もしオオカミ少年の村にnewsingがあったら

newsingの件に関連して、ひとつふたつ思ったことを。

newsingに低俗なニュースが多い件 | 近江商人JINBLOG

これは、私の感覚では取り返しのつかない失言だと思うのだけど、ミスの大きさのわりに失点は小さく抑えられることになりそうな雰囲気だ。思ったよりnewsing内のコメントには同意を示したり励ましたるするものが多いし、そのあたりのnewsingが本来想定していたのであろうユーザーと、上原さんとの信頼関係は崩れていなと感じられる。これは、とてつもなくラッキーなことだと思う。

その他の流れはこちらに詳しい。

[月] newsing・閉鎖騒動まとめ

一昨日、newsingではポイント計算方法の変更をアナウンスした。

【お知らせ】ポイントの加算方法が変更されました (newsingスタッフblog)

ボンクラな私はこの記事を見るまでnewsingのポイント計算方法を知らなかったのだけど(ヘルプを見たけどどこにも載ってない、と思った記憶があるのだけど、探し方が悪かっただけかもしれない)、初めてこれで、クリックも得点になっていることを知った。

そして、いわゆる「釣り」的なもの、スポーツ新聞ノリものが上位に並ぶことにも合点がいった。

興味を惹かれた見出しは、誰だってとりあえずクリックするじゃないですか。あの「オオカミが来たぞ」少年の村にソーシャルニュースがあったと仮定すると(すごく無茶だが)、最初の「オオカミが来たぞ!」というニュースは、クリック(=アテンションの獲得)を得点とするならばほぼ満点を獲得しただろう。で、2回目、3回目となるごとに得点は減り、本当に重要な「今度は本当にオオカミが来た」というニュースは得点ゼロだった、ということになる(話をかなり単純化しています)。おそらく、この村が羊たちを守るためには、別のルールで情報の重要度を評価するべきだった。

「釣り」的なインパクトの強い見出しに反応するのは人の性であるし、それをクリックするのは「投票する」以外にも「とりあえず確かめる」、「引っかかりを解消する」といった意味合いもあるはず。クリック=得点というシステムが必ずしも悪いわけではない(たいてい派手に盛り上がるし)けど、時と場合によっては悪い。

それらをまとめて「クリック=ポイント加算」とすることで、これまでのnewsingのようなランキングができたのだ、というのは興味深い。対して(類似サービスであるところの)はてなブックマークでは、クリックそのものは投票とみなされない。

その違いが、上位に上がってくるものの違いにもなっているのかもしれない。両サービスの違いについて「ユーザーのタイプが違うから」みたいな指摘は間違ってはいないにしてもそれが全てではなく、ユーザーのどんな行動にどう重みづけをしているか、という要素もあるのだろうな、と思った。

newsingで上位に入るとはてなブックマークの人気エントリーと同じかむしろ多いぐらいのクリックがあるのだけど、これについては「そういうの(スポーツ新聞的なソレ)がお好きな人はやっぱり多い」のだと思っている。そういう人たちが大量にいて、見出しをクリックし、そういうののスコアを増やす。だからクリック1ポイントだろうが0.5ポイントだろうが、おそらく影響力としては大差ないだろうと思う。

※追記
「1:9:90の法則(発信者1%:コミュニケーションする人9%:あと90%は読むだけ)」というものに則って考えれば、1を0.1ぐらいに変えれば、読むだけ層の影響力の評価としてドラスティックな見直しであると言えると思う。この「1:9:90の法則」について思ったのは、イントラネットとインターネット全体では、90%の人がサービスを利用する目的意識も考えてることも違うだろうなあ、ということ。

参考:イントラnewsingは1:9:90の法則に則っている - イントラnewsingブログ

「愛の反対は無関心」という言葉もあるように、「○」、「×」に加えて「読む価値なし(自分のクリック分のスコアを無効化、みたいな感じ)」という投票ボタンをつけるのが良いのかもしれない。これはごく表層的なレベルの話ですが。

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