ブログ関係補筆  

はてなブックマークのid:kanimaster(Ken)さんのコメントが、思っても見なかった切り口からの示唆に富んだものであったので、忘れる前にいくつか。

はてなブックマーク - 「ブログを毎日書け」と言われて「よし毎日書くぞ!」と思ったら負け :Heartlogic
kanimaster blog, writing コミュニケーションの要素をわざと外している。

外した理由として意識にあったのは「話がややこしくなるから」というものだけであったのだけども、よくよく考えてみるに、「書く」ことの自分なりのスタイルを組み立てること、自分の書いたものや、書いている自分自身に一定の自信を持つこと――要はネットのテキストコミュニケーション用自我を確立する作業が、他者と交わる前に必要だと考えているのだな自分は、と気づきました。

これが不十分だと、他人にちょこちょこ言われるだけで自己が揺らいでしまったりとか、クネクネに興じて自分を見失ってしまったりとか、ちょっとした火種で大炎上してみたりとかしてしまう。そこらは程度問題ではあるものの、まあ震度6強ぐらいは耐えようよ、みたいな話で。……ちがうな。4ぐらいまでかな。

はてなブックマーク - 認知科学者が解説するブログの「外化」作用―大学3年のゼミ生が大学院レベルに :Heartlogic
kanimaster blog, education レポートや論文との違いは?

そこの違いというのは自分の中ではっきりとしていたので、その問いはちょっと驚きました。

レポートや論文というのは、他者が読むための文章を、他者が理解できる言葉で、何かの締め切りに合わせて書く。対してブログというのは、第一の読者として自分がいて、自分が読むための文章を、自分の脳に合わせた言葉で、自分の書きたいときに書く、という違いがあると考えられます。だからブログは、自分の思考の流れ、脳内コンテキストに沿ったことを書き、学習できる、というのが特徴ではないかと。これはかなり話を簡素化していて、そこまで切り分けていない人も多いと思いますが。

個人的な話でいえば、ライターの仕事というのは発注者の注文に応じた内容を、想定顧客に向けた言葉で書く。対してブログのエントリーは、自分の興味がある内容を、まあとりあえず自分が理解できればいいか、ってことで書く。そういう意味では両方とも似たようなテーマでなおかつ「文章を書く」という同じ行為ながら、別腹なわけです。

ちょっと関連:
ライターは字数を埋めるためにインプットする。ブロガーは貯まったインプットを書き出す

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