Googleの言う「Evil」とは、いかなるものか?  

Googleの理念に「You can make money without doing evil.(悪事を働かなくても金儲けはできる)」というのがあるのは有名で、そして、Googleが何かやらかすたびに、YOUたちの考えるEvilって何なのよ? という指摘が行われる。

先日、AdWords・AdSenceの広告フォーマットを改めて、広告エリア全体がクリッカブルな状態から文字のみがクリッカブルな状態へとした。個人的には「けっこうセコイことしてたなそういえば」という感想だったのだけど、そういう話題にはあまりならなかった。

これが「Evil」と言い切るのは難しいのかなあ、という気がしている。標準の小売価格198円の食品を買ってきて、とママから200円貰った子どもが、遠くの安売り店まで行って178円で買ってきて、おつりを2円しか渡さなかった、てな事象を「悪いこと」と言い切るのもどうか、みたいな感覚で。

さて今度はこんなネタ。Googleが、URLのタイプミスでやってきたユーザーを狙う「タイポスクワッティング」業者の片棒を担いでいないか、という指摘がされている。

タイポスクワッティングサイトから正規のサイトに呼び戻すためのAdSence出稿を正規サイトの企業に働きかけている、という話。

だが、そのAdWords広告がいくらで、タイポスクワッティング業者やGoogleが正規サイトに戻すためのAdSenceによってなんぼ儲けているのか? というのがよく分らない。そこってたいした額にならないし、現状のルールの中ではベストの解なのでは? という気がしないでもない。

以前にはこんな話もあったっけ。Googleのブログで映画「SiCKO」を批判し、医療関係者はAdWordsに広告を出すべし、と煽って炎上した件。

こうして見るとGoogleは、とりあえずの世界のルールに基づいて情報を評価・整理していく中で、何らかのバイアスをかけたかったらAdWordsを出せ(その代金は俺達の作ったインフラ代だ)、みたいな思想なのかなあ、と思える。「意見広告出すならAdWords」なんていうのは、それほど悪い考えでもないように思うだのけど。

動く金額が分からないのでアレだが、個人的には上記のクリッカブルエリア問題より、こっちの方が問題としては軽いという印象を持っている。そして、ママのお釣りをちょろまかして貯めたお金でクリーンな新エネルギーを開発しちゃうってのもオツなものかなあ、と。表面的な感想だけど。

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