iPhone+Safariがもたらす「The Web As Platform(Webがプラットフォームになる!)」の新時代
startmac WWDCで新iPodが出ないことにホッとしたのだが、金がない。これでiPod nanoを安心して買えると思ったのに……。
ヨタ話はさておき。嫌な感じに遅い話題だが、手の空いた隙にメモしておこう。あんまり追ってない分野のネタなのでよく分かってないが。
WWDCの目玉はWindows版SafariとLeopardの新機能 (1/2)
アップル主催の開発者向けイベント「Worldwide Developers Conference(WWDC) 2007でジョブスが発表したのは、次期OS「Leopard」とWindows版「Safari」だけだったよーんという話。
とはいえ、このSafariの話は大きい。
maclalalaweblog: 重要なのは Leopard ではなく Safari だ:Paul Thurrott(ネタフル経由)
iPhoneアプリ開発は「Web2.0標準で」――Appleがデベロッパーに指針
ジョブスは、iPhone向けアプリを開発してくれるサードパーティに「Web2.0チックなWebアプリとして開発してちょ」といい、同時にWindows版を発表してSafariのシェア拡大を狙うと発表した。
Safariのβは今のところ日本語がまともに出ないしいろいろ問題があるけども、Windows標準のデザインを使ってなくてMac OSライクなウィンドウになっていたりと、UIにかなりこだわりのあるものになりそうだ。なんつったって、Appleにとってはこれが次世代のプラットフォームになるのだから。
ジョブスはオライリーの言葉の受け売りを嫌うかもしれないが、Web2.0の「7つの原則」の1番が「The Web As Platform」(でもって当然ながら6番目の「Software Above the Level of a Single Device」も絡む)。プラットフォームとして振る舞うWeb。携帯電話という常時接続デバイスの上にSafariというプラットフォームを乗っけて、その上で諸々のアプリが動く、という環境をAppleは構築していこうとしている。
上記の「Web2.0標準で」というのは元がどういう英語だったのが調べていない(手抜きだ)が、Ajax云々の問題ではない。AppleはSafariを普及させて「Safariで動くWebアプリを開発する」という努力の対価を高めていくから、みんなSafariに対応したWebアプリをがんがん作ってくれよな! ということを言いたいんだと思う。そういえば私は、Safariだといろいろ動かないサイトがあるらしいという噂を聞いていたので、MacのブラウザはFireFoxにしていた。これってSafari的には一種の風評被害?
Japan.internet.com Webビジネス - iPhone 対 Windows Mobile、勝者はどちら?
こちらは2007年2月に書かれた、Windows Mobile 6発表前の記事だが、
Ajax を使って仕事をする人に、iPhone は大人気となるだろう。こう考えればいい。Safari(Mac OS X 10.4バージョンより、WebKit ビルドの Safari にはっきり言えることだが)のおかげで、iPhone では現在の Windows Mobile の IE よりはるかに Ajax Web アプリケーションをうまく動かすことができるようになる(「Treo ブラウザで Ajax を動かす」などと笑わずには書けない)。Zimbra などのような会社や、Ajax の限界を押し広げようとしている他社に対して、iPhone はそれぞれのニーズに合わせることができる。心底 iPhone が Ajax アプリケーションの主要プレーヤーになるだろうと思う。なぜなら、Apple の認証プロセスを踏む必要もなく、何よりも速く簡単に iPhone にアプリケーションを取り込むことができるからだ。
と、Ajaxに関してはiPhoneが最強だと書かれている。
一方、Windows Mobile 6では、
Windows Live連携などを図った「Windows Mobile 6」日本語版が正式発表
「Internet Explorer Mobile」も機能が強化され、AjaxやJavaスクリプトなどの標準規格をサポート。また、ワイドVGA(800×480ドット)やVGA(640×480)への最適化が図られたほか、Webページ読み込み時に表示エリアから順にレンダリングすることで完全表示までの体感スピードの向上が行なわれている。ということだが、どーなるんだろうか。
肌身離さず持ち歩くことになるモバイル機は、机の上のお仕事で使うマシン以上にUIのルック&フィールへのこだわりを追求したくなるものだと思う(そして、必要な機能は比較的少ないはず)。Windows Mobile版Safariが出るのか、それともUMPCでSafariみたいな環境が一般化していくのか分からないが、Appleがお得意の「UIの気持ちよさ」をとっかかりに、ここらへんを席巻する、という可能性はあるんじゃないかと思った。iPodのように。
と、ざっと書いてみたが、実は、ブラウザなんていうコモディティ化しまくった製品をAppleが自社で出してきている理由が未だに完全には腑に落ちていない。Appleプロダクトのプラットフォームなんだと考えれば、やっぱり自分で作らないと気が済まないんだろうな。iPhoneに組み込むような話になれば、自前である必然性はより高いし。とりあえずMacのSafariを使い込んでみよう。
- 2007.06.13
- [StartMac]
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