AMNブログイベント「ブログとコンピュータ」で、UMPCの未来とインテルの思惑について考えてみた
9月14日、AMNブログイベント「ブログとコンピュータ」に参加しました。
チミンモラスイ? さんのレポートがやはり最も詳しいと思うので、詳細はこちらにて。拙著の紹介までつけていただいて恐縮です。
チミンモラスイ? : 『ブログとコンピュータ』 by AMN [レポート編]
前半のパネルディスカッションはどうも掘り下げが浅すぎた印象。うーんこりゃ参ったねと思っていたところ、後半のワークショップで賞品をいただけたので万事OKに。現金ですネ。
個人的には、パネルディスカッションの話題はもうちょっと高度なものに絞っても良かったのではないかと思ったのだけど、ブロガーの平均的なPCリテラシーは私が漠然と思っている水準より低いので、あのへんのレベルで、という判断だったのだろうか。いくつかイベントレポートを見ると、インテルへの理解が深まり、好感を持った人は多いもよう。
今回のイベントのネタの中心はUMPC。最近のPCのマーケティングは従来のマニアックなPCユーザーとかオフィスユーザーばかりを見ていればOKなわけでなく、生活のどこにPCが使われる可能性を見いだすかとか、競合になりうる家電から電子文具から諸々の動向も気になったりとかで、非常に複雑になっていると思う。で、そうした新時代マーケティング戦略の先端にUMPCがいる、というような話になるはず。
インテルが今回のイベントをスポンサードした狙いとしてPCマニアやオフィスワーカー層と似て非なる感じの「ブロガー」という層をもっと知りたい、UMPCのマーケティング戦略を考える上で参考になる何かを得たい、といったものがあると想像する。だとしたら、ワークショップの中で「ブロガーっておもしれーじゃん」的な感じが得られていたらいいなあと思った。
会場でいくつかのイメージやモックを見た感じ、UMPCはどうも「小さいPC作ってみました」以上の何かが見えてこない、マシンを手にしたときに利用シーンをイメージできないものが多いような気がしてならない。モバイルデバイスを「買いたい、持ち歩きたい」と思うきっかけはある程度限定的、かつ、それなりに切迫したなものであるはずで、その具体的な利用シーンを想定して、わかりやすい低機能な端末のイメージから「おまけ機能もいっぱい」的に広げていった方がいいんじゃないなかあ。
プロダクトアウトな感じの実機をとりあえず出して、マーケットからのフィードバックを得て改善した新機種を作り……ということをやっている間に、携帯電話だったり音楽プレイヤーだったりカーナビだったりデジカメだったり家電だったりのメーカーが、UMPCが入り込んでいくべき市場を獲ってしまいそうな気がする。とはいえ、インテル的にはそのときにもインテル入ってるぜ! という自信はあるのだろうと思うけども。
思いつきベースだが、UMPC的なものには3つの方向性があるように思う。
(1)限定的な用途に特化したデバイスになる。携帯型ニコニコ動画ビューアとか(コメントは音声入力+予測変換機能で)
(2)B5ノートをベースに、とにかく薄く軽く使いやすく進化していく
(3)現在存在しない、まったく新しいジャンルの商品になる
夢があるのは(3)で、ワークショップの際に考えていたのもこの方向性。現在の普通のユーザーが普通に期待するのは(2)。(1)の方向性の個人的な要望としては、電子辞書のようなフォルムで、無線LANとモデムとブラウザとテキストエディタと10GBぐらいのストレージが付いたマシンが欲しいんだけど……。このあたりは、今週届くFMV-BIBLO LOOX Uをいじくりながら考えたい。
- 2007.09.18
- [その他]
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