ソニーのアフィリエイト「BLOGENT」は、今更とか言わないでとりあえず入っとくといいかも  

アジャイルメディア・ネットワークより案内があり、ソニーが新しく始めたアフィリエイトプログラム「BLOGENT(ブロジェント)」の発表会に行ってきました。 不思議なのは、なんで今更アフィリエイトを、しかも発表会まで? という点だったんですが、プレゼンを聞いて「これはとんでもなく新し...

アジャイルメディア・ネットワークより案内があり、ソニーが新しく始めたアフィリエイトプログラム「BLOGENT(ブロジェント)」の発表会に行ってきました。

ソニー「BLOGENT」発表会

不思議なのは、なんで今更アフィリエイトを、しかも発表会まで? という点だったんですが、プレゼンを聞いて「これはとんでもなく新しいアフィリエイトだぞ!」ということが理解できました。

BLOGENTの特徴のひとつとして、ECサイトのURLをそのまま使う「ダイレクトリンク広告」というのが挙げられています。これは、

  • ブロガーは、BLOGENT加盟ECサイトにふつうにリンクを張るだけで良い
  • マーチャントECサイト側でJavaScriptとCookieを使い、リファラを見て来訪元を特定し購入までを追跡。BLOGENT登録アフィリエイターのサイトから来て購入したことが確認されたら、報酬を支払う

と、ブロガー(アフィリエイター)は全くアフィリエイトを意識せずECサイトにリンクを張るだけで、収入が入る仕組みになっているわけです。

当初マーチャントとして参加しているECサイトはSonyStyleだけですが、過去にもSonyStyleにリンクを張っていた人なら、過去ログが何も手を加えることなくアフィリエイトリンクになってしまう。今後BLOGENTに新しいマーチャントが加わったとき、それまでのリンクが突如としてアフィリエイトリンクに変わり、急に収入が入ることになる、なんてこともあるかもしれない。これはとりあえず入っといた方が入らないよりも絶対にお得です。

これは前向きに見れば、ECサイトへのトラフィック誘導に普遍的な価値を認め、その価値に対する報酬が広く公平に分配されるように整えられたシステムだ、と言えます。一方で、斬新すぎていくつかの問題が取り沙汰されるかもしれません。

  • 例1:アフィリエイトだかアフィリエイトじゃないんだか分からねーぞとか嫌儲者によるバッシングが起こる
  • 例2:セキュリティソフトでリファラ消してたらどうにもなんなくね?
  • 例3:発表会で「トップ20%のアフィリエイターでなく下位の、日記を書いたりコミュニケーションを楽しんでいるユーザーに、気軽にアフィリエイトを使ってほしい」といった話があったが、その人たちの活動と「アフィリエイト」の相性はどうなの? とか。「アフィリエイトする」ことをよく分かってなくてもできてしまうシステムってどうよ? 的問題
  • 例4:新手のスパム問題が生まれたりする? スパム判定基準も新しく考える必要があるのかも
  • 例5:商品レビューにあたって、メーカーの商品紹介サイトにリンクすると収入にならないのにショップにリンクすると収入になる。商品情報としてはメーカーサイトの方が充実している場合が多いからリンク先としてはより適切と考えられるのに、なぜ(追記:BLOGENTに限った話でないけど、例3の問題と絡めて)?
  • 例6:現状アフィリエイトをやらずに、熱心なファンのサイトからの誘導で大きな売り上げを出しているECサイトがあったとする。その店とファンサイトの両方がBLOGENTに入ったら、店の収入がかえって落ちる可能性もある

などなど、ちょっと簡単に結論を出しにくい問題もあるように思えます。上記5、6あたりは、今のところ考えがまとまりません。

ちなみに、収入の支払いはソニーポイントのみで換金不可。SonyStyle以外のマーチャントについては「ソニー製品を相性のいい企業を、ライフスタイル軸で」ということなので、家具とか雑貨とか食品とかのECサイトなんかが入ってくるかもしれません。

となると、アフィリエイトの概念を変える挑戦!? というよりはソニー大好きっ子のためのソニー流アフィリエイトって感じかもな、と。それにしても、登録しておいて特に損はない(はずな)ので、入っておくとある日突然過去ログがソニーポイントを生み出し始めたりするかもしれません。

なお、発表会では過去ログが云々なんてことは一言も出ていないし質問もしなかったのですが、システム的にはそういうことでしょう。