ブログマーケティングへの態度は「無関心」、「嫌い」、「当事者です」の3つしかない
「非当事者・ブログマーケティング好き」というポジションが抜けてる感じがする。これは「感じ」に過ぎないんだけども(なお以下、ブログマーケティング≒ブロガー連携による宣伝・モニター施策のこと)。
こういう感覚は前からぼんやりと持っていたのだけど、より明確なイメージになってきたのは、このあたり。
映画・音楽の宣伝、「専門誌よりブロガー」 - ITmedia News
はてなブックマーク - 映画・音楽の宣伝、「専門誌よりブロガー」 - ITmedia News
livedoor クリップ - 映画・音楽の宣伝、「専門誌よりブロガー」 - ITmedia News
はてなブックマークのコメントに、そこまで言うか? と思ってしまうような“ブロガー試写会招待”に対する否定的コメントがいくつかある。そういうコメントをする人たちは、素朴な感情として、ブログマーケティングというやつが「嫌い」なんだろうなと思った。
アフィ記事が嫌われる原因の一つとして、
「ブログなんかで金儲けしやがって」
という(嫉妬心のような)物があると先に書きましたが、子飼氏はすでにお金持ちです。したがって、嫉妬する気にもなれない、のでは無いかとw
げんじつとうひ。 - 企業がブロガーに記事を書かせる時点で「失敗」だと思ってる。
あまりに素朴すぎる。おそらく意図してないことだろうけど「非金持ちがアフィリエイトすると嫉妬されるぞ。アフィリエイトをしていいのは金持ちだけ」とも読めてしまう。
ブログマーケティングを推進している人も、まだまだ試験的にやってるフェーズにいて、それほど強い説得力のあるデータでブログマーケティングの効果を説明しきれていない、と感じている。その一方で、反対派が(いるとして、)それ以上に説得力に欠けてる、ってのはどんなカオスかと。
この時代に、十把一絡げで「企業からの要請で書かれたブログ記事は信用ならん」と主張することのむなしさ
ブロガー(に限らずあらゆる人)が何かに興味を持つ/持たない、紹介する/しない、好きになる/ならないの閾値は異なる。そして紹介のしかたも異なる。別の話でいえば恋愛にだって、自分から好きになる場合もあれば、相手から告白されて、その人のいいところを見つけて好きになっていく、という場合もあるし。
だから、特定の具体的事例を批判するのならともかく、一般論的に「企業から貰った製品(招待された映画)のレビューは信頼に値しない」的なことを言っても、まるで説得力がない。企業から製品を貰って信頼に値するレビューを書いてる人も実際にいるし、そちらの方の印象が強い人にとっては「何いってんの?」でしかないわけで。
もっとも、別に誰かに伝えたいわけじゃなく、吐き出してスッキリしたいだけなのかもしれないが。
駄記事がWebに溢れるのが(そして、それに騙されて観ちゃう人がいるかもしれないのが)許せない、という気持ちには共感するけど、だから書くな、という批判は、現状のWebの在り方に逆行していると考えている。今や、駄記事を書く権利とツールは万人のものであり、仮に試写会に招待されたブロガーが書かなかったとしても、映画会社の社員が書くかもしれないし、映画会社の社員がバイトを雇って書かせているかもしれない。
そんな中で、目についた範囲だけを批判する行為に大した意味はない。暗い方向で考えれば、それでは上手なステルスマーケティング実行者が「やっぱりこっそりやるに限る」と確信を深めるだけだ。
それより、良質な記事を増やすこと(自分で書くことを含め)、そして、良質な記事が駄記事よりも見つかりやすくすること、を考えることが重要だと思う。
承諾誘導の悪用問題と、品川問題(仮称)
ブログマーケティングの類について私自身が感じていたり、周囲で見てきた気持ち悪さの一部をある程度言語化しようとしてみたのが「ブログマーケティングに感じられる違和感と、3つの論点 」という記事。
まだうまく言語化できていないものとして、「そんな言い方されると、俺がこれを好きになったらお前は自分の手柄にしそうだな。品川がハガレン描いたのか!? 問題」みたいなのもある。
要は「押し付けがましい」ということなのかなあ。こういう一部の書き手への悪感情が「ブロガーのレビューなんて」みたいな話に繋がっていることもあると思う。個人的にも「俺的に見て品川」なブロガーはいるし、逆に、レビューを楽しみにしているブロガーもいる。
「非当事者・ブログマーケティング好き」という人も本当はいる、はず
アフィリエイトをやってるブログの愛読者は、「好き」かどうかは分からないけど否定的ではないだろう。ただ、こういう人は特にはてブしてコメント書いたり等のアピールをしないので、目立たない。聞いてみれば面白い視点があるんじゃないかとも思うのだが……。
ブログマーケティングの関心度はいかほど?
この週末に書かれたululunさんのブログ記事が大変アツく、ある意味で重大な真実をエグってしまっている感じがすする。
煩悩是道場 - ブログマーケティングのジレンマ
煩悩是道場 - ブログマーケティングがキモい理由がわかったよ
中でも「この手のエントリ、PV低いんだよなー。ブクマも集めないし
」というのが、ブログマーケティング関係の話題って実はみんなたいして読んでないし、関心ないよね、ということをサクッと斬ってしまった感じがした。私も同じことを感じていたところだったので。
ネタとして複雑すぎるし、議論しやすい議題設定がされていない(湯加減がよくない)、という面もあるけど、興味がある人はみんなすでに参加していてガンガン前に向かって突き進んでいる一方、そうでない人はまるで無関心、といった構図もあるんじゃないかと思っている。
で、3つの論点のうち三番目の「承諾誘導の技術そのものは否定されるべきではない」については論点1と論点2について熟考しないと導き出せないので取り敢えず横に置いておきます。
私が出した論点2つは置いといて「影響力の武器」を読んでから考えるのがいいと思います。「~否定されるべきではない」というのは私も本からつまんでいるわけで、元の本を一通り読んだ方が、考えるための材料を多く得られます。
CyberBuzzに参加している事を表明するバナーを張りながら「ペイパーポストはどっちに入れるか迷う」って言う小林さんておちゃめ。
あー、CyberBuzzもペイパーポストの一種という扱いなのか! と思いました。
私の中では「ペイパーポスト」というのは、@Pressとかみたいにブロガーに情報だけ与えて記事を書かせ、それで100円あげます、みたいなやつ。CyberBuzzはそうじゃなくて、基本的には案件の参加希望者から抽選して実際の商品をくれたりイベントに招待してくれる、というシステムなので「レポートが義務の懸賞サイト」という認識でした。きちんと体験を与える点、短絡的な「宣伝を書かせること」のみのものではない点で、ペイパーポストとは趣の異なるものだと考えています。
CyberBuzzの何かに参加したいと思いつつ、全ての抽選に外れて続けているのであまり語れることがないんですが、そのうち案件に参加する機会があったら何か書きたいと思います。
- 2007.09.10
- [コミュニケーションの話(ソーシャルメディア、社会の話)]
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