「モノを売るな、体験を売れ」→「体験したという証明を売れ」
こちらのエントリーで、「涙の強盗」の正体が見えた気がした。
「モノを売るな、体験を売れ」というマーケティングの格言がある。「クルマ」を売るのでなく「モノより思い出。家族でマイカーに乗ってドライブに行く。みんな、忘れるな、セレナ」という体験を売る、みたいなアレ。
映画や小説のようなものは、「映画や小説を売る」から「感動を売る」を飛び越して、「泣きました」を売る、というところに来てる、ということか(「強盗」うんぬんは冗談半分の話だが、こういう捉え方は面白いと思っている)。
普通は
作品に感動する→泣く→いい映画だった
となるところが、
泣く→泣いたということは私は感動したんだ→いい映画だった
という「証明書があるぞ→じゃあ大丈夫なんじゃね?」的ロジック。
関連して面白いなーと思ったのが、こちらの話。「体験したという証明」を刷り込んでおくことが重要だと。とても"正しい"なあと思った。
イベント運営の勘所 | IDEA*IDEA
それらの参加者へのメリットは開始直後に強く印象づけること。「今日はいいことありますよ~」としょっぱなからテンションをあげていくこと。
(中略)
イベントやプレゼンを終えるときは来場者へのメリットを再度伝えること。ここでの印象が来場者への満足につながると思う。だらだら終わらせないこと。
この前にやった「スヌーピーといっしょに DS 英語レッスン」が、久し振りに「モノを売る」姿勢ばっかりの商品で、「150以上のイベントアニメ」とか「1,000語以上を収録した英単語辞書」とかいうコピーがパッケージに並んでいて、なんとも懐かしさを覚えた。「体験を売る」思考であれば、「泣きながら一気に英検一級レベルになりました」とかなんとかスヌーピー好きを公言する芸能人の名前つきでコピーが入るところだろうに。
- 2007.11.26
- [コミュニケーションの話(ソーシャルメディア、社会の話)]
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