叱られているのに笑う子
1歳頃ぐらいからだったか、息子があまりにも悪いことをした場合には叱るようにしていました。夜中になっても寝ないときとか(叱っていけないタイミングとかいうのの前の問題として)、大事なものをいたずらしたときとか。まだ言葉が理解できるわけがないのですが、何かしらは伝わるだろうと。
まあでも、叱っても遊ぶときやじゃれているときと同じようにキャーッとはしゃいだり、ニコニコ笑ったりするだけでした。まだ小さいから分からないかなあと思っていたんですが、1歳半ぐらいになっても変わらず......そのうち夫婦で息子の反応を観察していると、微妙な反応の違いが見えてきました。叱られるとわずかに狼狽えたり堪えている様子を覗かせつつも、楽しいとき以上に楽しそうな、作り笑いらしき笑顔を向けてくるのです。時には必死で話を反らそうとしてか「あ、わんわ」とか「ぶーぶきたー」とか言います。
なんでしょうか。「そんなに怒らないで、笑おうよ。遊ぼうよ」ってところでしょうか。
そこで過去のトラウマを思い出しました。私は小さい頃、なぜか叱られてもそれで凹んでいると知られるのが嫌で、叱られれば叱られるほどに、なーんにも堪えてませんよという風で無表情に聞き流すふりをするのが常でした。
小学校5年の時だったか、なんかの面談で学校に行ってきた母が「先生がお前はいくら叱ってもいつもへらへらして全然聞いていないって言っていた。全くその通りだ」と言いました。これはきっと私の「堪えてないふり」がパーフェクトに成功していたってことなんだと思うんですが、その時の私は、親も教師も今後絶対に信用しないぞと誓ったものでした。たぶん無表情で。
育児書(子育てハッピーアドバイス)によれば、叱られて反発したり知らんぷりをしたりする子はいわゆる「意地っ張り」で、内心では人並み以上に堪えているのに、それをうまく表現できないのだそうです。うちの息子の笑いで返すというのも、これの類似パターンのような気がします。
そうすると叱られて笑いを向ける気持ちはとっても分かる気がするし個人的にはそれを好ましく思うんだけど、「大人に叱られたらきちんとシュンとする」というのは、一種の表現というか相互確認というか、コミュニケーションとして大事だと思うよ、ということも伝えていきたいと思います。
(追記) 「笑ってごかます」というのもあるか......と思ってちょっとググってみたところ、
やはり「意地っ張り」のネガ反応(聞こえないふり)とポジ反応(笑ってごまかす)なんじゃないかなということにしてみます。
- 2008.06.21
- [学び・育児]


