ソニー「α300」イベントで、ボディ内蔵手ブレ補正のスゴさを実感  

ソニーの一眼レフ「α」シリーズによる「デジタル一眼レフ入門」ブロガーミーティングに参加してきました。

内容は、基本的にはコンパクトデジカメからステップアップし、初めて一眼レフを使ってみようかな、という初心者向け。7月17日発売の「α300」を利用し、プロ写真家・瀬川陣市さんを講師にお招きしての一眼レフ撮影講座と、ソニーマーケティングさんによるαシリーズの説明を聞いてきました。

まず、瀬川先生の撮影講座。初心者向けということで、絞り優先AFとシャッター速度優先AFを使った画作りについて、α300で実践しながら学びました。

瀬川先生が、一眼レフと昨今のコンパクトデジカメの進化の進化について一言。「最近はニコッって笑うだけで撮れるカメラが発売になってますけど、今度は3と5の倍数を言うだけでシャッターが切れるカメラが出ると思います」。それイイですな!

αシリーズの特長(1)ボディ内手ブレ補正がすごい!

次に、ソニーマーケティングの北村さんが、αシリーズの特長について説明。日本ではキヤノン・ニコンの2強が強すぎるけど(それでもシェア約10%でNo.3)、海外では良い成績。でも日本ではまだまだです、とのこと。

αシリーズは比較的大きくて重いそうですが(確かに、ライバル社のエントリー機とカタログスペックを比べると重いかも)。その理由は、本体に内蔵している手ブレ補正機構。2.5〜3.5段の補正を行っているそうです。

右(写真左)が普通のCCDで、左(写真右)がαに内蔵されている手ブレ補正機構つきのCCD。

で、試してみましょうということで、焦点距離70mm(105mm相当)でシャッター速度を1/4秒にして、撮り比べてみました。

この写真は約0.5倍ですが、等倍にしても手ブレ補正つきだとおおむねエッジが立ってるように見られます。手ブレ補正なしでは、やっぱりどう頑張ってもブレブレ。1/4秒なんて、旧来のカメラの常識では三脚なしで使っちゃいけないシャッター速度です。

オリジナルはこちらから。手ブレ補正あり手ブレ補正なし

一眼レフの手ブレ補正って使ったことなかったけど、これはいいわー。暗いところでも3段前後のシャッター速度が稼げたら、かなり撮れる写真が増えそうです。とくに夏場はお祭りとかキャンプとか、暗い中で撮りたい場面が多くなるし、そういう場面でもフラッシュ炊かずに撮れれば、自然な感じの写真が残せると。モノより思い出と。

αシリーズの特長(2)ライブビューのピント合わせが一番速い(らしい)

もうひとつのαシリーズが持つ特徴として説明されたのが、ライブビュー時のピント合わせの速さ。

他社の一眼レフではライブビュー時に撮影用のCCDに直接光を当てているので、ピント合わせがコンパクトデジカメと同じCCDコントラスト検知式AFとなり、一眼レフならではの合焦の速さがなくなってしまう。ところがαでは、合焦するための機構は一眼レフならではの位相差検知式AFが使えるようにし、ビューファインダーのすぐ脇ライブビュー専用のCCDを置いているとのこと。これは現在αだけ! だそうです。

他社製のライブビューを使ったことがないので分かりませんが、非常に複雑な機構になっているということは理解しました。今後Kiss X2でも試してみよう。

αのツァイスレンズはなぜ変なラインアップで、高いのか?

質疑応答およびその後の懇親会にて、マニアな質問をさせていただきました。

Q:カールツァイスレンズのラインアップがズームから始まって、標準と思う50mm F1.4がまだ出ていないのは何故か?

A:ツァイスレンズのラインアップは、既存のαレンズとかぶらないものという考えがあった。単焦点への要望が多いのは承知していて、今後順次揃えていく。ただ、αレンズを全部ツァイスに置き換えるような勢いでやるつもりはない(もちろん、置き換えを希望しているわけではないので……。開発にはかなり時間がかなりそうなニュアンスを感じた)

Q:α向けのツァイスレンズが、CONTAXやコシナなどMFツァイスレンズと比べて妙に高いのはなぜか?

A:まずツァイスレンズが高い理由としてはいろいろあるが、工程の違いには(ソニーの方も)驚いた。全数検査して、不合格品はバラして作り直したりしているなど、手間のかけ方が異常。他のツァイスとの違いとしては、α向けはソニーとツァイスの設計である(コシナのはコシナ&ツァイスとなる)ので……(比較してどうという話ではないようだ。同じ135mm F2や85mm F1.4でも、レンズ構成は全然異なるとのこと)。

RAWの画像は非常に素直です、とのこと

あと、ソニーの画作りについて少し聞いてみました。私もたいした知識があるわけでないためあまり突っ込めなかったけど、もともと加工を前提とした放送用映像機器などを開発してきたノウハウから、特にRAW画像は他社と比べても素直な発色になっています、とのこと。なので好みの調整がしやすいです、と。

目が衰えても被写体が素早く動き回ってても撮れるAFはやっぱりとても魅力的で、フルサイズセンサー搭載機と50mm F1.4、25mm F2.8か28mm F2.8あたりの単焦点ツァイスレンズが揃ったらαにしちゃうのもいいなあ、と思いました。それまではまだ2、3年ぐらいかかるかもしれないけど、何で繋ごうかしら……。

【PMA08】ソニー、フルサイズセンサー搭載の「α」を年内に投入

他社の一眼レフを所有しているがαはとても魅力的だと分かった、他社製レンズは使えないの? という質問に北村さんが回答「残念ながら使えません。が、私と同じ名字のカメラ屋さんで高く買い取ってもらえます」とのこと。確かに。

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デジタル一眼レフカメラα300 ボディ
DSLR-A300

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