ネット対応テレビに「コミュニケーション」を組み込む方法
テーマは「ネット×テレビ」で、テレビ関係のネットサービスを展開するメタキャストの井上氏と、ソニーの岡本氏のプレゼンテーション+ディスカッションといった内容。たいへん勉強になりました。
詳細なレポートは誰かが書いて下さると信じて、考えたことをメモ的に。
テレビとは何か?
最初に「テレビとは何か?」的な現状の共有があると良かったかも。業界的の中の人には当然見えているのでしょうが、
- 誰が買ってるのか? 若い人? お父さん? AVマニア層?
- どうしてネットに繋げたいのか? 付加価値のため? ネットからの収益を狙うため?
- 最近も「1人一台、1部屋一台」みたいな状況なのか? PCに押されたりしてるのか?
- ネット機能についてDVDレコーダー等との棲み分けはどのように考えられている?
- 地デジになったらどうなるんだろ。アプリキャスト的な部分も放送局に握られる?
といったあたりとか。一部は途中のQ&Aの中で見えたのもあります。私もテレビの原価におけるネット機能の割合について質問させていただいたんだけども、その答えを自分なりに咀嚼すると「付加価値としてネット機能を付けたいが、現状それはお客さんに響いてないので、原価アップに繋がるようなことはできず、基本ゼロ円でネット機能を実装している」という状態なのかなと。
イノベーションのジレンマ?
全体として、テレビの課題は技術的なものというよりも政治的なものだったり、メーカー的にはナショナルブランドがイノベーションのジレンマに陥りまくってますよ、ということかなと感じた。
だからもしかすると「キャズムを超えろ!」は「イノベーションのジレンマを超えろ!」なのかなあとか。まあその、ネット機能付きテレビは確かにキャズムを超えてないので、そういう意味ではそういうことか。
やっぱりAppleは強いよなと。
テレビにコミュニケーションをインプリメントするイメージ
ネット付きテレビは、おそらくそこに「情報」か「コミュニケーション」をインプリメントしていくことになると思う。で、ブレイクスルーを生み出すには「コミュニケーション」が有効だろう。
アプリキャストはテレビの横にRSSリーダーを付けて好きなRSSを表示させられるそうなので、Twitterのログを流してケータイで投稿しながら友達との会話を実況スレ的に楽しむ、みたいなことは可能なんだと思う。問題は、それだけの意欲とスキルのあるユーザーはPC使うよね、というところだが。
で、PCよりもテレビを使うような層が、どんなコミュニケーションを望むのか? テレビの使われ方的にも「家族」という枠が大切で、例えば、子どもが帰ってきてテレビを付けたら外出中のママからの伝言が見えるとか、そういうのがあったら良いんじゃないかなあ。離れた家族とのコミュニケーションもできたらモアベター。
大枠のイメージとしては、家族ひとりひとりのケータイにある情報を共有できるメディア、という位置づけ。
一方で「情報」をインプリメントするイメージとしては、番組表データと対応させてタレントの公式サイトに誘導する、という手はあるだろう。これをビジネスにしてもいいかも。芸能事務所と契約して、所属タレントが出る番組と公式サイトをひもづけていくとか、テレビ局と契約して、番組の公式サイトとひもづけるとか。「アド街ック天国」の公式サイトとひもづいて、すでに発表されたランキングを見返せたりしたら便利よね。
- 2008.03.28
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