ある意味ミラクルな「昭和のデジカメ」。ローライフレックス ミニデジ AF5.0

二眼レフカメラというものを知ったきっかけは「サザエさん」で、裏のおじいちゃんの家から出てきた古いカメラでがんばって写真を撮る、というエピソードを見たとき。そのカメラが二眼レフカメラで、話を聞いたサザエさんは、波平や井佐坂さんらに使い方を聞きながら、おじいちゃんとおばあちゃんの写真を撮ってあげる、というちょっといい話でした。

で、ある時に中古カメラ店で買ったのが「Rolleiflex V」という二眼レフカメラ(写真大きいほう)。資料を紛失してしまったのだけど、確か1951年に生産されたもので、当時のカメラはものすごい貴重品だったはず。本革張りで非常に手がかかっていると思われる作りのカメラです。ロマンです。

買ったものの使い方がさっぱり分からず、ちょうどそのころよく行っていた写真店のお婆さんに教えてもらいながら、何回か撮ってみました。

完全手動の使用感と、6×6(cmだっけ?)という正方形の特殊なフォーマット、やや褪せたノスタルジックな発色が好きでしたが、なにしろデカいし、扱いが猛烈に面倒だし(露出計がないので、一眼レフカメラか何かを露出計がわりに一緒に持ち運ぶ必要があったり。フィルムの装填・交換も面倒)、フィルムも高ければ現像代もプリント代も鼻血が出るほど高いしで、久しく使ってません。

Rolleiflex Minidigi AF5.0(写真小さいほう)を買ってから何度となく「久しぶりに撮ってみようか」と思うものの、子連れでこれまで持ち歩くのはどう考えても無理! と思って、相変わらず使ってません。でも手放せずにいます。


本体下部から後部を覆うフタを開けて、120フィルムを装填します(220フィルムは使用不能)。装填中に感光させてしまうミスを防ぐには、黒い袋の中などでやるのがお行儀のいいやり方。そこまでしたことありませんが。



ボディの右側に見えるピントリングを動かすと、上下のレンズが同時に前後します。そこで結んだ像が、上のレンズの分はファインダーに映り、下のレンズの分はシャッターを切ったときにフィルムに焼き付けられる仕組み。ファインダーと撮影用のレンズが別々にあるのが、二眼レフカメラの特徴です。

上下のレンズの間にあるのが、絞りとシャッタースピードを調整するためのリング。撮影用(下)レンズの左下にあるのがレリーズ(シャッター)ボタンです。この構造で手持ちでシャッターを切るとブレやすいので、片手でカメラをホールドして、ワイヤーのレリーズボタンをもう片手に持ってシャッターを切る方がブレなくて良いです。右下の穴は外部ストロボ用のX接点。ローライフレックスVは、このX接点を搭載した最初のローライフレックスシリーズだったはず。



ファインダーを覗き込んだところ。カメラをヘソ~胸の位置に構え(三脚も利用可能)、上からファインダーを覗くと、このように像が見えます(レンズからの映像を鏡で反射させているので左右反転してます)。また、前のレンズの部分をよーく見ると、赤字でシャッタースピード、黒字で絞りが書いてあるのが分かります。こうしてファインダーを覗いた状態のまま、露出も確認・変更できるようになってるわけです。


ちなみに、被写体はこんなやつ。


本題はミニデジのレビューでした。

Rolleiflex MiniDigi (ミニデジ) AF5.0 レッド 24613Rolleiflex MiniDigi (ミニデジ) AF5.0 レッド 24613

ローライ
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このカメラはフェチ的に二眼レフが好きな人にしかおすすめできません。しかも、二眼レフとかいいつつ上のレンズは完全ダミーなので、機構的には全然二眼レフじゃないし。写真の画質も悪いです。

また、起動するたびに設定したモードを忘れます。高解像度モードで撮りたいのに毎回ノーマルモードで立ち上がる。最近はもう諦めてノーマルで撮ってますが。撮影したJPEGファイルには、Exif情報はおろかタイムスタンプすら記録されません。びっくりしました。あ、当然ながらメモリカードの画像ファイルをいったん消すと、ファイル名に付く番号の連番がリセットされます。

つまり、この時代にどんだけ技術力ないんだよ! という感じのカメラです。


そんなこのカメラに愛すべき点があるとすれば、「何でもかんでも昭和テイストに撮れる」というところ。ヘボいけども妙な味わいのある画は、要は「昭和テイスト」なんです。技術力のなさが変なところで功を奏したと言っちゃってもいいかもしれず、「二眼レフである(偽だけど)」という点と相まってノスタルジックな気分を味わうことができます。

写真はこちらに:Flickr: Heartlogic's stuff tagged with rolleiflex


こういう被写体を撮ると違和感がなさすぎる。


昭和の観覧車(1999年お台場にオープン)。


昭和の札幌駅(2003年完成)。


「コンクリートジャングル」という言葉がはまる。


フォークソング(マイ・ペース「東京」あたり)が似合う中央線。


昭和のお茶の間の人気者。

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