上げていくための中間サービスと位置づけているそうで、コミュニティサービスを提供しているmixiとの共存も可能であり、OpenIDの利用や、より多くのAPIへの対応も考えているとのこと。

このへんの限界(オープンになりきれずソニー囲い込み? mixiとか既存のボリュームゾーンのトレンド無視?)に見えたところは、今後の(β公開中の?)努力で何とかなるのかもしれない。

テレビやゲーム機にWebの「コミュニケーション」を取り込む

「Life-X」は、以前の家電キャズム会議でちょっと話題になった(話題にした)「テレビにコミュニケーションをインプリメントする」手段となり得る。

BRAVIAにはフィードを読み込む機能(前述のアプリキャスト)があるそうだけど、どこの馬の骨とも知れないサービスのRSSを突っ込むのをオフィシャルに推奨するわけにはいかない(らしい)。

でも、いったんSONYブランドのサービスに取り込むことで「フレンドフィード? 何それ?」みたいな層にも届けやすくなるし、2chとかTwitterとかのRSSじゃなくて天下のソニーが提供するサービスの情報を貼りましょう、とすることで関係各所の風当たりもソフトなものになるのだろう。

そしてまた、今後この手のサービスを発展させていく土台作りとしてもやっとくべきものだろうと思った。そして、PCやケータイ以外のネット家電向けコミュニティサービスのプラットフォームをソニーが提供していく、と考えれば、確かにmixiともうまい関係が作れそうに思う。

「めんどくさい」を超える何かが欲しい

「Life-X」に誘いたい人の顔というのはいくつか浮かぶけども、うまく誘えるイメージがあまり湧かない。何しろめんどくさそうだ。まずIDの取得とかの操作がわからんと言われたときに教えるのがめんどくさいし、Flashとか多用したUIが5、6年前のマシンを大事に使ってるような人たちには辛そうだし、仮にBRAVIAやPSPを持っていたとして、その画面でメールアドレスとパスワードを入力する操作もめんどくさい。

で、そこを超える何かが欲しいなーと思う。PCで設定を保存したメモリースティックを挿入するだけで設定が完了する、みたいなギミックでもいいし、mixiのIDでそのままログインできるよ、ということでもいいし、ソニースタイルで注文するときにIDをかを申請すると、設定済みにして田舎の親に送ってくれる、みたいなのでもいい。なんかそういうのがあれば、誘ってみようかというモチベーションが高まると思う。

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