ティム・オライリー「真のWeb2.0企業」と「アンビエント・コンピューティング」を語る  

概念の些末なところは浸透して、より根本部分の話に集中してきたという印象。PC以外のデバイスについてはずいぶん進歩か速い感があるけど、こんなもんだろうか。

「真のWeb 2.0企業であれば、ユーザー数に比例して価値が向上するデータベースを構築している。これは、ユーザーが生成するデータを蓄積する競争だ。Google やeBay、Amazonなどは競合企業に比べて強力なデータベースを構築しているが、この競争の勝者には大きなリターンが与えられる。」
Web 2.0は進化しつつも「力の一極集中」を懸念、オライリー氏が講演

さらにオライリー氏は、新たなセンサーが発達することによって、コンピュータを使っていることを意識せずに、インターネットの恩恵を受けられる「アンビエントコンピューティング」が実現すると予測。その具体例として、ユーザーが提供するGPSデータをもとにした交通情報や、米国で販売される自動車のタイヤに埋め込まれたセンサーをもとに情報を収集するシステムを紹介した。
Web 2.0は進化しつつも「力の一極集中」を懸念、オライリー氏が講演

新語「アンビエントコンピューティング」登場。「ambient」は「あたりを取り巻く」とか「環境の」といった意味で、「ユビキタス」と似てはいるけども、より自然で、肩の力が抜けた印象がある。

「アンビエント・ミュージック(環境音楽 - Wikipedia)」という言葉も定着しているし、コンピューティングと「癒し」のイメージが結びついてなんか面白い訴求ができるかも。

また「モバイルは,携帯電話のことではない」(O'Reilly氏)とも指摘する。例えば最近は,LinuxベースのGPS付きナビゲーション・システム「dash」が米国で人気だ。携帯電話に限らない様々なネット接続デバイスが登場し,それらに搭載されたセンサーがさらにデータを生み出そうとしている。そういったデバイスのセンサーが集めたデータが人間生活を助けてくれるようなシナリオを,O'Reilly氏は「アンビエント・コンピューティング」と表現する。「われわれは今,パーソナル・コンピュータ時代から,アンビエント・コンピューティング時代への変化を目撃している」とO'Reilly 氏は語る。>
【Web 2.0 Expo】「ユーザーの知恵で企業を変えるのがEnterprise 2.0」とO'Reilly氏:ITpro

オライリーの話のエッセンスは以下の3つ。

  • ユーザー数に比例して価値が向上するデータベースを持つのが、真のWeb2.0企業
  • 「アンビエントコンピューティング」、「クラウドコンピューティング」へ対応せよ
  • ビジョン(=高い理想)を持て
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