Macは特別! (MacBook Airレビュー記事関連)

こちらのMacBook Airレビューが、はてなブックマークのコメント等で物議を醸している。

MacBook Airレビュー前編:MacBook Airから見える新しい風景 (1/4) - ITmedia +D PC USER

確かに、“もし(MacBook Airに)選ばれた人々は、マシンをひと目見ただけで「他人が言う評価はどうでもいい、自分はこれを買わなければ」と強く感じるはずだ。"なんて下りの陶酔ぶりはオイオイって感じだった。

でもMacというのは特別なもので、私のようなにわかマカーには計り知れないもの(長く関わってきたジャーナリストをこれくらい陶酔させるような)が何かあるのかなと思う。文章そのものよりも、その奥を想像して不気味さを感じさせられたレビューだった。

(2008.2.21訂正)
適切でない引用をしてしまったので削除しました。失礼しました

MacBook Airを「パソコン」として評価する向きがあるけども、Macは普通の(Windows PC等と交換可能な)パソコンではない、と考えてレビューするなりレビューを読むなりした方が良いと思う。

Mac vs. DOS-Windows PCの歴史というのはずっと長くあることは知りつつ、それをあまり踏まえずに書いてしまうけども、PCは設計のコアに処理系があって、ガワ(UIとか、最近で言うところの「エクスペリエンス」とか「おもてなし」とか)は二の次である、という印象が強い。

一方でMacはUIとか「エクスペリエンス」を第一に作られていて、ガワのこだわりのために中身に無理をさせるようなところがある。やはりMacは気持ちいいし、Windowsは相対的にみて素っ気ない。

かなり無茶な例えだが、仕事も家事も育児もバリバリやるけど夫が出かけるときに玄関まで見送ってくれないし帰ってくるときにも玄関の電気をつけていてくれない奥さんがWindowsだとすれば、仕事も家事も育児もそんなにバリバリにはできないけど、夫がでかけるときには玄関まで見送ってくれるし帰ったときにも玄関で出迎えてくれる奥さんがMac、みたいな?

普通の成績表になかなか現れないところにMacの気持ちよさはあって、そこに惚れてしまった人にとって普段使いするパソコンはMacしかあり得ず、そのMacがAirみたいな筐体に乗ったときのはそりゃもう一大事だ、ということは理解できる。

LOOX Uを持っている私だって、あぶく銭が20万ほど入ればMacBook Airを買いたい気持ちで一杯だ。

そして、コアなファンにとってのMacの特別さというのは車のラグジュアリー感みたいなものともちょっと違うのかなという気がしていて、共有した時間の重み、みたいなものも考慮しないといけないんだと思う。

「結びつきをつくる、という意味なんだよ」
「むすびつきをつくる?」
「そうさ」きつねは言いました。「ぼくにとって、きみはまだ、十万人の男の子によく似た、ひとりの男の子でしかない。ぼくはきみのことなんて必要じゃないんだ。きみだって、ぼくを必要としていない。きみにとってぼくは、十万匹のきつねと区別がつかない、一匹のただのきつねだからね。でも、もし、きみがぼくを飼いならしてくれたら、ぼくたちはお互いに、なくてはならない者同士になれるんだ。きみはぼくにとってこの世でたったひとりの男の子になる。ぼくはきみにとって、この世でたった一匹のきつねになる…」
TBS|新訳・星の王子さま

当のMacユーザーには自明だけど、Mac経験のないPCユーザーには実はまったく分からない「何か」の差がある。いわゆる「IT業界」にあって、Macユーザーはずっとマイノリティであるということも関係しているのかも。

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