俺のブログ論2007  

自分とブログの最近について、いくつか。 (1)自分は「ブロガー」か? という問題意識がわりと落ち着く 私はライターや編集者という、ブロガーと似ているようで似ていない仕事をしているので、自分を「ブロガー」と定義づけることに、何となく抵抗があった。単なる個人的な、どうでもいい拘泥であ...

自分とブログの最近について、いくつか。

(1)自分は「ブロガー」か? という問題意識がわりと落ち着く

私はライターや編集者という、ブロガーと似ているようで似ていない仕事をしているので、自分を「ブロガー」と定義づけることに、何となく抵抗があった。単なる個人的な、どうでもいい拘泥であるのだけども。

これは、ライター=プロ=上/ブロガー=アマ=下 なんてことを邪推されそうだがそうではなく、ライター=職業人=「一定の型」によって仕事をしている(発注・受注の慣例的なものとか、メディアが要求する文章の一定の型、正しいとされる表記のルール、等々)/ブロガー=アマチュア=自由 といった差を感じていることによる。私はライター的な「型」に日常的にはまっているだけに、その型でもってしかブログをできていないんじゃないかと。

このあたりについては、わりと近い業界でありながらこれまで全く接点がなく、きっと今後も仕事上の濃密な接点はないであろうアップルのStartMacモニターに当選し、いちブロガーとして遇されてみて、ああ、俺って普通にブロガーやってるなーと、わりと拘りを捨てられた気がする。

(2)最近の注目ブロガーは「30代の、ブログでネットデビューした世代」

個人的な感覚として、ネットは仕事でも使っているけど遊び場でもあり、自分のブログとかホームページというのは遊び場、オフタイムに使うもの、という意識が強い。ところがブログを始めて以降、このあたりの仕事モードと私用モードの境界が曖昧になってきていて、うーむと悩んでいただのだが、最近になって自分の中である程度整理できてきたような気がする。

こうした意識との関連で、最近気になっているのが、30代になって会社である程度まとまった仕事を任されるような立場になり、2004年前後あたりのブログブームで初めてネットデビューした、という世代の人たちだ。

身近にも何人かそういう人がいながらずっと気づいていなかったのだけど、こういう人たちは、ものすごく意識的に仕事にネットを利用しているというか、ネットから得るあらゆるものを仕事へと徹底的にフィードバックさせている、という印象を受ける。ビジネスマンである自分への投資としてブログを書き、異業種交流会としてオフ会をやり……みたいな。こういう人たちが見ているブログとかネットというのは、「ネット=遊び場」という意識の強い私が見ているものとはずいぶんと違うものなんじゃないか? ということに、最近になって気づいた。

梅田望夫氏が以前に書かれていた「ネット世代」の話がずっと頭に残っているんだけども、

ネット世代とPC世代を分ける「インターネットの隠れた本質」:梅田望夫・英語で読むITトレンド - CNET Japan

このあたりで語られている「ネット世代」というのは、自我の形成期、社会と自分とのかかわりを考え始める年齢の頃にインターネットが当たり前の存在になっていた世代、と解釈している。

一方で、30代ぐらいになって、会社内である程度の地位になり、自分の世界観が変わり、新たな何かによって成長していかなくては、と考え始めたときにインターネットに出会った世代、というのも、何かちょっと変わった特性を持った存在なのかもしれない。梅田氏もここに入る、という整理もできそうだ。

こちらは、ゲストブロガーとして岡田正大氏が書かれたエントリー。

「真のネット世代」再考:梅田望夫・英語で読むITトレンド - CNET Japan

「自律」のための有用なリソースとしてのネットの集合知・群衆の叡智。そして、そこでの人との出会いがビジネスチャンスを生み、リアルでの自分をエンパワーメントさせる、みたいな流れへの示唆的なものが読み取れるかもしれない。

(3)トラックバックはどうにもならないほどに終わった

有名ブロガーがトラックバックを使わない→なんかこっちばっかり使うのもアレじゃない? スパイラルも一因でないかと思うけどとにもかくにも面倒くさいことは間違いなく、新味のなくなったトラックバックは使わなくなり、来るトラックバックもスパムばっかり。

ついでにコメントについて。このブログのコメント欄は前のサーバーで「過負荷だ」と言われ、とりあえずの対策として閉鎖していました。サーバー移転後は少し考えて、コメント返信に1件あたり30分以上かけてしまうことが多い、という私の心の病気と、時間のなさを勘案し、不義理なコメント欄を置き続けるよりも閉鎖して、何かあったらソーシャルブックマークで突っ込んで貰おうという結論に至り今も閉鎖しています。

参考:
「TrackBackはもうなかったことにしてはどうか?」とは? - Ogawa::Memoranda