「初詣は鉄道会社が考えた行事」ネタと「コンテンツよりも経験」論について  

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 はてなブックマークなどを眺めていて、気になったネタを2点。 コマーシャルと年中行事について さて、先頃正月に神社へ参拝する初詣は日本の古い伝統行事などではなく、明治になってからある鉄道会社が始めたものだと知った...

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

はてなブックマークなどを眺めていて、気になったネタを2点。

コマーシャルと年中行事について

さて、先頃正月に神社へ参拝する初詣は日本の古い伝統行事などではなく、明治になってからある鉄道会社が始めたものだと知った。ヴァレンタインと同じだったのだ。
初詣の歴史を皆知らない - mmpoloの日記

初詣については知らなかった。こういうのはおそらく、他にもたくさんあるんでしょう。

最古のものは「土用丑の日」か? 「ゴールデンウィーク」という名称を作って定着させたのは映画会社で、「ゴールデンウィーク - Wikipedia」によると1951年のことらしい。いつごろの年代に、何の業界がこういうものを作った、という歴史を調べてみると面白いかもしれない。注目度の高い旬な業界がトレンドを作っているか、広告によって大きなトレンドを作れた業界がブレイクするかしているような気がしないでもない。

ちなみに昨年のトレンドであったところの社会保険は戦費調達が目的だったという話その2)。

クリスマスはカップルで過ごすべし、という空気が作られたのはバブル期以降であり電通あたりの策略なんじゃないかと思ってたけど、「クリスマス - Wikipedia」には「1930年代から、カップルにとっては着飾って一緒に過ごしたり、プレゼントを贈る日であった。一方、パートナーのいない「不幸な青年たち」には方々のレストランが「一円均一」のクリスマスディナーを売り出すなどして歓迎した」とある。でもソレが異常に焚き付けられたのは80年代ぐらいじゃないのかな?

「コンテンツよりも経験」論について

昨年末に、こういう話がポコポコと出てきたということは、このへんが今年の重要テーマになっていくのだろうか。

「ダウンロード違法化」のような話が出る中、コンテンツそのものから離れてみようぜ、という流れがこうした論を後押ししているようだ。「体験を売る」=「おもてなし」というのが小飼弾さんの記事。

昨年“「モノを売るな、体験を売れ」→「体験したという証明を売れ」"というエントリーを書いたけども、実際の体験を売らずに「体験した証明」だけを売る、というところまでイッてる商売もある。一方で「ドリルを買いに来る客は穴だけが欲しい」のかというとそんなこともなく、多くのDIYショップの客は「俺が(ドリルで穴をあけたりネジどめしたりして)作った机」てな物語――経験も欲しているわけで、まあそこはそれかなと。

このあたりは身近なところでゲームセンターの歴史と重なるのかなと思うのだけど、どうなんだろう。家庭用ゲーム機の高機能化に伴い、ゲームセンターのゲームは大型化し「体感ゲーム」となってまさに「体験を売る」に行く……と見せかけてコンテンツ(モノ)思考が抜けず低迷を続けたものの、対戦とかギャラリーしているだけで楽しめる音ゲーなんかの「経験」要素がヒットし、現在のゲームセンターが「経験」の場としてある、みたいな。

私自身はゲームセンターの歴史をまるで知らないので上記は適当な想像に過ぎません。