「調理のアーキテクチャ」としてのピーラーの発見
大根の煮物を作ろうと(最近、炊事は私の担当になっている)包丁を取り出したら、妻が、大根の皮むきにはもっと便利な道具があると言った。
ピーラーだった。
これに関連して、いくつか思ったことをメモしておきます。
●専門化した道具は専門の用途に強い
大根の皮は包丁でも剥けるが、ピーラーを使った方が圧倒的に楽だし速いし楽しい。包丁は汎用性が高いが、ある種のものの皮を剥く、という分野に関しては、それに特化したピーラーの方が圧倒的に強い。ピーラーを発明した人は、きっと本人か周りの人が包丁を使って皮を剥くのが下手だったんだろうな。
●専門化した道具を求める人はいる
前にも似たような経験をした。私は画像の加工なら何でもPhotoshopでやってしまうが、普通の人は「デジカメ写真の整理や加工」には蔵衛門とかの専門ソフトを使いたいらしい。玄人向けの汎用ツールよりも狭い用途に特化したツールが、パイのでかい素人層に受ける、ということはいろんな世界であるのだろう。mixiもその一例かも。
●他者の視点は大事
妻の助言が聞けたのは、レンタル期限になったDVD(今日中に返さないと金を取られる。結局見る時間がなかったのだが、ただ返すのも悔しい)を観ながら大根の皮を剥こうと、居間に包丁を持ってきたからだった。いつも一人でコソコソやるのでなく、他者の目がある場所でやるのも大事。ビバ集合知。
●やっぱりAmazonの商品ページにはシズル感がない。
上記のAmazonのページと、こちらの楽天のページ、「ピーラー」を買おうとしている人ならどっちで買ってもいいし送料無料になるAmazonで買いたいかもしれない。
だが、ピーラーなるものを知らない人がピーラーを買うことで得られるベネフィットについて知り、購入意欲をかき立てられるページはどちらか? といえば、普通は楽天の方だろう。このカタログは京セラに断って使ってるのか? とか突っ込みたいポイントもあるけど。
もっとも、これはAmazonが商品説明に画像を使えるようにすればサクッと解決することなのだけど、現状Amazonの意識はそこにはないと見える。
- 2006.07.05
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